3月8日が「国際女性デー」ということを知っていましたか?1975年に国連がこの日を制定し、以来、女性の権利とさらなる前進に向けて話し合う機会を目指し、様々な働きかけが世界各地で行われています。でも実は、それよりもっと以前から、自身のため、他者のため、社会のために確固たる意思を持って活動していた女性は少なくありません。現代の働く女性にもさまざまな学びを与えてくれる、彼女達の生き方や言葉。国際女性デーにちなみ、社会で偉業を上げ、現在も私たちの心に残るカッコイイ女性たちの、お金にまつわる名言を紹介します。
心に刻みたい!かっこいい女性のお金の名言7選
2017年2月15日
お金持ちな人と豊かな人
『世の中には、お金持ちな人と豊かな人ってのがいるわ』
女子の憧れ、フランスのファッションデザイナーで「シャネル」の創業者であるココ・シャネル(1883-1971)の名言です。
もともと貧しい環境に生まれ育った彼女、お金持ちへの憧れもあったかもしれません。でも彼女にとっては「豊か」な方が重要だったよう。彼女にとって豊かとは、エレガントであること、お洒落でいること、贅沢をすること、Etc。彼女曰く『贅沢とはお金を持っていることや、けばけばしく飾り立てることではなく、下品でないこと』とのこと。心豊かな素敵女子だといえそうですね。
ただ、素晴らしい女になりたい
『お金が欲しいんじゃない。ただ、素晴らしい女になりたいの。』
20世紀を代表するアメリカの女優、マリリン・モンロー (1926-1962) の名言です。
富や名声を手にしながらも、彼女はお金ではなく「素晴らしい女性であること」を目指していたようです。
ということは、逆に素晴らしい女性を目指し、女子力をアップしていれば、お金との縁も強まってくるかもしれません。
女子力アップに関しては、こちらの記事もぜひチェックしてくださいね。
賢明さは人生を生きる糧
『知識と賢明さを取り違えないように。知識は生計を立てるのに役立ちますが、賢明さは人生を生きる糧となるのです。』
米国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの夫人、エレノア・ルーズベルト(1884-1962)の明言です。国連代表、婦人運動家、文筆家として、世界の女性の地位向上などに大きく貢献した彼女の言葉には深みがありますね。
お金に困らないで生きるためには知識も賢明さも必要です。でも、お金の知識と教養があれば、より有利な貯金や投資でお金を増やすことができるでしょう。賢明さがあれば、買い物や投資などの判断も適切におこなうことができるでしょう。これらは節約や家計管理に役立ちますね。あなたもお金の教養と賢明さを身につけて、お金に困らない人生を歩んでいきましょう!
お金は天から降ってこない
『お金は天から降ってこない。地上で稼ぎ出さねばならない。』
その強硬な性格から、「鉄の女」と呼ばれた英国の元首相、マーガレット・サッチャー(1925-2013)の名言です。
お金は自分自身で稼ぎ出すもの、毎日頑張って働いて収入を得る…働き女子なら当たり前のようなことですが、心がくじけそうになるときもありますね。そんなときに強い女をイメージしながらこの言葉を思い出すことで、また頑張れるかもしれません。
だけど、働きたくてもどうしても働けない人だっているはず。そんな人に知っておいて欲しいのが、労働収入だけではなく、運用などで得られる収入だってあるということ。お金の教養を身につけて、上手に自分の稼ぎを築いていってくださいね。
富を得るには倹約よりも生産事業を起こすことが必要
『日本の現在のもっともたいへんなところは経済です。富を得ることが必要です。富を得るには倹約よりも生産事業を起こすことが必要になります。』
NHKの連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン・あさの実在モデル、広岡浅子(1849-1919)の名言です。ドラマを見て、あさの生き方に感銘を受け、ポジティブに頑張っている女子も多いはず。実業家、教育者、社会運動家らしいこの言葉、生産事業を起こす=起業を意味しているのかもしれませんが、起業でなくてもお金を生み出すことは誰にだって出来るんです。仕事や投資で、あなたも富を得ちゃいましょう!
大切なのは自分が望んだように生きること
『大切なのは自分が望んだように生きること。そして、それを続けること。お金があっても不幸な人生をおくるより、ずっと満足できるはず。』
米国の女性作家、『子鹿物語』の著者であるマージョリー・キナン・ローリングス(1986-1953)の名言です。
6歳の頃から文章らしき物を書き始め、11歳のときにはワシントンポスト紙への投稿で賞金(原稿料)を手にしたという彼女。以降も文学への夢を持ち続けながら作家として歩んでいった彼女の人生を想像すると理解できる言葉です。たしかにお金は生きるために必要だけど、お金があっても自分の望みが叶わなかったり、自由が利かなければお金の価値はあまり意味がありません。だからこそ貯金をするには目的を持って、その目的に合わせた貯め方・増やし方をすることが大切なのです。
金銀というものはまさに汚れそのもの
『利欲にはしれる浮き世の人あさましく、厭わしく、これゆえにかく狂えるかと見れば、金銀はほとんど塵芥の様にぞ覚えし。』
5千円札の肖像にもなっている、日本の小説家、樋口一葉(1872-1896)の名言です。
現代風に訳せば、『自分の私利私欲に心を奪われ、利他の精神を忘れた世界が広がる光景は、何と無残で見苦しいものか。金銀はまさに汚れのように思われる。』
身内の不幸から17歳にして一家を担う立場になった彼女。知人に借金を申込んだり、さまざまな支援を受けながら文筆活動を続けていたとされています。私たちの生活に豊かさをもたらすお金ですが、心のたかが外れるとたちまち我を見失うことになってしまうことも。常に心の片隅にこの言葉を置いておきたいですね。
生きるためにお金は切っても切り離せないもの。社会で偉業を成し遂げた、カッコイイ女性の名言を筆者なりにお金にまつわり解釈してみましたがいかがでしたか?お金を味方につけて、人生をもっと楽しむためのヒントがあなたにも届けば幸いです。