新年度に迎えるにあたり、3月は全国的に引越しシーズンですね。転勤などで、新たに賃貸マンションを探している方も多いと思いますが、家を借りて引越しするには、どのくらいお金がかかるのでしょうか。敷金や礼金、仲介手数料など、必要な費用を確認してみましょう。お得に引越しする裏技も教えちゃいますよ。
家を借りるにはいくらかかる?
お得に引越しする方法教えちゃいます!
2017年3月10日
家を借りるためにかかる費用とは?
家を借りるためには、まとまったお金をあらかじめ用意しておく必要があります。その金額は、大体家賃の6ヶ月分。どのような費目にお金を払わなければならないのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
敷金
賃貸マンションに入居する際に、大家さんに預けておくお金を「敷金」と言います。マンションに入居中、特に問題がなければ、部屋を退去する時に敷金は戻ってきます。しかし、入居している間に、家賃を滞納してしまった場合や、部屋を修繕・清掃する必要がある場合は、この敷金から費用が差し引かれることがあります。首都圏では、敷金の額は、およそ家賃の1~3ヶ月が相場です。
礼金
礼金は、大家さんに支払わなければいけないお金で、敷金と違い、原則返還はされません。最近では、特に首都圏の物件において、礼金が不要なケースも増えてきました。礼金の額は、およそ家賃の1~2ヶ月が相場です。
仲介手数料
仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産会社に支払うお金です。大家さんと家を借りる人の間で、賃貸借契約が成立した場合には、最大で家賃の1ヶ月分を払わなければなりません。
保険料
賃貸物件に入居する場合、損害保険や火災保険などの保険に加入しなければならないケースがあります。この保険料の相場は、年間1~2万円程度。つい忘れがちな費用なので、不動産会社の人や大家さんに確認するようにしましょう。
家を安く借りる裏技とは?
では、できるだけ安く家を借りるためには、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、家をお得に借りるポイントを2つご紹介します。
諸経費が安い物件を選ぼう
まずは、先に挙げた諸経費が安い物件を選びましょう。特に、礼金は、退去時に返還されないお金なので、礼金不要か、できるだけ金額が少ない物件を狙うのがオススメです。さらに最近では、「フリーレント」といって、1~2ヶ月分の家賃がかからないお得な物件もあります。不動産会社の人とよく相談して、根気強く穴場の物件を探すようにしましょう。
家賃交渉も積極的に
交渉事が苦手と感じる方は多いと思いますが、ここは積極的に、不動産会社の人や大家さんと、家賃の値引き交渉を行いましょう。例えば、「礼金を1ヶ月分支払う代わりに、家賃を下げてほしい」、「必ず4年は住むので、更新料を抑えて欲しい」など、具体的な条件を提示すると、相談に乗ってくれる大家さんは意外と多いのです。
引越し費用を抑えるテクニック
無事お気に入りの物件が決まったら、次は引越しですね。ここでは、お得に引越しするポイントを2つご紹介します。
費用の見積もりは複数社から
引越し会社を選ぶときは、いくつかの会社に見積もりをお願いするようにしましょう。大手の引越し会社はもちろんですが、地域密着型の小規模な引越し会社もオススメ。小規模な引越し会社は融通がききやすく、こちらの様々な要望に応えてくれることがあります。
段ボールを再利用することで費用を抑えられたり、不用品を無料で処分してくれたりと、引越し会社によってもサービスが異なるので、比較検討することが大切ですね。
引越しが空いている日時を狙おう
3月は、引越し会社が混雑しているシーズンですが、その中でも、平日の夜や早朝など、空いている日時を狙いましょう。引越しの日付のみを指定し、時間帯を指定しない場合は、大幅な割引をしてくれることもあります。スケジュールに余裕がある人は、ぜひ実践してみましょうね。
いかがだったでしょうか。家を借りるときや引越しをするときには多くの費用がかかるので、事前にしっかりマネープランを立てることが大切です。自分のお気に入りの物件にお得に引越しをして、気持ちも新たに春の新シーズンを迎えましょうね。