冬のボーナスが支給される時期ですね。この時ばかりはカツカツだった毎日の生活に、ほんの少しゆとりができたように感じてしまいます。
「年末年始セールでいっぱい服買えるかも♪」「スキー旅行や温泉旅行に行っちゃおうかな!」とついつい楽しいことを考えがちですが、油断は禁物。冬のボーナスは慎重に扱わないと、痛い目にあってしまいますよ!
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2016年12月14日
冬のボーナス、みんないくらもらってる?
楽しみな冬のボーナス、今年の冬はいくらもらえるのか、みんなはいくらもらうのか気になりますね。経団連が発表した2016年冬のボーナスの妥結額はナント平均92万7,892円。
これは昨年と比べて約7,700円ほどアップしている状況とのこと。 とはいえ、この平金額は東証一部に上場、従業員数500人以上、主要20業種大手245社を対象としたもの。
中小企業や公務員、また大手企業でも東証一部に上場していない企業などはこのなかに含まれていないのです。
そこで、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「2016年冬のボーナス見通し」を見ると、民間企業全体では37万1,676円。
国家公務員の推定支給額は69万8,500円となっています。 増加幅に差はありますが、いずれも前年に比べてボーナス推定額はアップ。ますます楽しみになりますね。
冬の膨らむ出費に向けて、ボーナス消費は慎重に
ボーナスの使い道に思いをめぐらせるのは楽しいですが、冬は何かと出費が増える季節。気を引き締めてボーナス管理を行いましょう。
年末年始のイベントは工夫してこなそう
クリスマスパーティから始まって忘年会、新年会など年末年始は集まりごとのイベント目白押し。
1回当たりの参加費が3,000円程度だとしても5回あると15,000円。プレゼントや諸々の諸費用を含めると数万円かかる場合もありますね。
毎月の給料から出すのが大変だからと、むやみにボーナスから出すのではなく、持ち寄りホームパーティにするなど節約法も考えて。
冬の大セールには要注意!
冬服は夏服に比べて割高で出費がかさむもの。冬のバーゲンでまとめ買いをしたい気持ちは分かります。
でも、セールというおトク感とボーナス気分の相乗効果で出費を膨らまさないよう気をつけて。
初売りセールや福袋なども同じ。気の緩みで必要のないものまで買うのはもってのほかです。
旅行はしっかりと先を見据えて
年末年始に帰省する人も、旅行する人も、このシーズンの旅費は割高です。
ついついボーナスで充当したくなりますが、もしGWにも旅行へ出かけたいならその分の費用もストックしておかなければなりません。
月々の給料からも旅行費用を先取りで貯金するなど、計画的に準備をしていきたいですね。
親戚へのお年玉なども計画的に
気を引き締めておかないと、ついつい出費が大きくなるのはが甥・姪・親戚などへのお年玉。
特にあなたがシングルで、もともと使えるお金に余裕がある上に、ボーナスで気が緩んでしまうと危険です。
子どもの笑顔可愛さに大盤振る舞いしてしまうかも。 子どもの年齢に合った相場を調べておくなど、お年玉も事前計画が大切です。
計画的にボーナス管理ができる活用術はコレ☆
頑張って働いたご褒美のボーナスだから、賢く、有効に使いたいですね。消費してしまうだけでなく、貯金やお金を増やすことなども実行してみましょう。
臨時出費に備えてまずは貯金
毎月コツコツ貯金をしているとしても、家電製品が壊れたり、友人や同僚の冠婚葬祭があったりと、突発的な大型出費に対応するのは難しい場合もありますね。
予測できない臨時出費は流動性の高い預貯金で準備をしておきたいものです。
ボーナスの2~3割程度は臨時出費用に残しておきましょう。
仮にボーナスの金額が40万円なら10万円前後ということです。 日々の生活費と混同させないように、生活口座とは別に臨時出費用の貯金口座を作っておきましょう。
自己投資には積極的に使ってみて!
まとまったお金が入った時は、自己投資にお金を費やしてみるのもおススメです。スキルアップしたくても、通学・通信講座の受講に結構お金がかかって二の足を踏んでいる人はボーナス時がチャンスです。
そもそもボーナスの金額は「基本給×○ヶ月分」として計算される会社も多いもの。スキルアップして基本給が上がれば将来的なボーナス金額のアップが見込めますし、自己投資費用を回収できればそれこそボーナスの有効活用になりますね。
資産運用にトライすることも忘れずに
ボーナス時は多くの金融機関で定期預金の金利キャンペーンが実施されます。 例えば、通常年利0.03%が0.12%になるなど、4倍の金利が付くことも。しかし10万円を預けても1年後に付与される利息は120円(税引前)。税引き後の手取り利息は95円です。
臨時出費に備えるためには金利が低くても流動性を優先して預貯金での準備をおススメしますが、それ以外に残すお金は資産運用で増やすことにトライして。
老後資金など将来の資産準備のためには効率的に運用することも大切です。
ボーナスで10万円単位のまとまったお金を投資に回すことができれば、日常生活費を切り詰めずに資産運用にチャレンジできますよ。 NISAにチャレンジするのもおすすめ。
「夏ボーナス直前!今年こそはチャレンジ「NISA」の始め方」の記事をチェックしながら、より賢いボーナスの活用をしていってくださいね。