人生の大きな転機である結婚や出産。仲の良い友達や会社の上司など、たくさんの方々から祝福してもらい、お祝いや贈り物をいただくことがありますね。そのお返しとして贈るのが「内祝い」です。いつ頃、いくらぐらいの品物を贈るのか、熨斗には何と書くのかなどの内祝いマナーはもちろん、どんなプレゼントを贈ると喜んでもらえるのでしょうか。今回は、あなたのセンスが試される、内祝い事情について見ていきましょう。
あなたのセンスが試される!
結婚・出産内祝い
今人気の贈り物とは?
2017年3月27日
そもそも内祝いとは?
内祝いは、「結婚」「出産」「新築」「病気快気」などのお祝いごとがあったときに、お世話になった方やこれからお世話になる方に、そのご報告やお披露目を兼ねて、記念となる品物を贈ることを言います。
もともとは、お祝いをいただいたか、いただいていないにかかわらず、お披露目の会をしたり、贈り物を送ることを「内祝い」と言いました。しかし、現在の内祝いは、いただいたお祝いへのお返しと考えるのが一般的となっていますね。
押さえておきたい内祝いマナー
それでは、女性にとって人生の大きなイベントである「結婚」「出産」の内祝いについて、そのマナーを確認しておきましょう。
いつ贈ればいいの?
結婚の場合は、お祝いをくださった方で、結婚式に出席しなかった方に、式から1ヶ月以内に贈り物を送るのがマナーです。一方、出産の場合は、赤ちゃんが産まれてから1ヶ月頃までに贈り物を送ります。
いくらの品物を贈る?
内祝いは、いただいた品物や、金額の半額程度のものを送るのがルール。高すぎるプレゼントだと、相手に気を使わせてしまいますし、安すぎるプレゼントだと、失礼にあたります。いただいた品物や金額に合わせて、相手に喜んでもらえる、ぴったりの内祝いを選ぶようにしましょう。
「熨斗」には何を書くの?
内祝いの品物には、熨斗紙をつけて表書きをします。
結婚内祝いの場合、紅白の「結び切り」が印刷された熨斗紙を使用します。結び切りは、一度結ぶとほどけないということから「結婚した二人が一生涯結ばれる」という願いが込められています。熨斗紙の上部には「寿」または「内祝」と書くのが一般的。そして、その下に夫婦の名前を並べて記載します。
一方、出産内祝いの場合、紅白の「蝶結び」の熨斗紙を使用します。熨斗紙に「内祝」と表書きをして、下に赤ちゃんの名前を記入しましょう。出産の内祝いでは、赤ちゃんのお名前をお披露目するという目的もあります。最近では、赤ちゃんの名前の読み方が多様化しているので、名前に「ふりがな」をふっておくと、より丁寧で親切ですね。
おすすめ内祝いギフト
お祝いをいただいた方にぴったりの内祝いを探すのは、楽しみでもあり、色々と頭を悩ましますよね。そこで、相手のタイプ別に、最適な贈り物選びのポイントをご紹介します。
目上の人おすすめ カタログギフト
会社の上司や先輩、年上の親戚などに内祝いを贈る場合におすすめなのが、カタログギフトです。さまざまな商品の中から、自分で好きなものを選ぶことができるので、相手にも喜ばれるでしょう。最近のカタログギフトは、ブランドもののタオルやカバンなどの商品に加え、お肉やお酒などのグルメ商品、さらには温泉旅行やテーマパークの入場券など、種類も豊富。金額も細かく設定されており、インターネットで注文もできるので、とても便利です。
お友達にはセンスが光る贈り物を
親しいお友達や会社の同僚には、あなたのセンスが光る内祝いを選んでみてはいかがでしょうか。例えば、結婚内祝いの場合、結婚式を行ったホテルのオリジナルのお菓子やタオルのセット。また新婚旅行で訪れた旅行先のシャンプーやバスソルトセットなどもオススメです。
出産内祝いの場合は、赤ちゃんの誕生月や季節に合わせた贈り物も素敵ですね。春には、「桜」にちなんだお菓子や、冬には保温性の高いブランケットなども喜ばれるでしょう。
こんな内祝いは要注意
一方、もらった人が少し困ってしまう内祝いもあるので、要チェックです。例えば、結婚内祝いの場合、新郎新婦の顔が印刷されたお皿やマグカップ、出産内祝いでは、赤ちゃんの名前が印刷されたタオルなどがそれに当たります。いただいた人は、家の中に飾るわけにもいかず、捨てるわけにもいかず、使い方に困ってしまうかもしれません。
新郎新婦の顔や赤ちゃんの名前などを内祝いに入れたい場合は、カステラやクッキーなどのいわゆる「消えもの」(食料などの消耗品)に印字して、プレゼントするのが良いでしょう。相手も保管場所に困ることがありませんね。
いかがだったでしょうか。結婚や出産の内祝いについて、理解は深まりましたか。内祝いを贈る機会はなかなかないので、最初はそのルールについて戸惑ってしまうかもしれません。日頃お世話になっており人や、これからお世話になる方に、真心をこめて、あなたのセンスが光る素敵なプレゼントを贈りましょう。