結婚式、というとみなさんどのようなものを思い浮かべますか?洋装・和装・ホテルで、レストランで…。時代の流れとともに、結婚式の方法は多様化してきています。プランによって大きく変わる結婚のお金。一体どのくらいの金額になるのか確認してみましょう。
どのくらい必要?
プラン別・結婚式の予算とお金の準備
2016年10月3日
ゴージャスなリゾート婚
軽井沢のチャペルや沖縄など、憧れのリゾート地でのウェディング。一生に一度のことだから、海や緑に囲まれた素敵な場所で、非日常を味わえるリゾート婚は女子の夢かもしれません。 しかし憧れとは裏腹に、高価なイメージにあきらめてしまう人も少なくありません。
リゾート婚をする人は意外に少ない?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2015調べ」によると、2014年4月~2015年3月の間に挙式した人のうち、国内リゾート挙式を検討した人は23%。そのうち、実際に国内リゾート挙式をした人は7%しかいないんです。残り16%の人がなぜ検討しつつもリゾート挙式をしなかったのかというと……。 理由はいくつかありますが、「出席者の金銭的な負担を考えて」が21%、「予算の関係」が20%と「金銭的な事情」が全体の41%と広範囲を占めているんです。 でも実はケースバイケース。 たとえば東京在住のカップルが沖縄でリゾート挙式をするなら交通費や宿泊費も費用として見積もらなければなりません。 ゲストの交通費や宿泊費を誰が負担するかによっても、予算は大きく変わります。ゲスト負担で出席してもらう代わりにご祝儀をいただかないという方法もありますが、その場合はご祝儀を当てにすることは出来なくなります。
一工夫で多少は割安になる傾向も
一方で、挙式や披露宴だけでなく新婚旅行を兼ねれば、トータルで割安になることもあるんです。 リゾート挙式は普通の挙式に比べて多くの費用がかかるという訳では決してありません。挙式や衣装、写真、パーティなどが含まれたプランで10人前後の少人数制なら50万円前後から。 しかし人数が増え、宿泊も含まれるなら150万~250万円と金額も膨らんでいくので、誰をどのくらい呼ぶのかをしっかりと考えることが大切です。
ベーシックなホテル婚
本人およびゲストのアクセスを考えて、結婚式場やホテルで挙式・披露宴というカップルはやっぱり大多数をしめています。 アクセスが良いためゲストも招待しやすいことに加えて、料理や飾りつけなどの細かなセッティングの打ち合わせも気軽にできるのはいいですが、かなりまとまった予算を見積もっておいた方が良さそうです。 前述アンケート調査によると、ホテル婚でかかった費用の平均は399.7万円と、リゾート婚よりも高い金額です。
場所の工夫で40万円の節約に?!
しかしこの場合もプラン次第で高くも安くもなるんです。 たとえば挙式と披露宴が同会場なら396.3万円ですが、それぞれ別会場で行うと357.1万円と約40万円の差。ちょっと足を運ぶだけで40万円の節約ができるのは大きいですね。 ほかにも、自分達の希望にあわせて内容やランクを選ぶフリープランにするか、挙式料や衣装、料理などの基本的なアイテムがセットで、必要に応じて追加していくパックプランにするかによっても差が出ますよ。 フリープランにして招待状やウェルカムボードは自分たちで作成したり、ウェディングケーキはお菓子作りが得意な友達にお願いするなど、さまざまな工夫で節約できるといいですね。
アットホームなレストランウェディング
参列してくれるゲストに結婚を承認してもらう人前式スタイルの挙式など、形式にしばられない、カジュアルでアットホームなレストランウェディングも人気が出ています。 でも一生に一度の結婚だからと、普段はあまり食べられない本格フレンチや懐石などをゲストに振舞うとなれば予算のことが気になります。 アンケートの結果を見ると、レストラン婚で料理と飲み物にかかった費用はゲスト一人当り15,900円が平均額。ドレスや装花、キャンドルなどの費用は別に必要ですが、少人数で行えば予算面でも気軽に行えそうですね。
リーズナブルなフォトウェディング
ドレスや着物はいろいろ着たいし、一生残る思いでも作りたい。でもお金はかけたくないから披露宴はしたくない、という人はフォトウェディングもおススメです。 フォトウェディングは多くのフォトスタジオや写真専門業者に申し込むことが出来ます。撮影場所はスタジオ撮影のみならず、チャペルや庭園、青い海をバックにするなどロケーション撮影もOKです。まるで映画のワンシーンのようなフォトを自分のものに出来ちゃいます。
写真だけなので費用は一番格安
気になる費用ですが、他の結婚スタイルに比べて最もおトクな場合がほとんど。スタジオ撮影でのフォト婚は3万円~5万円。ただし、レンタルする衣装の種類や着数、カット数が多くなれば費用も上がります。 屋外での撮影の場合は、10万円が相場。この場合も衣装の種類や数、カット数によって金額が変動するのはスタジオ同様ですが、撮影場所が複数になったり遠方になる場合は出張費用が加算されることもあることを知っておきましょう。
結婚資金はどうやって貯める?
タイプによって結婚費用は数万円の手頃な金額から400万円程度のまとまった金額までかかることが分かりましたね。 挙式選びの参考にしたいところですが、なかなか思い通りになるかどうか分からないのが結婚です。本人がリーズナブルなスタイルを希望しても、両家の親の意見が挟まれることも大いにアリなんです。
計画的な貯金が理想の結婚式への近道
だからいざというときに慌てずに済むように、MAXの予算をイメージしつつ、計画的に貯金にチャレンジしてみて下さい。思い立ったいまから給料天引きや自動振替などの方法で先取り貯金をしていきましょう。 ただし、結婚資金づくりのポイントは、お金が必要になったときにきちんと下ろせる貯金商品を選ぶこと。会社員なら財形貯蓄や社内預金が適しています。それ以外にも、たとえば定期預金なら比較的満期の短いものを継続していく方法もありますよ。 幸せになるための結婚。お金のことで妥協したりあきらめるのではなく、計画的にお金を貯める「攻めの姿勢」で幸せを掴み取るのがイマドキの女子かもしれませんよ。 結婚はまだまだ!婚活中、なんていう方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。