「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉があるように、年が明けると年度末までは駆け足に日が進んでいくものです。この春からひとり暮らしを始めようかと検討している方は、家電量販店を下見したり、そろそろ生活用品を準備し始める頃かもしれませんね。ひとり暮らしになると、毎日の家計のやりくりも自分の管理の下で進めていかなければなりません。お金を上手に管理するためのポイントを3つお伝えします。
ひとり暮らし女子必見!
貯め上手さんがやってる
家計のやりくりポイントベスト3
2018年1月17日
ポイントその① 「必要なもの」を見分けよう
毎日の家計を上手くやりくりするために、まずは上手な買い物の仕方を身に付けることが大切です。
なぜなら、買い物は毎日の生活に欠かせない行為。直接お金が出ていく行動ですから、やりくり上手になるためには避けて通れないポイントですよね。
そこで、1つ目のやりくりポイントは「必要なものを見分けよう」です。
上手な買い物の仕方を身に付けるためには、買おうとしている商品が「必要なもの」なのか、「欲しいもの」なのかを見分けられることが大切です。
お店にある商品は、「必要なもの」と「欲しいもの」が混ざり合って陳列されています。
「必要なもの」とは、「毎日の暮らしに無いと困るもの」のことです。毎日の食事のための食材や、衣類、日用品、学校で使うものなどが考えられます。
一方、「欲しいもの」とは、「毎日の暮らしに無くても困らないけど、あった方がよりうれしいもの」のことです。お菓子やジュースなどの嗜好品がイメージしやすいと思います。
衣類や日用品は「必要なもの」と説明しましたが、必要量以上にファッションを楽しんでいたり、汚れがよく落ちる謳い文句につられて似たような洗剤を何本も買っていたりすれば、それは「欲しいもの」に分類されることもありますね。
必要なものは、人によって違う
衣類の例のように、同じ商品でも買う人が買う理由をどう考えるかによって「必要なもの」になる場合と「欲しいもの」になる場合があります。
必要なものとして買った商品は、家計上は“消費”という扱いになりますね。
消費を上手くコントロールできるようになれば、「欲しいもの」に回せるお金を増やすことができます。
もし、消費をコントロールするために支出金額を抑えたいと思ったら、
×生活全体の質を落とす(安物買いをする) ではなく、
〇必要なものをより厳選する
という意識で生活を改善する方が上手くいきますよ!
さらに、「欲しいもの」に回したお金は“浪費”と“投資”に分類することができます。
どちらにあたる買い物かをしっかり見極め、浪費より投資に使う割合を増やしていくように心がければ、無駄のない理想の支出に近づくことができますね。
ポイントその② 生活費と交際費は分けよう
2つ目のやりくりポイントは「生活費と交際費を別にしておくこと」です。毎日の買い物を上手くやりくりしていても、ドーンと大きな出費でそのペースを崩してしまうのが交際費です。
20代30代女子は『友人が結婚出産ラッシュ!』な時期でもありますから、上手な対処法をマスターしたいですね。
交際費は、毎月の生活費とは別に管理をします。
年間で予算を立てて、必要額を月割にして積み立てるようにします。
まずはご祝儀などの大きな出費から考えてみましょう。
起こりそうなイベントを予想しよう
結婚式に出席したり、出産のお祝いを渡す機会が年間何件ほどありそうかを予想します。
仮に結婚祝いが3万×3回、出産祝いが1万×3回と考えると、年間12万円。月当たり1万確保することになりますね。
プラスして毎月の飲み会代やデート代などの予算を加えると、毎月の積み立てに必要な交際費を見積もることができます。
ポイントその③ しっかり貯金しよう
3つ目のやりくりポイントは「しっかり貯金しよう」です。よく言われることですが、貯金は先取りが基本。
余ったお金を貯金に回そうという気持ちでは、なかなかお金は貯まりません。
必要な貯金額を初めに避けておき、残りのお金で生活します。
先取り貯蓄の方法として、「給料日に貯金する分のお金を別の口座にすぐ移す」などの方法がありますが、反対に、「生活費を別口座に避けて、そっちを使う」という方法も管理がしやすくオススメです。
この方法にすると、毎月の生活費が同じ金額になるので予算の管理がしやすくなります。
貯金は目的を持って続けよう
では、貯金額についてはどのように考えればよいでしょうか。最も確実なのは、ライフプランから将来にかかるお金を見積もって、年間貯金額を割り出す方法です。
教育資金にいくら、住宅資金にいくらと見積もっておけば、必要な額まで目的を持って貯金することができます。
現在の収入をもとに考えるならば、「手取りの2割」を目標にしたいところです。
特に、今後結婚や出産の予定がある場合は、今は貯金のがんばりどき!と考えて浪費を抑えましょう。将来のための貯金とは別に、交際費の積み立て、さらに突発的な買い物(家具家電が壊れたなど)用の積み立てがあると安心です。
月々5000円でも年間で6万円になります。家電の買い替えに良い資金になりますね。
3つのポイントを押さえて、充実した毎日を過ごそう!
今回は3つのポイントを押さえて「やりくりのコツ」をお伝えしました。上手にやりくりをして、家計をしっかり管理すれば、“良いこと”があります。
それは、「自由」といううれしいオマケが付いてくることです。
目的を持った先取り貯蓄まで家計管理がしっかりできていれば、毎月の予算の中で余った分のお金は自由に使うことができるのです。
お金のことが不安になるのは、足りているのか足りていないのか分からないことが原因。
反対にしっかり管理できていれば使える範囲も明確になるので、モヤモヤせずにお金を使うことができますよ!
お金の管理は大変だからと目を背けず、できることから始めてみましょう。
ポイントを押さえた家計管理で、充実した毎日を過ごしてくださいね!