老後はリッチで楽しい生活を送りたい。そんな時に役に立つのが投資です。節約だけでは老後の資金まで貯められないというとき、投資による収入があれば、効率よくお金を増やせるでしょう。しかし、投資にはリスクがつきものです。投資で失敗した事例の中には、働く女性が陥りやすいパターンもあるのです。失敗の原因と対策を知り、賢い資産運用に役立ててみましょう。
投資の前に知っておきたい!
働く女性によくある3つの失敗パターン
2017年4月24日
失敗その1:予約注文を活用していない
自分で投資を行う場合、ウェブ上で取引を行えば24時間いつでも注文することができます。「予約機能」を上手く活用し、損失を最小限におさえる取引方法を覚えましょう。
投資はプロに任せるべき?
投資にはいろいろな種類があり、運用の方法は人それぞれです。運用方法としては、大きく分けると「自分自身で取引を行う」か「プロに任せる」のどちらかになるでしょう。
投資はプロに任せた方が安全だと考える人が多いですが、人に運用してもらうとなると、その分の手数料がかかります。本人による運用とプロによる運用、どちらを選んだとしてもメリット・デメリットがあるのです。そのため、自分で運用するという考え方もアリでしょう。
投資のプロは注文上手!損失を減らす予約注文とは?
働く女性が自分で投資をする場合、いくつか注意しておきたいポイントがあります。その中の一つが「予約注文をすること」です。予約注文とは、事前に売買注文を出しておくことですね。
投資をするとなると、相場の動きをチェックしておく必要があります。数日間放置してしまうと、気づいた時には大きな損失が出ているかもしれません。毎日相場をチェックしていたとしても、勤務中に相場が暴落・・・なんてケースも考えられるでしょう。その場合、暴落に気づいたところで後の祭りです。
そこで役に立つのが予約注文。既に株や外貨などを保有している場合、事前に「損失が〇円になったら決済する」という注文を出しておくことで、損失を限定できるのです。
また、「利益が〇円に達した時点で決済する」という予約注文を出しておけば、勤務中でも投資で利益を得られるでしょう。つまり、予約注文を上手く使うえば損失を限定したり、効率よく利益を増やしたりすることができるのです。
失敗その2:仕事中に相場が気になってしまう
自分自身で資金運用していると、どうしても相場の動きが気になります。プライベートの時間だけでなく、勤務中さえも相場を確認したくなるという人は意外と多いのです。勤務中は仕事に集中するべき・・・と頭ではわかっていても、ついついスマートフォンで 相場を見てしまう人は少なくありません。
上の章で紹介した予約注文機能を使えば、勤務中でも自動決済されるので、相場を気にする必要はありません。しかし、投資に慣れていない人だと、どうしても損益が気になってしまうようです。また、困ったことに投資がストレスになり、イライラするというケースもあります。
このような「気になる病」や「イライラ病」を防ぐためには、リスクの小さい投資法がおすすめです。 言い換えると、ローリスクローリターンな資金運用をするということですね。
というのも、リスクが高い投資を行うと、多少の相場変動で大損につながるためです。 投資のリスクが高すぎると、余計に相場状況が気になってしまうもの。相場が不利な方向に動いても、致命傷にならないような取引を心がけましょう。
失敗その3:堅実すぎる女性は「チャレンジ」ができない
老後のために、今から資金運用をはじめている賢い女性の皆さん。中には、堅実で計画的な人も多いでしょう。このようなタイプであれば、決して無理な資金運用はせず、常に安全な取引を心がけているのではないでしょうか?
堅実すぎてチャンスを逃すことも
投資をする場合、リスク管理はとても大切な項目です。堅実な取引ができる人は、大きな損失を出しにくいでしょう。投資で資産を築いた億万長者にも、実は安全を重視の取引をしている人が多いのです。
しかし、安全性を重視しすぎるのも考え物です。というのも、堅実すぎて絶好のトレードチャンスを逃してしまうためです。時には、チャレンジが必要になるケースもあるでしょう。
チャレンジが必要な時とは?
例えば株を購入する場合、株が一番安くなっているタイミング(底値)で買うのが正解ですよね。ところが、人によっては「まだ下がるかも・・・」と取引に対して臆病になってしまい、結局買い時を逃してしまいます。
この状態が続けると、いつまで経っても取引ができないという悪循環に陥ってしまいます。そのため、ここ一番のタイミングでチャレンジすることも必要でしょう。
ただし、チャレンジの前に経済ニュースや投資サイトの情報を参考にすることをおすすめします。投資のプロでも、相場予想を外すことは珍しくありません。初心者であれば、なおさら予想が外れやすいでしょう。自信があったとしても、一度状況確認をしてみてください。
現在の日本経済や金利について考えると、投資は賢い手段だと言えるでしょう。数年先を予想して、今から資金作りをしておきたいところです。しかし、投資には失敗がつきもので、ちょっとした油断や勘違いから大きな損失を出してしまうこともあります。投資のプロでさえ失敗するのですから、未経験者は尚更注意しておきたいところです。今回紹介した失敗例と対処法をインプットし、あなたのが投資をする時に役立ててもらえると嬉しいです。