子供はよく熱を出したり、おたふくかぜや水ぼうそうなどの病気にかかることがあります。突然子供の具合が悪くなると内科に行ったら良いのか、耳鼻科に行ったら良いのか、または小児科に行ったら良いのか、ママは焦ってしまいますね。そこで、事前にチェックしておきたいのが、子供の病院選びのポイントです。いざという時に慌てないように、それぞれの病院の特徴について、しっかり確認しておきましょう。
内科に行く?小児科に行く?
ママが知っておきたい病院選びのポイント
2017年4月14日
小児科は子どもの病気の総合窓口
子どもが熱を出したり、おなかの調子が悪くなったりと、どこか具合が悪くなった時に、最初に訪れるべき病院は、「小児科」です。小児科は、新生児から大体15歳以下(中学生)までの子どもに関する病気を総合的に診察してくれます。
特に子どもがなりやすい、「突発性発疹」や「手足口病」などの病気については、子どもの病気のプロである小児科にかかると安心ですね。内科に行くべきか、耳鼻科に行くべきか、皮膚科に行くべきか、子どもの病気について迷ったら、まずは小児科に相談しましょう。
また、小児科では、BCGやインフルエンザなどの予防接種も実施しています。なんでも相談できるかかりつけの病院を探しておくと良いでしょう。
内科や耳鼻科はどんな時に行くの?
子どもの病気について、小児科だけではなく、さらに詳しい検査や治療が必要となった時に、内科や耳鼻科に行く必要があります。
内科や耳鼻科などでは、各分野の専門の機材や医療器具が備わっているため、小児科よりもさらに詳しい検査や治療を行うことができますよ。
必要に応じて、小児科の先生が、内科や耳鼻科の病院を紹介してくれたり、大学病院のような総合病院への紹介状を書いてくれます。子どもの体調について心配なことがあれば、信頼できるかかりつけの先生に相談してみましょう。
「子ども医療費助成制度」上手に活用
なお、小児科でも内科でも耳鼻科でも、子どもが病院にかかった場合は、自治体の「子ども医療費助成制度」を利用することができます。これは、病院などの医療機関等に支払う医療費のうち、保険診療の自己負担額の一部または全額を助成してくれる仕組みです。「子ども医療費助成制度」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみくださいね。
病院選びのポイント3つ
それでは、あなたのお子さんにぴったりの、かかりつけ病院を見つけるポイントを確認しておきましょう。
自宅や保育園に近い病院
体調が悪い子どもを病院に連れて行くのは、ママにとって重労働です。自宅や保育園などに近い病院であることは、病院選びにおいて絶対条件。さらに、雨の日に車で通院できるか(駐車場があるか)、ベビーカーで通いやすいかなどについても、事前にチェックしておくと安心ですね。
感染予防対策をしている病院
風邪薬をもらいに行っただけなのに、病院で他の患者さんからインフルエンザがうつってしまった、なんて最悪な事態は、親としては何としてでも避けたいですよね。そこでオススメなのが、感染予防対策を行っている小児科です。
麻疹や水ぼうそう、おたふくかぜなど感染症の患者と、一般的な熱風邪などの患者の診察室や出入り口を分離している病院だと、安心して病院に行くことができますよ。
さらに予防接種についても、風邪の子どもと、予防接種を受ける子どもの診察時間帯をあらかじめ分けている病院もあります。近所の小児科が、感染予防対策を行っている病院かどうか、事前に調べておきましょう。
ママ友の評判が良い
初めて行く病院の場合は、すでにその病院を利用したことがあるママ友に、病院の印象などを聞いてみましょう。もちろん、ママ友の感想や評判を全て鵜呑みにしてはいけませんが、どんな治療を行ったか、先生の説明は分かりやすかったかなどは、きっと参考になるはず。ご近所での評判は、実は侮れません。
いかがだったでしょうか。子どもの体調が突然悪くなると、ママはとても焦ってしまいますよね。そんな時に、何でも相談できる先生が身近にいると安心です。今回ご紹介した病院選びのポイントを参考にして、ママとお子さんにぴったりの、かかりつけ病院を事前に見つけておきましょう。