老後生活を考えると不安だし、できれば将来のためにもマンションも買いたい。お金はいくらあっても困らないし……なんて、節約や貯金に頑張っているあなた。賢明な考えですが、ケチケチになっていませんか?貯金することに頑張るのはいいですが、お金を使うことに罪悪感を感じてしまったら要注意です。
せっかく頑張って働いて稼いだお金、上手に貯めて、上手に使う、そんなお金美人を目指してみませんか。
お金を「使えない症候群」?!
上手なお金の貯め方と使い方
2017年10月4日
あなたはお金を使えない症候群になってない?
だんだんと残高が増えていく通帳を見てニヤッとした経験はありませんか?貯金の額が増えていくのを確認するのは嬉しいもの。貯金を始めた当初は辛かった節約や我慢も、いまでは何てことはなく、むしろ貯めることが喜びとなっている人もいるかもしれませんね。
症候群はどんなもの?
でも、ちょっと待って。お金を貯めるのはいいけれど、必要以上に節約をしてお金を使えない症候群になるのは考えものです。
お金を使えない症候群、つまり、お金を使うことに罪悪感を感じるようになり、生活や人付き合いのさまざまな面でケチケチしてしまう……。
それが巡り巡って、仕事、健康、etc……、豊かな人生を送るために大切なものごとに支障をきたしてしまうかもしれません。
メリハリ、ちゃんとついてる?
お金を使うことの罪悪感には感じるべきことと、感じなくていいことがあるんです。
たとえば、○○用のお金を貯めるために先取り貯金をしているけど、欲しい物が目に入るとついつい払出してしまう……。
目的があって貯めているお金を引き出していてはお金は一向に貯まりませんから、こんな場合は罪悪感を感じるべきでしょう。
一方で、目標どおりに貯金ができているのであれば罪悪感を感じる必要はありません。
再確認!お金を貯めるのは何のため?!
人の一生のうちにはまとまった金額のお金が必要になる場面があります。結婚資金、留学資金、車購入、マンション購入の頭金etc……。
何に、いくらお金が必要なのかは人それぞれに異なりますが、賢明なあなたは貯金の必要性を感じ、節約や貯金に励んでいることでしょう。
- ○歳で会社を辞めて1年間語学留学をするのが夢。○歳までに留学資金を200万円貯める!
- 40歳までにマンションを買いたい!頭金を払っても多少は貯金が残るよう、400万円は貯めておきたい。
- 特に理由はないけどお金がないのは不安。年収分くらいは貯めておきたいなあ…。
このように、目的や金額は違っても、貯め上手のキホンは明確な貯金の目的があることです。
「何年後に」「いくら」というゴールから逆算することで、月々いくら貯金をしていけばいいのかが確認できますし、先取り貯金などで実行に移していけますね。
あなたもこのキホンを再確認して、貯めるお金・使うお金のメリハリをつけていきましょう。
効率的にお金を貯めて、人生を楽しもう
目的を持ってお金を貯めるということは、言い換えると「お金を使うために」貯めるということです。それなのにお金を使えない症候群になってしまうのは本末転倒。
お金を使えない症候群予備軍になってるな…と思ったら、使い上手になるためのトレーニングもしてみましょう。
あなたの目的はなに?
その第一歩は、目的に応じたお金の増やし方をすることです。
むやみに貯めるのではなく、目的に応じた金融商品を選び、ゴール地点の必要金額から金利に応じ、月々の預入額を決めていけばいいのです。
たとえば、老後が心配だからとお金を貯めるのは賢明ですが、老後は遠い先のことですから金利の良い金融商品や税制特典のある金融商品を選べば、その分月々の預入額が少なくて済みますね。
つまり、効率的にお金を貯めていけば、その分お金を使えるんです。60歳までに○千万円貯めなきゃいけないとコツコツ貯めていくだけではケチケチせざるを得ず、60歳になるまでお金を使えない症候群で人生を楽しめません。
そうはいっても数ある金融商品の中から目的ごとに選ぶのは労力を要しますし、税制などが絡めばややこしさにストレスを感じてしまうかもしれません。
それならお金のプロであるFPにサポートしてもらうのも有効な手といえるでしょう。
FPに相談するメリットについては「ライフプラン相談を ファイナンシャルプランナーに 依頼する3つのメリットとは」をチェックしてみてくださいね。
上手にお金を貯めて、お金を使うトレーニングをして人生を楽しんでください。