仕事から帰宅したときや友人たちと楽しく食事をするときにお酒を飲むことで笑顔になれる人が多いのではないでしょうか。お酒にはリラックス効果があるため、上司から受けた厳しい言葉やつらい時間を忘れたいときにも役立ちますね。
しかし、「お酒代が気になるから節約したい!」と思っている人も多いはず。今回の記事では、お酒代の節約方法や酒税アップの話などについてご紹介していきます。
お酒代の節約方法
~ 酒税アップにも備えたい!? ~
2017年6月19日
お酒代節約の気持ちを高めるために
「お酒代を節約したいなと思っていたけれど、これまでなかなか実行できなかった」という人も多いのではないでしょうか。なんとなく身についてしまった習慣を変えることに抵抗を感じているかもしれませんね。その気持ちは、誰でも同じです。お酒代の節約意識を高めるために、新しい見方・考え方を取り入れてみましょう。
まず1つ目の豆知識としてご紹介したいのが、「1954年の女性の飲酒者が13%だった」こと。お酒を飲んでいた女性の割合が7~8人に1人だったのです。
1954年は学校給食法が公布された年であり、マリリン・モンローが来日した年でもあります。昭和の時代ですが、長い歴史で考えると遠い昔とは言えないのではないでしょうか。当時の女性たちは、お酒に多く頼らなくてもしっかり笑顔で暮らすことができていました。
女性の飲酒量は男性よりも少な目がいい!?
厚生労働省が定義する「節度ある適度な飲酒」の数値はアルコール20g/日です。ビールでは中ビン1本、日本酒なら1合、チュウハイで350ml缶1本が目安となります。
知っておきたい注意点ですが、女性の場合はこの目安量よりも少な目がよいとされています。女性のアルコール分解速度は男性に比べて遅く、男性よりもアルコールによる臓器障害を起こしやすいのです。
諸外国のガイドラインにおいても、男性と女性はアルコール許容量がそれぞれ別で定められていることが一般的。例えばビールであれば、女性は350ml缶1本と考えるとちょうどよいようです。
量を減らすつもりはなく、少しでも安くという人
お酒に関する豆知識を知っても、「やっぱり飲む量や回数を減らすことはできない!」というタイプの人は、お酒の種類や購入場所を工夫して節約しましょう。
★少しでも安くしたいあなたはココに注目★
・コンビニではなくスーパーやディスカウントストアでお酒を買う
・1本買いをせず、まとめ買いにする
・ビールの本数の割合を減らし、発泡酒や第3のビールの本数の割合を増やす
・安い焼酎や安いワインも活用する
外飲みがやめられない人
外飲みの回数を減らし、家飲みに切り替えるとお酒代を節約できます。
しかし、外飲みで気のおけない友人と語り合う時間を大切にしている人もいるでしょう。アルコールが入ることで可能となるコミュニケーションの雰囲気もありますね。
★外飲み派はココに注目★
・飲食店で注文する食事やおつまみの選び方に気をつける
・予算に合わせたお店選びをする
・1カ月あたりの外飲み回数を決める
健康と美容を大事にしたい人
寝酒は睡眠の質を悪くする
健康と美容を大事にしている人は、その視点でお酒代の節約を考えましょう。
お酒を飲んだ日の翌朝、肌の調子がいま一つと感じた経験のある人も多いのではないでしょうか。寝る直前のお酒は、睡眠の質を悪くする原因になります。睡眠の質が悪いとホルモン分泌がスムーズに行われないため、美容にマイナスです。
★健康と美容が大事なあなたはココがポイント★
・就寝の2~3時間前には飲酒をやめる
・帰宅が遅くなったときは、健康的な美しさを保つためと思って我慢する
上手に飲めば美容にプラス
お酒には、食欲増進効果や血行をよくする効果があります。適量を守れば、美容や健康によい飲み物としてつき合えます。ただし、アルコールの分解のためにビタミンBが消費されてしまうため、飲み過ぎてしまうと健康・美容面でマイナスとなります。
冷え性に悩む女性は、お酒の選び方にも気をつけてみましょう。日本酒や赤ワインは体を温め、ビールや焼酎、白ワインは体を冷やしてしまいますよ。
酒税がアップするって本当!?
お酒には、税金がかけられています。そのため、税率が変わるとお酒の価格に影響します。例えば缶ビール35mlにかかる税金は77円、発泡酒で47円、第三のビールで28円です。
税制改正により、これらが変わることが決まりました。10年をかけて行う段階的な変更により最終的に3つの税率が統一されおよそ55円になります。ビールの酒税が下がり、発泡酒と第3のビールの酒税はアップするということです。
ワインと日本酒の税率も統一されます。ワインの酒税がアップし、日本酒の酒税は下がります。お酒の価格の変化にうまく対応し、お酒代をコントロールしていきたいですね。
お酒を飲んだ後に空き缶を見て「また飲んでしまった」、お店を出るときに「また出費を増やしてしまった」と気分が落ち込むような機会はなくしたいものです。お酒を気持ちよく飲むだけでなく、飲んだ後も「飲んでよかった」と思いたいですね。
あらかじめ「このくらいの量と予算で」と決めておくと、毎回気持ちよくお酒を飲むことができます。自分に合った節約方法を決め、よいイメージだけでお酒とつき合っていきましょう。