気付くとお金がなくなっていて、なかなか貯金ができない…。この悩みを持っている女性は多いはず。「けど家計簿をつけるのも面倒だし」と何もしていないのはもったいない!いまの収入と支出を把握しないことには、適切にお金を使ったり貯金したりすることはできません。もし、今貯金ができないことに悩んでいて、さらに毎月いくら使っているかも分からなければ、家計の収入と支出を把握することから始めてみませんか?
貯金ができない人必見!
お金を貯めるために必要なモノとは?
2016年3月9日
見るべきは通帳と家計簿たった2つだけ
さて、収入(手取り)は給与明細を確認すれば一目瞭然ですが、支出は自分がいくら使ったか、どうすればわかると思いますか?支出の中でも、家賃や住宅ローンの返済、クレジットカード、保険料など大きなお金は、銀行口座から引き落とされることが多いので、記帳すれば明確になりますね。
しかし、食費や交通費などはいかがでしょう。こうした日々少しずつ払っているお金は、家計簿をきっちりつけていない限りはなかなか把握できません。とはいえ、毎日家計簿をつけるのは面倒で挫折してしまった……という人は少なくないはず。
そこで、今回は簡単な家計簿のつけ方もお伝えします。
レシートが家計簿がわりに?
まずは、支出の中の変動費を項目別に分けます。次に、その項目ごとにボックスを作ります。あとは、ボックスごとにレシートを貯めていき、1ヶ月分をまとめて計算するだけ!レシートが発行されない電車やバスなどの交通費や、自動販売機などのレシートがでない買い物は、その場でメモをとり、そのメモをボックスに入れるようにしましょう。
家計簿をつけるといっても、ざっくりと何にどれくらい使っているのかを把握することが目的なので、1円単位まできっちり計算する必要はなし。1円未満はすべて四捨五入でOKです。
【収入】……給料から税金、社会保険料を引いた額が手取り収入。各種保険料や財形貯蓄なども天引きされている場合は支出や貯金として管理。
【支出】……支出に関しては「固定支出」と「変動支出」に分ける。
[固定支出]……住居費や月額の保険料、教育費など毎月一定額の支出。銀行口座から引き落とされることが多く、把握しやすい。
[変動支出]……食費、光熱費、通信費、レジャー費、自己投資、衣服費、美容費など、月によって金額が変わる支出。
闇雲に節約するより、収支を見える化して貯金美人への一歩を
このように支出を項目ごとに分けていくことで、自分が何にいくら使っているのかが大きく把握できるようになります。そして、明らかに食費がかかり過ぎていれば食費を気にかけ、洋服代がかさんでいれば洋服を買うのを少し検討するなどの工夫を。
みんなは食費にどのくらい使っている?
総務省の家計調査(2015年)によると34歳以下の働くシングル・一人暮らしの人の、1ヶ月当りの食費は4万5,552円。1日あたりにすると約1,500円となります。これは外食を含む金額です。「1,500円を超えたらアウト!」と考える人もいるかもしれませんが、1日の食事にかける予算が1,500円というだけのこと。
ランチ女子会があり、一日で3,000円使ってしまったなら、明日と明後日は1日当り750円に絞ればいいのです。闇雲に節約をするのでなく、「どうすれば楽しく過ごせるだろう」と考えながらお金を使うことがポイントです。
ムダな部分を発見すれば、その分を貯金に回すことができます。まずは家計の収入と支出を把握して、貯金美人への一歩を踏み出しましょう。