いよいよ2018年が始まりましたね!
年の初めに、一年の抱負や目標を決める方も多いと思います。
一年の抱負や目標を決めるのと一緒に、働き方について考えてみませんか?
私らしい働き方を整えることは、私らしく充実した毎日を送ることに繋がっています。
2018年の仕事始めを明るく笑顔でスタートでき、充実した一年となりますように。
【2018年版】働き方改革
~私らしい働き方を整えよう~
2018年1月10日
働き方改革って、何?
【働き方改革】は、2016年9月 安倍首相が「一億総活躍社会」(50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会)の実現に向け「働き方改革実現推進室」を設置したのが始まりでした。
では【働き方改革】とは、どのような目的で、どのような課題に取り組む改革なのでしょうか? 簡単に説明していきます。
働き方改革 3つの目的
一つめは、「働き手を増やす」です。
日本の総人口は、1990年代以降減少し続け、労働力の主力である「生産年齢人口(15~64歳)」も予想以上に減少しています。そのため、多様な働き方を可能にし、働き手を増やしていく必要があるのです。
二つめは、「出生率の上昇」です。
一つめの「働き手を増やす」で説明したように、日本の総人口が減少し続けています。日本の50年先、100年先を見据え、総人口1億人の維持と労働人口維持のため、出生率を上げていく必要もあるのです。
三つめは、「労働生産性の向上」です。
今後、多様な働き方を可能にしていく中で、今まで通りの働き方では働き手の数は確実に減少します。
そんな中でも生産を維持し続けるために、労働生産性の向上が必要になるのです。労働の「量」はもちろん、「質」を求められる時代にいよいよ突入したわけです。
働き方改革 3つの課題
一つめは、「長時間労働」です。
日本の長時間労働は、世界の中で群を抜いて深刻な状況です。
この長時間労働は、働き手たちの過労死や精神疾患を発症する問題だけでなく、出生率や女性の活躍推進、男性の家事育児参加といった社会問題にも直結するため、早急に取り組むべき課題です。
二つめは、「同一労働同一賃金」です。
労働人口を維持するためには、多様な働き方を可能にしていかねばなりません。例えば、育児中や介護中でも働きたい人が、正社員ではなく非正規としての働き方を選ぶことも考えられます。
同一労働同一賃金は、正社員でも非正規でも同じ待遇とし、働き方を自由に選べる社会に変えていく取り組みです。
三つめは、「高齢者の就労促進」です。
今、高齢者の多くが定年を迎えた後も「働きたい」と考えています。
高齢者が生きがいを感じながら元気に働き続けられる環境を整えることは、働き手を増やすためにも不可欠な取り組みです。
働き方改革で何が変わる?
この【働き方改革】によって、あなたの周りは、どのように変化していくのでしょう? 想像力を働かせながら、読み進めてくださいね。
職場が変わる?
多様な働き方が始まると、職場はリモートワーク化します。例えば、社員それぞれ始業時間や終業時間が違ったり、オフィス勤務だけでなく在宅勤務やカフェ勤務といった、場所を選ばない自由な働き方が可能になることも。
仲間が変わる?
働き手を増やすためには、ダイバーシティ化します。例えば、出産育児中の女性、高齢者、障がい者、外国人などが仲間に加わります。
それとは逆に、あなたの上司や同僚たちが、育児や介護で長期休暇を取得したり、オフィス勤務をやめ在宅勤務に変わったりすることも考えられます。
私も変わる?
結婚、出産、育児、旦那の転勤…。あなたにもこの先いろいろな人生の節目が待っています。節目ごとに、私らしい働き方を整えていく必要がありそうですね。
充実した毎日を送りたいあなたへ
【働き方改革】に取り組む中「ワークライフバランス」の重要性が再び注目されています。ワークライフバランスとは、「生活と仕事が相乗効果をもたらすバランスの取れた状態」のことです。
生活と仕事の時間配分をきっちり分けたり、切り離して考えたりすることでは決してありません。
【働き方改革】により、この先日本では、生涯働き続けることが当たり前の時代がやって来ます。まさに「働くことは生きること」働くことと生きることは一体です。私らしい働き方を整えることは、私らしいバランスの取れた毎日を積み重ねる生き方にも繋がっています。
そのバランスは、人それぞれなので、どこにも答えはありません。私は、何をしている時に心地よいと感じるのだろう? 何をしている時が楽しいのだろう?
充実感を得られるのはどんな時だろう?
あなたなりの答えを、しっかり導き出しておきましょう。
その答えを、社会や人との関わりの中や、【働き方改革】において、実践していくことが、充実した毎日を送るために大切なことです。
2018年の仕事始めを明るく笑顔でスタートでき、充実した一年となりますように。