貯金ができない人におすすめの「理想の家計費プラン作り」。なんとなくのイメージだけで「私には無理」と思っている人がいます。
子どもの頃に、1,000円以内などの決められた予算でやりくりして遠足のお菓子を買ったことを覚えているでしょうか?
理想の家計費プランも同じです。自分の中にある否定的な気持ちが、できないと感じさせてしまっているだけ。
「実は意外と簡単なことかも」と思える4つのコツをご紹介します。
できないと勘違いしていませんか?
理想の家計費プラン作りのコツ4つ
2017年7月19日
否定的な気持ちを前向きにするには?
あなたには、自分の未来にわくわくする気持ちがありますか?
もしかするとわくわくは遠く、不安な気持ちに苛まれているという人もいるかもしれませんね。
老後の生活費など、不安を挙げたらきりがないのは誰でも同じ。隣の家の人も古くからの友人も、同じ電車内に偶然居合わせた人も、みんなそうです。
自分でできる心の転換
あなたの歩み方次第で、未来はいくらでも変えられます。なぜなら人生はあなたが決められる、あなただけのものだからです。
あなたの今の収入は、学生時代には持てなかったような金額のはず。その特別感を思い出しましょう。「これだけしかないから、ためられない」から「これで、どんな生活をしていこうかな」への心の転換がポイントとなってきます。
姿勢を正すことから始めてみよう
「理屈はわかるけれど、なんとなく気分が盛り上がらない」、そんなときもありますね。
今、あなたの姿勢はどんな感じでしょうか?
骨盤を後ろに倒したリラックススタイルの場合、「しっかりしよう」という意識づけに役立つ脳のスイッチをうまくオンにできません。
だらだらと間食をしたりスイーツを食べたりしているときは、大抵後ろにもたれかかるような姿勢になっているはず。
前向きな気持ちに切り替えるためには、姿勢を正して脳のスイッチをオンにする必要があるのです。
体と心はつながっています。姿勢を変えると、気持ちも変わります。ぜひ試してみてください。
まずは準備から
脳のスイッチをオンにしたら、ノートとペンを準備しましょう。まずは現状の確認からスタートです。
今の欲望と未来の満足感
準備はできたでしょうか?まずは、窮屈なことは何も考えず、今の欲望のまま貯蓄以外の家計費を積み上げて計算してみましょう。
食費
住居費
光熱費
医療費
通信費
娯楽費
保険
交通費
その他
総額はいくらになりましたか? 今の収入に見合っていますか?
「今、使いたいと思っているお金」の欲望を持ったまま貯蓄ができていない5年後の自分を想像し、その生活で幸せを感じることができるのか、将来への不安を抱えていないか考えてみましょう。
今の欲望のまま思い通りにお金を使ったとしても、得られるハッピーな気持ちが限定的なものであることに気がつくのではないでしょうか。
その気づきが、家計スリム化にチャレンジできるチャンスを運んできます。
慎重に決めていきたい人は…
決まっている部分を埋めていく
慎重に「理想の家計費を決めたい」と思っている人は、まず家賃など固定の項目を埋めていきましょう。欲望の気づきを得た人も、ここからやり直します。
次に、理想の貯蓄月額を埋めます。できれば、具体的な目標をイメージして決めてほしいところです。結婚式費用やマンション購入費用、老後のための費用などの目的で考えることもあれば、短期でも中期、長期などの期間で考えてみてもいいです。
何年でいくらためたいのかに合わせて貯蓄月額を決めます。更にしっかりと考えたい場合は、ライフプラン表をあわせて作成してみると良いでしょう。ライフプランのつくり方については「30分あればOK! 人生設計に役立つ ライフプランニング表を自作してみよう」をチェックしてみてくださいね。
残りの項目の配分は「自分次第」
さて、肝心なところをご紹介します。
収入から既に埋まっている項目の金額を差し引いて、残りの項目の金額配分を考えます。
「思ったよりも少ない金額でやりくりしないといけないのだな」と感じるのではないでしょうか。
しかし、限られた金額を配分していく過程で、自分が何に価値を置いているのかが見えてきます。その見えてきた価値観が1年後、2年後にも変わらないのかどうか自分自身に問いかけましょう。
「通信費を減らそう」「保険を見直してみようかな」など、今できることを探します。
未来はいくらでも変えられることを実感してくださいね。
完璧を目指さない
テストの回答ではないから
あなたの理想の家計費プランは、ただ1つに決まるものではありません。
いつ変更してもいいものであり、知識や収入の変化などにあわせて見直すこともあるでしょう。
新しい目標が見つかったときにも、見直そうと思えるのではないでしょうか。
テストの回答のように「これ」と決まっているわけではなく、人に見せるために見栄を張る必要もありません。
「これがいい感じかも」の気持ち良さ
今の自分にぴったりのプランであれば、気持ち良さを感じるはずです。
シンプルに「これがいい感じ」と思えればOK。その気持ちが行動に反映され、理想のやりくりを実現していきます。
プランとともに気持ち良く過ごしていく自分をイメージしましょう。
理想の家計費プラン作りでは、遠足のお菓子選びのときのように「今ある予算を肯定的に捉える気持ち」が大切。
外せないもの(貯蓄や生活にとって大事なこと)のために、ほかの部分をやりくりするイメージです。
姿勢を整えて、前向きな気持ちになれたら準備OK。
いつ変更してもいいのですから、気軽に取り組んでみてくださいね。