株式、投資信託、FX…。投資にはさまざまな方法がありますが、もしいま手元に動かせるがあるとすれば、会社員の人には不動産投資がオススメです。高額な物件への投資も、ローンを利用すれば数百万円の貯金ではじめられることも。最近では老後の資金形成や税金対策の一環としてはじめる人も多いんです。今回は、なぜ不動産投資がオススメなのかご説明します。
「着実にお金を得たい…」
そんなあなたにオススメの投資とは
2016年4月7日
会社員の資産運用には不動産投資がぴったり!
「住宅を購入する=自分の住まいのために買う」と考えがちですが、住宅には住む以外にもさまざまな活用方法があります。それが「不動産投資」。投資用マンションなどの不動産を買って利益を出すという投資方法です。なんだか敷居が高そうな気がしますが、実は投資手法としてはどちらかというと手堅い分野にあてはまるのが、不動産投資であったりします。
不動産投資とは、簡単に言えば購入した物件を第三者に貸すことによって収入を得る方法のこと。家賃収入は毎月一定なので、入居者が決まってしまえば、収入は安定します。購入後はほとんど手間いらずで、会社員の副業規定にもひっかかりません。そして、なにより会社員が不動産投資に有利な理由として「信用」を武器に銀行から融資してもらえるという点があります。通常、不動産投資をするときには、ローンを組んで物件を購入しますが、会社員は安定した収入(信用)があるので、銀行から融資がおりやすいのです。
たとえば都内のワンルームの中古物件の場合、場所や築年数などにもよりますが、物件価格は2016年2月の最新情報によると3000万円程度。通常、不動産投資をする場合、物件価格の1割程度の頭金で始め、残りの金額はローンを組みます。ですから、3000万円の物件で不動産投資をする場合、頭金は1割の300万円、残りの金額はローンを組むことになります。このようにローンを利用することで少額の貯金から不動産投資を始めることが可能になるのです。そして、住宅ローンと違い、投資用のローンはみなさん自身が支払うのではなく、入居者の家賃収入から返済していきます。毎月のお給料からローンを返済しなくても毎月借入金は返済され、その分、みなさんの資産が確実に形成されていくのです。ローンというと少し怖い気がしますが、「資産を生むよい借金」と考えてみると、少しは、怖いというイメージも払拭できるのではないでしょうか。
他にもインフレ局面に強く、節税効果もあるなどのメリットもあります。他の投資では減価償却費、損害保険、管理費などを必要経費として計上することはできませんが、不動産投資なら可能です。これにより、所得税・住民税をおさえることもできるんです。
このほか贈与税・相続税対策の一環として、不動産投資を利用する人も増えています。パートナーや子どもなどに資産を贈与・相続する場合、現金よりも不動産という形でわたしたほうが、払う税金が少なくなる場合があるからです。
不動産投資には高度なスキルは必要なし
株式投資やFXをする場合には、チャートを読み解いたり、経済ニュースをチェックしたりとそれなりに高度なスキルが必要になってきます。一方、不動産投資は他の投資と異なり、毎日眼を皿のようにしてニュースサイトをチェックしたり、情報を集めて分析したりする必要もありません。
不動産投資はあくまでも家賃が収益のベースです。入居者が住んでくれさえすれば、毎月家賃収入が振り込まれます。つまり、なにもしなくても毎月一定の利益が生まれてくるのです。利益を得るのに特別なスキルや能力は必要なく、手間も時間もかかりません。
不動産投資成功の秘訣は?
他の投資と比べ、軌道に乗ってしまえば利益を生み出しやすい不動産投資ですが、ひとつだけ必要になってくることがあります。それは投資を始める前に、将来にわたって入居者が入ってくれる確かな物件を選ぶこと。また買うタイミングや、その物件がどれだけの期間存在しどれだけの家賃収入を生んでくれるのかという、建物そのものの寿命を見極めることも必要になってきます。投資をはじめる前にこれらのポイントを検証しておけば、資産が回収できなくなるリスクを極限まで軽減できるからです。
この見極めにも、特別な能力が必要だということはまったくありません。その物件に入居者が継続的に入ってくれるかは、物件がある地域が人気のエリアかを調べればある程度予測できます。また建物の寿命については、購入する時点での築年数や地震や火災などの天災リスクを検証することで、かなりの精度で見積もることが可能です。
これに加えて、空き室になったときの入居者の募集や入居者からの生活トラブルに対応してくれる信頼のおける賃貸管理会社を選べれば、成功は約束されたようなもの。不動産投資で一番痛手になるのが、入居者が入らない空室の状態が続くことです。すでにいる入居者を手放さないように工夫し、低予算で適切なタイミングに募集をかけられれば、空室リスクの不安も解消できるでしょう。
このように不動産投資は、投資のスキルや運に左右されることの少ない、安定した投資法です。一般的なお金の教養に加えて不動産についての必要な知識を身につけたうえで投資をおこなうことで、生涯にわたって経済的な不安から解放されることも夢ではないかもしれません。不動産屋さんの前を通ったときなど、自分だったらどんな家を借りたいと思うか?いくらぐらいの物件なら、購入することができるか?など、考えてみるのも面白いかもしれませんよ。