いつの頃からか、仕事でも生き方でも、親や周りの力を借りずに自分自身で解決することが当たり前になったあなた。そこそこ一人前になって、人生の大事なことも自分で決断できる――なんて自画自賛している人は多いでしょう。それなのに、イザお金のことになると不安を感じることは少なくないものです。
自分の力で貯金や投資に頑張ってみるのはいいですが、セカンドオピニオンも聞いてみませんか。
お金は大事なモノだから、
お奨めしたいセカンドオピニオン
2017年10月20日
セカンドオピニオンって?
主に医療の現場で用いられているセカンドオピニオンという言葉。直訳すると「セカンド=第2の」「オピニオン=意見」という意味ですね。
国立ガン研究センターのサイトを参照すると、セカンドオピニオンとは「診断や治療方法について、担当医以外の医師の意見を聞くこと。
別の医師の意見を聞くことで、患者さんがより納得のいく治療を選択することを目指す」と定義されています。
どんな時にセカンドオピニオンが必要になるの?
医療とお金では比較にならない部分も多々ありますが、お金の貯め方、増やし方にもセカンドオピニオンは有効です。
たとえば、ボーナスをもらって貯金をしたいとき、保険に入ろうと思ったとき、投資にチャレンジしようと思ったときなど。
金融機関の窓口に出向いて営業員に相談するのはいいですが、別の金融機関やファイナンシャルプランナーなどのお金のプロのセカンドオピニオンを聞くことで、商品選びやお金の預け方により納得のいく方法を選択することができるかもしれません。
仮に、最初に相談した営業員のおすすめを選択することになっても、セカンドオピニオンをもらうことで、あなた自身のお金に対する理解度が高まり、より納得できるはずです。
オーダーメイドの意見をもらうのが、お金のセカンドオピニオン
今の世の中では賢いお金の貯め方、増やし方、節約方法、投資に関するABC……など、さまざまな本やネットで知識を得ることができます。
しかし、ライフプランは十人十色。資産形成の目的はもちろん、収入額や生活にかかる必要金額、年齢、家族構成、社会(企業)保障、万一の時の家族からの援助可否など、人それぞれに持っているバックグラウンドは異なります。
万人向けではなく自分だけの情報を手に入れる
本やネットで得られる知識は、金融商品の仕組みやお金の大切さなどを理解することができますが、あくまで万人向けの情報。
仮に○○歳代、年収△△万円の会社員、独身OL、お一人さま……と対象を絞ってはいても、あなたがそのカテゴリに当てはまるとはいえ、そのカテゴリでアドバイスされている内容があなた自身に丸々当てはまるとは限らないのです。
「みんなはどうやって、いくらくらいお金を貯めているの?」なんて気になる情報を確認し、自分を奮起させるのにはいいですが、「じゃあ、あなたはどうやってお金を貯める?」という段階になれば、オーダーメイドの意見が有効になるんです。
効率的にお金を貯めて、人生を楽しもう
誤った素人判断によって命の危険性がある 医療とは違い、お金の場合はプロの意見がなくてもお金を貯めたり増やしたりすることは可能です。
仮に値動きリスクのある金融商品に投資する場合でも、博打的な金銭投下をしなければ破産に陥るようなことはないでしょう。
しかし、プロの意見の有無によってお金の貯まり方・増え方が変わってくることは大いにあります。
たとえば、効率的にお金を増やそうと思ったら、金利の違いを利用する方法がありますね。毎月3万円ずつ年利0.01%の貯金商品(1年複利)に積立てていく場合、5年後の元利合計額は1,800,346円になりますが、年利が1%なら5年後の元利合計額は1,836,799円、3%だと1,912,636円へと上がります。
この数字だけを見ると、誰もが3%の金利を選択したいと思うでしょう。
しかし、金利がいい=値動きリスクがあるというのが一般的で、あなたの目的、置かれている状況、そして市況などを総合的に判断しながら金融商品の選択をしなければなりません。
もしも、お金が必要なゴール地点に損失が大きく出ていたり、保有している金融商品が塩漬けになってしまうようでは、当初の見積もりが外れてしまうどころか必要なときに必要なお金を手にすることができなくなってしまいます。
プロの目線を知ることで、目標達成が早くなる
金融商品や投資に関する業界は、知識はもとより情報量も成功のカギを握っています。
お金の教養を身につけようと頑張るマネー美人は賢明ですが、プロとの情報量には大きな違いがあるんです。
納得のいく意見をもらい、効率的にお金を増やして人生を楽しんでくださいね。