大人になると急に多くなるのが、冠婚葬祭などのイベントごと。親しい人から、懐かしのあの人まで、相手の立場によって、ご祝儀やお香典などのお金をいくら用意したらよいのか、迷ってしまうことがありますね。「みんなはどのくらい出しているの?」そして「どうやって貯めればいいの?」一度は誰もが悩む、冠婚葬祭のお金についてチェックしてみましょう。
突然の出費どうする?
冠婚葬祭のお金
2016年6月27日
結婚式のご祝儀 相場はいくら?
20代から30代にかけて、招待される機会が多くなる結婚式。現在は、王道のホテル婚に加え、会費制のレストラン婚や、海外でのリゾート婚など、結婚式にもさまざまな種類があり、ご祝儀として、どのくらいお金を包めばよいのか悩んでしまうこともありますね。
具体的には…
ホテルや結婚式場と呼ばれる施設で行われる結婚式に、友人として招待された場合、3万円をご祝儀として包むのが一般的。新郎新婦の年齢が若い場合や、地域によっては、1万円札1枚、5千円札2枚を包み、合計2万円をご祝儀とする場合もあるようです。また、あなたが新郎新婦の親族または会社の上司の場合、5万円や7万円など、お祝いとして多めにお金を包む方もいるでしょう。
こんなルールもある
ご祝儀袋には、縁起を担いで、「2」で割れない枚数のお札を入れるというルールがあります。1万円札を2枚入れたり、1万円札を4枚入れたり、偶数枚数のお札を入れるのはタブーです。しっかり覚えておきましょう。
今流行りのレストラン婚、リゾート婚の場合は?
会費制のレストラン婚の場合は、一般的にご祝儀を渡す必要はありません。しかし、あなたが新郎新婦の親族または会社の上司の場合、1万円や3万円など、あくまでお祝いの気持ちとしてご祝儀を渡すことは問題ありません。
また、個人的にとても仲がよい友達の場合は、ペアグラスや写真立てなど、結婚お祝いのプレゼントを贈るのも良いでしょう。 海外で行われるリゾート婚の場合、飛行機代金やホテル代金を誰が負担するかによって、ご祝儀の有無が変わってきます。新郎新婦が全て費用を負担してくれた場合は、ご祝儀はきちんと渡すようにしましょう。
一方、飛行機代やホテル代を自分で負担した場合は、新郎新婦からご祝儀をお断りされることが多いようです。分からない場合は、新郎新婦と直接コミュニケーションをとって相談してみるのも、ひとつの手段ですね。
お香典で注意しなければならないポイントとは?
それでは、お友達のご家族や会社の上司などに不幸があった場合、お香典はどのくらいの金額を包めば良いのでしょうか。
お香典の金額は、全国平均3千円から1万円程度と言われています。金額を決めるポイントは、亡くなられた方とあなたとの関係性から判断します。
関係性で変わる金額
例えば、叔父叔母など、親や兄弟以外の親族の場合は1万円、面識はなかったけれどもお世話になった方のご家族の場合は、5千円程度を包むのが一般的。あまりに大きな金額を包むと、喪家の方々も恐縮してしまうので、常識的な範囲で用意するようにしましょう。
最期のお別れ、マナーをしっかりと振り返ろう
また、お香典袋に入れるお札について、きれいな新札を使うと「前もって死を予期して用意していた」という意味があることから、すでに使用して折り目のついた古いお札を包まなければなりません。
さらに、仏教やキリスト教など、宗教によって香典袋の書き方に違いがあります。どんな宗教でも使える表書きは「御霊前」で、通夜でも葬儀でも使うことができます。事前にきちんと確認するようにしましょう。
急な冠婚葬祭費用 しっかり準備しておこう
結婚式やお葬式などの冠婚葬祭にかかる費用は、大人としてきちんと日頃から用意しておくことが大切です。「お金がないので式に出席できません」という訳にはいきませんね。
特に20代から30代にかけては、結婚式に招待されることが多くなるので、お金に余裕がある時でも散財せず、普段からきちんと貯金しておくことが重要。冠婚葬祭費用やもしもの時の予備費として、毎月1万円程度貯金する習慣をつけましょう。
また、ボーナスが支払われた時に10万<円程度を予備費として一括貯金しておく方法もあります。貯め方についてはこちらの「貯まらない人必見!確実にお金が貯まる黄金ルールとは」の記事も参考にしてみてくださいね。
初めての場合、分からないことが多い冠婚葬祭のルール。きちんとお金を準備して、結婚式やお葬式などをスマートに乗り切るステキ女子を目指しましょう。