食費の節約しようと頑張る給料前に臨時のこづかいを夫にねだられ、カチン!…なんて、夫婦喧嘩の原因としても高いポイントを占める金銭感覚のズレ。
たとえ些細なことでも、長い人生をずっと一緒に歩んでいく間に不満が募って離婚なんてことになっては困ります。
これから結婚を考える女子のためにも、世間でよくある夫婦間の金銭感覚の違いを紹介します。
それってオトコ脳とオンナ脳のせい?
夫婦間の金銭感覚の違い
2017年8月24日
知りたい!夫婦間の金銭感覚のズレ
夫婦間の金銭感覚のズレ、世間の夫婦はどのようなズレがあるのでしょうか。「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)に金銭感覚のズレに関する興味深いデータがあるのでみてみましょう。
夫が妻に対してズレを実感するポイントは、「ファッションや美容へのお金のかけ方」が最も大きく22.1%、次いで「飲み会へのお金のかけ方」19.5%、そして「外食へのお金のかけ方」19.1%と続きます。
では逆に、妻が夫に対して実感するズレはというと、「趣味へのお金のかけ方」が最も大きく34.5%、次に「外食へのお金のかけ方」29.1%、そして「食費や日用品へのお金のかけ方」で25.2%となっています。
例えば、妻が買う洋服や化粧品が高い、美容院にお金をかけ過ぎ…なんて思いつつ、同僚や友人との飲み会にもっと行きたいけど妻に文句を言われる、などと考える男性が多いのかもしれません。
妻は妻で、趣味のためなら金額を考えずに出費したり、買い物に行ってくれるのはいいけど値段の比較をせずに買ってくる夫に不満を持っているのかもしれません。
感覚のズレは女性の方が感じている
夫婦間の金銭感覚のズレは世間でもよくあること。ちなみに、20代に比べて夫婦間の金銭感覚のズレを実感することが増えたと答える30代・40代男性は66%ですが、女性は78.4%と約12%上回っています。
歳を追うごとに女性の方がズレを感じやすくなる傾向がうかがえ、長い結婚生活にストレスを感じるようになっては大変です。
学術的なことは分かりませんが、これって、オトコ脳とオンナ脳の違いかもしれません。金銭感覚の一致は円滑な夫婦生活のためにも大切なことですが、脳が違うなら分かり合えないこともある!と大きく構えてみるのもいいかもしれません。
カチンとくることも少なくなるかもしれませんよ。
※「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)http://www.smbc-cf.com/news/news_20170306_896.html
家計管理は夫婦共同のシゴトです
このように、分かり合えないこともある…と考えると、気持ち的には楽になりますが、家計というのは夫婦・家族が30年、40年と長い期間を一緒に暮らしていくためのお金ということを忘れずに。家計管理は夫婦共同作業という意識を持つようにしましょう。
方法はさまざま
夫婦共同作業というのは、どちらか一方に任せてはいけないということではありません。
家計管理の方法には、夫か妻のどちらか一方が一元管理する方法、費目ごとに分担して管理し合う方法、共用財布を持つ方法など、さまざまな方法があり、どの方法がいいかは各夫婦によって異なります。
詳しく知りたい方は「ちょっと聞きたい!気になる!『ぶっちゃけ、夫婦の財布はどうしてる?』」をチェックしてみてくださいね。
ですから、夫婦共同作業というのは、実際にどの方法を採るにしろ、常に家計の状況をオープンにしてお互いが把握しておくように努めるということです。
理解することが肝心
お互いに家計の状況を把握するようにしていれば、自ずと「明日飲み会に誘われてるけど、日をずらしてもらおう」とか「家飲みにしてもらえない?」なんて行動の変更もできるようになるかもしれません。
お互いの金銭感覚のズレに対して何もしなければ不平不満を感じるだけ。でも、多少のズレがあるのは仕方ないけど…と思いながらも、夫婦共同で家計のやりくりをしていくように努めていけば、30年、40年と長く続く夫婦の家計を円滑に保ち続けることができるかもしれませんね。
貯金だって、夫婦で力を合わせよう
結婚した夫婦の先には子どもの誕生、教育費、マイホーム購入等々まとまったお金が必要となる場面が待ち受けています。
これらの資金準備には、夫婦で力を合わせる以外に成り立たないといっても過言ではありません。
もともとオトコ脳とオンナ脳で違いがあるのですから、子どもに買う洋服代や、塾へのお金のかけ方、年に1度の旅行の行き先、車のランクなど、ライフイベントの中で発生する必要なお金の額にもズレが発生するかもしれません。
そうなれば、スーパーで298円のお肉を買ったか398円のお肉を買ったかの比にはなりません。
家族の問題だからこそ
旅行や子供の教育など、さまざまに訪れる将来イベントの計画について、共通の目的を持ち、そのためにはいくらお金が必要なのか、お互いに認識をひとつにし、夫婦の決めゴトをつくっておきましょう。
夫婦の決めゴトに関しては、「結婚前に話しておきたい夫婦のお金のこと」の記事も参考にしてみてくださいね。