「今年はいくら貰えるかな?」「あんまり期待していない…」などさまざまな思いをもって迎えるボーナスシーズン。みなさんは使い道、決めていますか。
「せっせと住宅ローンの繰上返済」「頑張っている自分へのブランド品を購入」「将来が不安だから全額貯金」こんな方は要注意。いつまでたっても「お金が増える」体質にはなれません。今回はその理由をひも解きながら、ボーナスの賢い使い方を伝授します!
住宅ローン繰上返済?ご褒美?貯金?
賢いボーナスの使い方はコレ!
2016年7月20日
実はあまり効果なし?!ボーナスでの住宅ローン繰上返済
「借金はできればあまりしたくない…」誰もがそう思いますよね。けれど、マンションやマイホームの大きな買い物でローンを組んだことがある人は多いはず。もともとあるローンを、ボーナスが入るたびに繰上返済をすれば、ローンの元金部分を前倒しで返済することができますよね。 前倒しで返済をすることによって、元金部分が予定より早く減り、利息の節約に繋がるため、総じて返済額が少なくなる…というのは想像しやすいかもしれません。
しかし、この考えはしっかりしていますが、賢いボーナスの使い方とはあまり言えないかもしれません。当然ながらボーナスの全額を返済に回すと、手元にはお金が残りません。 既に貯金がたくさんあるから心配ないという場合は別ですが、病気や失業などで収入が途絶えるリスクも考えて、しっかりと貯金してお金を増やしておくことも大切です。 もしも収入が途絶えてしまっても、ローン返済は変わらず続くということは忘れないようにしましょう。
ご褒美出費はまず貯金分を確保してから
では、ボーナスを買い物に使うことはどうでしょうか?頑張って働いた証のボーナスだから、頑張ったご褒美にお買い物というのも悪くはありません。 ボーナスとバーゲン時期が重なれば、前から欲しかった物を賢く買えるチャンスでもあります。好きな旅行に出かけてリフレッシュをするのもいいですね。
しかし「まとまったお金が入る」=「ご褒美出費をする」を繰り返していて消費グセがつくのは困りもの。 働き女子のこれからのライフプランでどんな変化が待ち受けているかわかりません。 結婚、出産、退職、子供の教育、老後など、大きなお金が必要になる場面がいつ訪れてもいいように、貯金することも考えておかなければなりません。 ボーナスで消費グセをつけるのではなく、貯めグセをつけることを意識してくださいね。 ご褒美出費をするなら貯金に回すお金を先取りし、残ったお金を使うようにすると良いでしょう。また、せっかくお金を使うなら、長く使える上質の物や、おけいこごとの頭金に使うなど、自分への投資に使うのも賢い手です。
貯金するなら増やすことも考えて
将来が不安だから、今回は自分のご褒美なども控えて、貯金するという人も多いかもしれませんね。 もし貯金を考えているのであれば、ボーナス時期は定期預金の金利キャンペーンなどもあるため、それらを上手に活用するのがおススメです。
一方で、貯金の目的が将来の老後資金など、まだずっと先のお金を貯める為なら、お金を増やす「投資」デビューも考えてみてはいかがでしょうか?
少しリスクを取って50万円を年利3%を運用ができれば、1年後には515,000円、10年間複利運用すると671,958円、30年後には1,213,631円となります。もちろん失敗した場合にリスクもありますが、公的年金制度も崩壊しつつある現在では、実は「投資しないリスク」のほうがはるかに怖いということになかなか気づいていないものです。
投資初心者ならまずは、ボーナスなどの余裕資金で少額からデビューするのが賢い手。自分にあった方法で、この夏のボーナスを有効に使ってみてくださいね。