投資について、あなたはどんな印象を持っていますか?もし「怖い」と考えて敬遠しているのなら、そもそも投資のルールを誤解している可能性があります。安全な投資法を知って、定期的に訪れる「稼げる相場」を活用できるようになりましょう!今回は、よくある投資の間違いについて基本的なポイントからお話します。
「投資=怖い」は嘘?
初心者によくある4つの間違い
2017年8月25日
間違い①投資はハイリスクで危険
まずは、よく聞く「投資=ハイリスクで危険」という意見について考えてみましょう。ここでは、投資の基本について説明します。
投資のリスクは自分で選択できます
投資ではリスクの大きさを自分で決めることができます。ハイリスクとローリスクのどちらを取るのか、それを決めるのは投資会社ではなく「あなた自身」です。
ローリスクな投資法を選べば、その分リターン(利益)も少なくなりますが、もし損失が出たとしても少額で済むので安全に取引することができます。逆にハイリスクな投資法を選べばハイリターンを期待できますが、危険度も比例します。
つまり「投資=危険」なのではなく、ハイリスクな取引をする投資家が危険なのです。極端な話をすると、10万円しか投資していない人が何百万円もの借金を作るというケースはほとんどないでしょう。
初心者がハイリスクな投資をすると?
ハイリスクな投資をして稼いでいる人もいますが、資産運用の方法を間違ったり相場が不利な方向に動いたりすると、短期間で大きな損失を出すケースもあります。そのため、初心者にはローリスクな取引をおすすめします。
例えば「アベノミクス」が行われていた時期を思い出してみてください。最初の頃は、相場がどんどん円安に進んでいたので、円を買えば稼げる状態でした。しかし、最終的には多くの投資家が乱高下の激しい相場に振り回され、損失を出していましたよね?
このような乱高下の激しい相場で、大金を投資するとどうなるでしょうか?当然ながら、相場が予想外の方向に動くと逆に大損しますよね。
間違い②投資で稼げるのはお金持ちだけ
「投資には大金が必要」と考えている人がいますが、これも間違いです。1つ前の項目で述べた通り、投資は少額からでもはじめられるのです。実際に、ネット上の証券会社や銀行のホームページでは、1万円以下で買える投資信託などが販売されています。
主婦やOLでも稼げるの?
投資は主婦やOLが行っても全く問題ありません。「投資=お金持ちするもの」という印象を持つ方もいますが、ある程度の収入と貯金があれば手軽にはじめられます。
定期預金金利の低さなどを考えると、むしろ収入の少ない一般人こそ投資をした方が良いという意見もあるほどです。老後の生活費や退職金が足りないという人は、今後の生活レベルを保つために投資を始めても良いでしょう。
ただし、生活資金や貯金の全てを投資に使ってしまうのはNG行為です!損をするケースや急な出費が必要になった時のことを考えて、余裕資金での資産運用をおすすめします。
間違い③「儲け時」のニュースが出たら即買い
次は投資のタイミングについて考えてみましょう。稼ぐためには、いつ株や外貨を買えばよいのでしょうか?
投資の基礎!株や外貨を買うタイミング
テレビや新聞では「A社の株が値上がりした」「株を買って儲けた人が急増中」などのニュースを見かけることがありますが、このような情報にすぐ飛びついてはいけません。
「今が儲け時」という特定のニュースだけを頼りにするのではなく、まずは「なぜ今が買い時なのか」を考えてみましょう。
投資に慣れてくると「ニュースでは買い時だと言っていたけど、そろそろトレンドが変わりそう」というケースも少なくありません。相場のサイクルなど、他の情報も必ずチェックしてみて下さい。意外と落とし穴が多いことに気づくはずです。
なぜニュースを頼りにしてはいけないの?
例えば「株を買って稼いだ人が急増中」というニュースが出た場合について考えてみて下さい。相場が上昇トレンドに入っているなら、そこで株を買えば儲けられる可能性もあるでしょう。
しかし、逆の可能性もあることを忘れてはいけません。ニュースが出た頃にはすでに「買われた後」で、相場の天井が近い可能性もあるのです。言い換えると、賢い投資家はすでに手を引いた後という状況ですね。
ニュースそのものは事実ですが、情報をそのまま鵜呑みにすると失敗につながるパターンも考えられるでしょう。ニュースはあくまで判断材料の一つだということを、覚えておいてください。
間違い④人気の企業や上場企業は安心
投資家によっては「人気の企業や上場企業の株は安心できる」と考えている人もいます。確かに、人気の企業で株価が右肩上がりなら、その会社の株を買っても良いでしょう。しかし、人気企業の株を買えば、取引が100%成功するという訳ではありません。
人気企業や上場企業の株だからと言って、必ずしも安定している(株価の暴落が起こらない)とは限りません。「みんなが買っている会社の株は安心」という考え方は間違いではありませんが、それだけの情報を頼りにしてしまうと投資が失敗する可能性があるでしょう。
自分なりの視点で捉えて
これは株だけでなく、外貨など他の金融商品にも当てはまる話です。先にふれた通り「なぜ買われているのか?なぜ売られているのか?」という点について、しっかり調べておきましょう。
いかがでしたか?投資は危険なものではありませんし、ましてや大金が必要という訳でもありません。少額で、いつでも始められるのです。
ただし、その際にはニュースや周囲の意見に流されず、しっかり投資商品のリサーチを行いましょう。一つの情報だけを信じるのではなく、さまざまな角度から投資商品の価値や買うタイミングについて考えることをおすすめします。
自分にピッタリの投資を調べたいという人がいたら「投資初心者がスタートしやすい 投信、株、外貨投資とは」をチェックしてみてくださいね。