独身で実家暮らしというと、一般的にはマンションで一人暮らしをするよりも生活費を安く抑えること ができます。貯金もしやすいので、実家暮らしのうちにお金を貯めて、結婚などのライフイベントに備えておきたいところでしょう。そこで今回は、実家暮らしならではの節約方法や、家に入れるお金の平均額について紹介します。
実家暮らし女性のお金事情!家に入れる
お金は?貯金額は?生活費は?
2018年1月25日
家にお金は入れる?入れない?
毎月支払う人が多数派
社会人になった時、一人暮らしと実家暮らしのどちらを選ぶかは人それぞれです。収入面の不安から、実家暮らしを望む女性も少なくないでしょう。実家暮らしであればマンションの家賃や管理費がかからないうえに、食費や光熱費も割安になるため、節約したい人にとってはメリットが多いと言えますよね。
しかし、浮いた分の家賃をそのまま懐に入れている人ばかりではありません。ほとんどの人は、実家にお金を入れています。学生の頃とは違い、社会人になって給料を貰っているのですから「少しでも生活費を支払いたい」と考えるのは自然なことでしょう。
また、「SUUMOジャーナル」によると半数以上の女性は渡す金額も固定しているそうです。つまり、一度決めた金額をずっと支払い続けているという事ですね。
入れない派の理由
中には実家にお金を入れていない女性もいますが、割合は20代だと約20~30%です。30代前半だと約40%まで上昇しますが、これは結婚資金の準備などがあるためでしょう。
言い換えると、特別な理由が無い限りは大半の女性が実家にお金を入れているという事になります。
また、家にお金を入れない代わりに、公共料金などを代わりに支払っているというケースや、親から貯金するように言われ、逆に受け取ってもらえないというケースもあるようです。
出典:http://suumo.jp/journal/2015/07/24/94422/
女性が家に入れるお金の平均額
株式会社マイナビの調査によると、家に入れるお金は3~5万円という人が最も多いようです。次いで多いのが1~3万円なので、平均としては、1~5万円といったところでしょう。中には「1万円未満」もしくは「5万円以上」という人もいますが、これらはあくまで少数派で、割合としては1割強でした。
実家に暮らしている間、食費・光熱費・土地代の一部などを支払うと考えれば、3~5万円という数字が妥当かもしれませんね。一人暮らしをすれば、1カ月の家賃だけで5万円以上が無くなってしまいますし、車を持っている人なら駐車場代も必要になるでしょう。
出典元:https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10764
実家暮らしの生活費はいくら?
では、毎月実家にお金を入れた場合、手元にはお金がいくら残るのでしょうか?ここでは、女性の生活費の内訳について考えてみましょう。実家暮らしの場合、一例として次のような生活費の内訳が考えられます。
女性の生活費の内訳
実家に入れるお金:3~5万円
出勤日のランチ代:11,500円(23日出勤×500円)
携帯電話代:6,000円
化粧や洋服代:1~2万円
交通費(ガソリン代):1万円
交際費:1万円
娯楽費:5,000円
保険料:3,000円
雑費:3,000円
合計額はいくら?
上の出費を合計すると、毎月の支出額は9~12万円程度です。20代前半の女性には、毎月の手取り額が13万円程度という人もいるので、このケースだと貯金がやや厳しくなるでしょう。また、人によっては毎月エクステ代や制服のクリーニング代が発生することもあるので、美容関係だけで数万円の支出になってしまいます。
※ライフスタイルは人それぞれで、食事代や交通費は状況によって変わります。上の例は、あくまで目安としてお考え下さい。
中には節約できる項目も
とはいえ、ちょっとした工夫で支出金額は減らせるものです。例えば、携帯電話を格安スマートフォンに変えたり、飲み会に行く回数を減らしたりすれば、生活費の合計を2~3万円程度を減らすことができます。そうすれば、生活費を10万円以下に抑えることも出来ます。
人によっては、実家暮らしをすることで生活費を5万円まで減らしたというケースも耳にします。結局のところ、実家暮らしであればその人のライフスタイル次第で、十分節約できるということでしょう。
20~30代の貯金平均額は?
4万円の貯金は妥当?
では、実家暮らしの場合は毎月いくら貯金をするべきなのでしょうか?先ほどの調査を見てみると、20代女性は毎月約4万円。30代前半の女性であれば3万5千円を貯金に回しています。
また、毎月の給料のうち3割は貯金をする人が多いようです。この場合、毎月の生活費が10万円で月給が15万円であれば、5万円は貯金に回すという計算になりますね。3章でお話しした「実家暮らしの生活費の内訳」では、1カ月の生活費合計が9~12万円だったので、月々4~5万円の貯金は決して難しくないでしょう。
出典元:http://suumo.jp/journal/2015/07/06/93299/
浪費をやめれば貯金はできる!
つまり、浪費をしていない限りは、実家暮らしであれば毎月数万円の貯金ができるのです。毎月5万円ずつ貯めれば年間で60万円の貯金、そこにボーナスなどをプラスすれば、100万円を貯めることも可能でしょう。
実家暮らしの場合、ほとんどの女性は毎月1~5万円程度(多数派は3~4万円)を親に支払っています。マンションの家賃よりは安上がりなので、やはり実家暮らしだと節約しやすいと言えるでしょう。手取りにもよりますが、毎月4~5万円ずつ貯金をしている人も少なくありません。「実家暮らしなのに、貯金がゼロ…」という人は、これを機に少しずつ節約してみてはいかがでしょうか?