出産しても、また同じ職場に復帰して働きたいと考えている人は多いはず。育児休業後に、仕事にスムーズに復帰するためには、実は大事なポイントがあるのです。今回は、妊娠・出産前に確認したい、会社復帰のポイントを8つご紹介します。
育休後にスムーズに仕事に復帰するには?
確認したいポイント8つ
2017年4月6日
妊娠前からしっかり準備をしよう
出産して育児休暇を取得後、また同じ職場にスムーズに復帰するためには、妊娠前から計画的に準備しておくと安心です。これから結婚をして、いつか子どもを欲しいと考えている人や、すぐにでも子どもが欲しいと考えている人は、しっかり確認しておきましょう。
ポイント1 必要とされる人材に
妊娠する前には、自分のキャリアやスキルをしっかりレベルアップしておきましょう。専門的な知識を身につけたり、あなたにしかできないような仕事をやり遂げれば、職場の同僚や上司からも一目を置かれる存在に。長期間休んでしまっても、会社から求められる人材であれば、自信を持って復帰できるでしょう。
ポイント2 社内規定を確認
会社の人事規定をチェックして、産休や育休に関する規定を事前に確認しておきましょう。国で定められている産休や育休の日数に加えて、妊婦検診のために特別休暇が取得できる企業や、時短勤務について定められている場合があります。妊娠中や出産後に、無理なく仕事を続けるために、会社で定められた休暇や、短時間労働勤務の制度を上手に利用しましょう。
ポイント3 先輩のアドバイスを聞こう
あなたの周囲に、子育てをしながら働いているママはいませんか。先輩ママからリアルな妊娠・出産・仕事復帰についての話を聞くと、より具体的にイメージすることができますよ。仕事と子育ての両立ができないのではないかと不安に感じ、なかなか妊娠・出産に踏み切れないでいる人は、子育てしながら働き続けるコツなどについて、先輩ママにアドバイスをしてもらいましょう。
妊娠中に気をつけるべきポイントとは?
次に、妊娠中に確認すべきポイントを見ていきましょう。
ポイント4 上司に早めの報告を
妊娠が分かったら、直属の上司に早めに報告しましょう。妊娠初期は、まだ流産の可能性などがあるため、周囲の人に妊娠の報告をすることに抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、もしもの時に、会社を休んでも仕事をカバーしてもらえるように、直属の上司にだけは、早めに妊娠の報告をしましょう。
ポイント5 体調を優先させて、無理なく働こう
妊娠中は、つわりが激しく一日中気持ちが悪かったり、突然眠気に襲われたりと、体調が大きく変化します。特に妊娠初期は、赤ちゃんのためにも無理は禁物です。責任ある仕事を任せられていると、なかなか休みにくいかもしれませんが、妊娠中は何より身体と赤ちゃんのことを第一優先に考えるようにしましょう。
ポイント6 仕事の引き継ぎをスムーズに
妊娠中は、突然出血をしたり、切迫早産になったりと、予測できないことが起こる可能性があります。最悪の場合、入院しなければならないなんてことも。突然会社を休まなくてはいけなくなっても、上司や同じチームの人にできるだけ迷惑をかけないように、日頃からきちんと仕事を整理しておき、仕事を引き継げるように準備しておきましょう。
育休中にできること
最後に、育児休暇中に準備すべきことを確認しておきましょう。
ポイント7 パパと協力体制を築こう
ママがスムーズに会社に復帰するには、パパの協力が不可欠です。そこで、育休中から、パパに家事や育児に積極的に参加してもらい、協力体制をしっかり築いておきましょう。お買い物やお風呂掃除などをお願いしてみたり、赤ちゃんを1日預かってもらったりと、家事と育児にパパが慣れておくことが大切。パパとママの2人で協力して、仕事復帰の壁を乗り越えましょう。
ポイント8 保活を早めにスタート
最後は、気になる「保活」についてです。会社へのスムーズな復帰には、希望の保育園に子どもを預けられるかが大きなポイントですね。近所の保育園のリサーチや見学を早めにスタートさせるとともに、万が一、希望の保育園に入れなかった時のために、少し遠い保育園や認可外の保育施設についても調べておくようにしましょう。子どもが風邪を引いた時でも預けることができる病児保育や、ベビーシッターについても確認しておくと安心です。
いかがだったでしょうか。子どもを出産してからスムーズに仕事に復帰するためには、事前の準備が大切ですね。今回ご紹介したポイントを参考にしながら、子育てと仕事の両立を目指していきましょう。