梅雨明け宣言から、更に暑くなったと感じる今年の夏。みなさんバテてませんか?ついつい気が緩んで、クーラーを使ったり、冷蔵庫を何度も開けてしまったり…。実はやってしまいがちなその行動が、夏の電気代を大幅に増やす大きな原因だったのです!ついつい夏にやりがちな行動を見直して、一緒に夏の電気代を節約しましょう。
緩みがちな夏の電気代
6つのポイント、チェックで大きく節約!
2016年8月9日
帰宅後すぐにエアコンをオンにする
帰宅後TVのリモコンよりも先にエアコンのリモコンをオンにしがちな夏場。 でも、日中締め切って熱気のこもった室内を冷そうとすると、電力の消費は激しくなります。
帰宅したらまずは換気を心がけて
まずは窓を開けて部屋を換気して。 熱気を外に逃した後にエアコンをつければ、ムダな電力を使わず、素早く効率的に室内温度を下げられます。 部屋のつくりにもよりますが、できれば風上と風下の2ヶ所の窓を開けて換気するのがいいそうです。
換気したらしっかり窓を閉める
換気をしてエアコンをつける前にはしっかり窓を閉めて。 隙間から外の温かい空気が入ると、せっかく冷した空気がまた温まってしまいます。 消費電力が余計に増えてしまっては意味がありません。
エアコンをこまめに消す
部屋が冷えたらエアコンをオフにする、お風呂に行くから部屋のエアコンをオフにする、なんてことはありませんか? 電気代の節約をしているようで、実は逆効果の場合もあるのです。
エアコンは自動運転で
家電の中でも夏の消費電力が最も高いエアコン。 無理のない範囲内でエアコンを消し、扇風機を使用すると消費電力は50%も削減できるそう。 しかしエアコンは運転中よりも運転開始時に多くの電気を使います。 つまり、オン・オフを繰り返していると常に電気を多く使い、電気代もアップすることに。 設定温度を保ってくれる自動運転を続ける方が電気代の節約に繋がるのです。
就寝時はタイマー機能を活用
そうはいっても不要なときにエアコンを使い続けるのは単なるムダ遣い。 エアコンなしで寝苦しい夜はタイマー機能を使ってムダな運転を避けましょう。
エアコンの設定温度が低い
暑い夏、できるだけ室内を涼しくしたいもの。 だからといってエアコンの設定温度は何度にしていますか? 設定温度は28℃が推奨されています。資源エネルギー庁によると、26℃の設定に比べ10%の節電効果があるそうです。
扇風機を併用して体感温度を下げる
「28℃なんて暑い」と思うかもしれませんが、扇風機を併用して体感温度を下げると案外快適に過ごせます。 エアコンに加えて扇風機なんて余計に電気代がかかりそう……という人もいそうですが、東京電力の試験ではエアコンと扇風機の併用で消費電力が削減されることが分かっています。 具体的には、エアコン(27℃設定)と扇風機の併用は、エアコン(26℃設定)だけの場合に比べ9%の省エネ効果を得られるとのこと。 エアコン(28℃設定)と扇風機の併用では、ナント22%の省エネ効果! 設定温度を少し高くしても体感温度が下がれば電気代の節約ができますね。
週末はクーラーの効いた家でのんびり
週末やせっかくの夏休みも、特に決まった予定がなければ家でゴロゴロしていませんか? 確かに日中暑い中の外出は気が進みません。 しかし資源エネルギー庁のデータを見ると、夏の昼間(14時ごろ)の在宅時、一般家庭では消費電力の約58%はエアコンによるもの。 つまり、日中のエアコン使用を避けることができれば電気代の節約にも繋がります。 せっかくの休みに家でのんびりくつろぐのもいいですが、あえて外に出てみるのもいいでしょう。 図書館に行ってスキルアップのための勉強をしたり、習い事やジムに通ってみては?
緑のカーテンが邪魔になってない?
省エネ対策として数年前から話題の「緑のカーテン」。 ベランダの緑のカーテンは、室温を10℃以上低くする効果があるそうです。 省エネ&節約を狙ってベランダ菜園を楽しむ女子も多くいますね。 しかしエアコンの室外機が同じベランダにあるなら要注意。 室外機まわりの空気の流れを妨げると、冷房効果が弱まりせっかくの省エネ効果を得られません。
プランターや植木鉢は室外機から離して
そうはいっても植物が育つのを見るだけで、仕事で疲れた女子の心は和らぎます。 ベランダ菜園を楽しむなら、室外機からちょっと離して置くようにすればOKです。
「すだれ」でも同様の効果がある
植物はムリという働き女子でも、緑のカーテンと同様の効果を得ることは可能です。ベランダに「すだれ」や「よしず」を置いて窓からの日差しを和らげてみてください。節電効果は10%に及びます。朝、仕事に出る前に部屋のカーテンを閉めておくのも効果的です。
冷たいものを飲みたくて冷蔵庫を開ける回数が増える
夏場の暑い時、ついつい冷たいものが欲しくなってしまいますね。 家にいるとしょっちゅう冷蔵庫を開けて冷たい水やお茶をグラスに注いでいませんか? 冷蔵庫は家電の中でも消費電力が大きいもの。 特に開け閉めの回数が多ければ多いほど消費電力が増えてしまいます。 東京電力のHPによると、冷蔵庫の開閉時間と回数を半分にすると、1日当りの消費電力量が約12%削減されるとか。
自宅にいても保冷機能のある水筒やタンブラーを使ってみる
冷たいものを飲みたいといっても、実はちょっとのどを潤すだけで充分ってことはないですか? 暑さよりも、エアコンによるのどの渇きかもしれません。 ちょっとのどを潤すだけなら、度々キッチンに行って冷蔵庫を開けなくてもいいように、保冷機能のある水筒やタンブラーを活用してみては。 冷たい水やお茶を入れておいてリビングや寝室に置いておき、チビチビ飲むことができますよ。
ちょっとの気付きが電気代の大きな節約に
エアコンの使い方やいつもの行動をちょっと変えるだけで、電気代の節約ができそうですね。 しかし節約を意識するばかりに熱中症などになっては大変。 節電の心がけも大切ですが、これを機に自分の消費スタイルに合わせて契約プランを見直してみるのもおススメです。