毎月◯万円を積み立て貯金しているという話はよく聞きますが、そのお金を投資に使っている…という話しはなかなか聞きません。「投資は怖いし…」と考えているあなた。実は、毎月積み立てをするのと投資に回すと、これだけの差になるってご存知でしたか?
少しでも早く投資をはじめて、「自分資産」を増やしましょう!
月1000円でも今からやれば、100万円の差?
積立投資の恐るべきパワー
2016年8月5日
積立貯金と積立投資を比べてみよう
老後に向けて若いうちからコツコツと、毎月一定額を貯金として積み立てていくのは優秀です。 しかし現在の日本の金利は「超」がつくほど低金利。頑張って積み立てていってもお金は殖えてくれません。
コツコツ定期預金で積み立てる場合
仮に30歳から定年退職をする60歳まで、毎月2万円を積み立てていくとしたら、60歳時には720万円を積み立てたことになります。 銀行の積立定期がいくら超低金利とはいえ、多少なりとも利息は付くと思うあなた。 一体いくらになるか考えたことはありますか? 30年後も現在の定期預金金利相場0.01%がそのまま変わらないとしたら、30年後の元利合計額は7,210,781円(税引前)にしかなりません。
プラスで資産運用をすると…?
では、コツコツ貯めるついでに、毎月1,000円を積立投資に回してみるとどうでしょうか。 仮に利回り3%で運用できるとしたら30年間積み立てた元本36万円が元利合計で582,737円になるのです。 もしも利回りが5%なら、元利合計はナント832,259円。積立貯金と合わせて60歳時に8,043,040円の資産ができるということなのです。 積立投資に回す金額がもう少し多ければ、利回りがもっと高くなれば……結果は言わなくても分かりますね。
投資のセオリーが分かっていれば怖くない
貯金に比べて投資はリスクが高いというのは間違いではありません。銀行の預貯金は利率は低くても、約束された金利分の利息がもらえる安心・確実な金融商品。 それに対して投資は費やしたお金の価値が上下する不確実な金融商品です。
だからといって、値動きに一喜一憂して気が休まらないというのは正解ではありません。確かに、全財産を値動きの激しい投資商品に投じてしまっては心配で仕方がないでしょう。 でも、きちんとセオリーを踏まえておけば、リスクを抑えながらお金を増やすことだって出来るのです。 投資のセオリーはズバリ「分散投資」と「長期投資」です。
「分散投資」と「長期投資」を意識する理由
分散投資はざっくり言うと、「株だけ」「債券だけ」とひとつの金融商品に集中するのではなく、複数の金融商品に分散させることを言います。 ひとつの金融商品が値下がりしてもその他の金融商品が値上がりしていれば平均して損失を免れられるかもしれません。あるいは収益が出ているかもしれません。 また、投資のタイミングを分散するのも「分散投資」のひとつと言えます。
専門用語で「ドル・コスト平均法」と言いますが、定期的に継続して一定の金額を投資していくことで、買い付け価格を平均化することが可能になります。 ドル・コスト平均法は長期になればなるほどその効果を発揮するため、「長期投資」がセオリーの一つと言えるのです。
投資のセオリーが分かっていざ自分でやってみようと思っても、実際は「大変!」と感じるひともいるかもしれませんね。 投資をするには「何を」「どのタイミングで」「どれだけ」購入するかを決定しなければならないため、投資経験のない素人には実に難しいことかもしれません。これはプロでも神経を使うことです。
そこで、より高い利回りを求めながら、リスクを最小限に抑えたセオリーどおりの投資を実現させようと思うなら、投資信託や株式などの投資商品を積み立て方式で購入していく積立投資がおススメ。
積み立て投資のおススメのポイントとは?
積立貯金と同様に、積立投資も毎月決まった金額を決まった日に自動振替などの方法で積み立てていくことが可能です。 毎月積み立てていくから「何を」「どのタイミングで」「どれだけ」購入するかを自分で考える必要がなく、投資対象も投資タイミングも分散できますね。 コツコツ積み立てを続けていくから長期投資も可能になります。つまり、積立投資は投資セオリーをしっかりカバーしているのです。
積立額の小口化が進み、月1,000円で投資信託の積立を取扱う証券会社も増えてきています。ランチ1回分の金額で投資スタートを切れるのならぜひ試してみたいですね。 もちろん積み立てていく商品は値動きする商品ですから、積み立てたお金がいつも順調に増えていくとは限りません。 だからこそ、長く時間をかけてリスクを抑えながらお金を殖やしていくことが大切になるわけです。
NISA口座を上手に活用すると更に◎
また、今はNISA口座を活用することにより、非課税で投資を始めることも出来るため、投資をいままで行ったことが無かった人でもスタートしやすい環境といえます。NISAについては「夏ボーナス直前!今年こそはチャレンジ「NISA」の始め方」に、NISAの基本からご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
たった1,000円、2,000円の積立で、老後の自分資産の大小が変わると分かったなら、今すぐにでもはじめてみませんか。