今話題の仮想通貨にチャレンジしようと思うけれど、いったい何から始めればいいの?と考えている方はいませんか。仮想通貨を始める際に必要な手続きと、初心者の方が必ず頭に入れておくべき注意点を確認しましょう。さまざまな仮想通貨の種類もご紹介しますよ。
仮想通貨を始めるには?
初心者が必ず注意すべきポイント3つ
2018年2月28日
仮想通貨の種類を知りたい
そもそも仮想通貨とは、私たちが普段使っている「円」や海外のお金である「ドル」や「ユーロ」とは全く別のもので、実体がないデジタル通貨です。
また、株や投資信託などと同様に、資産運用の対象と見られることが多いですが、きちんと法整備された有価証券への投資と異なり、仮想通貨は、管理や法律の整備が追いついていないという現状があります。
仮想通貨は、なんと1,000種類以上もあります。
その中でも一番有名でシェアが大きいものは「ビットコイン」という種類のもの。ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれています。
そして、アルトコインには、「イーサリアム」「リップル」「ビットコインキャッシュ」「カルダノ」など、たくさんの種類の仮想通貨があるのです。
どうやって仮想通貨を始めるの?
仮想通貨の取引を始める場合は、証券口座を開設するように、仮想通貨取引所に登録をする必要があります。
仮想通貨取引所としては、「ビットフライヤー」や「Zaif」が有名です。
仮想通貨取引所への登録には、運転免許証などの本人確認書類の提出や、住所確認の手続きが必要となるので、1週間前後日数がかかります。
仮想通貨のやり取りを始める前に、あらかじめ準備しておきましょうね。
仮想通貨取引所への登録作業が完了したら、お金を入金します。インターネットバンキングやクレジットカードなどを利用し、仮想通貨を購入するためのお金を取引所に入金しましょう。
こちらも、証券会社の口座にお金を入金する仕組みと似ていますね。仮想通貨の場合、入出金には手数料がかかるのが一般的です。
そして、取引所にお金を入金したら、いよいよ仮想通貨を購入することができますよ。
基本的には、購入したい通貨(ビットコインやイーサリアム)を指定して、どのくらい購入したいか数量を入力すればオッケーです。
ビットフライヤーやZaifは、スマートフォン用のアプリもあるので、初心者でも分かりやすい仕組みになっています。
初心者が注意すべき点とは?
意外と簡単に取引がスタートできてしまう仮想通貨ですが、取引をする際には、必ず確認しておきたい注意点があります。しっかりチェックしておきましょう。
万全のセキュリティを設定する
銀行口座や証券口座も同様ですが、仮想通貨取引所で仮想通貨をやり取りする際に必要なパスワードを複雑なものにする、売買する際のセキュリティを二段階認証に設定するなど、安全対策をしっかり行うようにしましょう。
最近では、仮想通貨取引所がサイバー攻撃を受けて、仮想通貨が流出してしまうという、とてもショッキングな事件が起こりました。
このような危険から少しでも免れるために、自分でできるセキュリティ対策は万全にしておきましょう。
仮想通貨のリスクを把握する
仮想通貨は、一般的な株や投資信託などの有価証券と全く別のものです。
値動きが激しい分、大きく利益を上げる可能性がありますが、逆に大損をすることもあります。
また、仮想通貨の世界では、さまざまな新しい技術が開発されており、「ブロックチェーン」や「マイニング」など、投資初心者の方には聞きなれない用語が次々に登場してきます。
仮想通貨で本格的に投資をしようと考えている人は、これらの用語についてもある程度は理解することが大切。
よく分からないまま、どんどん投資を進めないように注意しましょう。
大金をつぎ込まない
株や投資信託で資産運用をする際も同様ですが、仮想通貨においても、一つの通貨にお金を集中して投資することはやめましょう。
資産運用は分散投資が基本です。仮想通貨だけに集中して自分の資産を投資するのではなく、投資信託や債券、預貯金など、バランス良く保有することが大切。
そして、何か困ったことがあった時に、とっさに使えるお金を準備しておくことが重要ですよ。
仮想通貨への投資は、あくまでご自身の余剰資金で、生活が苦しくならない範囲内で行うようにしましょう。
いかがだったでしょうか。仮想通貨の始め方やその注意点について、理解は深まりましたか。
投資初心者でも意外と簡単にスタートすることができる仮想通貨ですが、一般的な有価証券に比べると、法整備や管理体制などがまだ完璧ではありません。
取引を始める場合は、このような仮想通貨のリスクをきちんと理解した上で、自己責任で取引を行うようにしましょう。