「結婚をした」「家を買った」など、人生に訪れるさまざまな転機。これからの生活における「万が一」の状況に備えて、とりあえず保険に加入してしまう人も多いのではないでしょうか?けれどもその保険、もしかしたら、いらない保険かもしれません…。保険に加入する時、そして保険を見直す時に、しっかりと見ておきたいポイントについて、まとめてご紹介します。
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2016年9月12日
保険の見直し 大事なポイントとは?
結婚をしたり、子供が産まれたり、人生の転機で考える保険への加入。がん保険や収入保障保険、女性特有の病気に備える保険など、さまざまな民間の保険があり、どんな保険に加入したらいいのか迷ってしまう人もいるかもしれません。 また、保険会社に薦められる度に色々な保険に加入してしまうと、知らないうちに無駄な保障を付けてしまう可能性がありますね。適宜保険を見直して、必要な保険を厳選することが大切です。 保険の見直しに必要なポイントは大きく2つあります。保険に入る目的を明確にすることと、保障内容のしっかり確認すること。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
保険に入る目的を明確にしよう
まずは、自分の家族構成や年齢、収入や住宅ローンの有無などに応じて、「どういうピンチの時に、どのくらいお金が必要か」を明確にすることが大切です。
共働き夫婦の場合
例えば、お子さんがおらず、ご夫婦それぞれがしっかり働いているご家庭では、保険の加入は最小限で大丈夫。ご夫婦のどちらかが病気になったり、万が一死亡してしまったとしても、定期的に収入があり、今後大きな支出が想定されていなければ、保険への加入は必要ありませんね。
子どもありの家庭の場合
一方、妻が専業主婦で、幼いお子さんが3人いるようなご家庭では、一家の大黒柱が働けなくなった時に備えて、保険の加入を検討する必要があります。治療が長引いた場合に備える医療保険や、学資保険への加入をする人も多いでしょう。 また、マイホームを購入して住宅ローンがある場合は、夫が亡くなった時にローンの返済の一部や全てが免除される団体信用生命保険への加入も検討しなければなりません。しかしながら、この子供たちが成長し大学を卒業する年齢になったら、手厚い保障は不要になりますね。年齢に応じて、必要な保険が変わってくるのです。 このように、どのタイミングで、どんな保険が必要かという保険に入る目的を明確にすることが、賢い保険選びの近道です。自分の将来のライフプランと照らし合わせながら、家族みんなで保険加入の目的を確認しましょう。
自分の入っている保険 保障内容の確認を
次に大切なポイントこちら。保障内容の重複を避けるために、現在加入している保険やこれから加入しようと考えている保険の保障内容を隅々まで確認しましょう。 例えば、女性特有の病気に備える保険に加入している人が、がん保険への加入を考えた時、乳がんや子宮がんなどの保障は既に加入している女性特有の保険に含まれているので、これらは不要になりますね。 また、怪我や病気で入院した場合の収入を保障してくれる所得補償保険に加入している場合、その保険金で医療費をまかなえる場合には、がん保険や医療保険などの加入は必要ないこともあります。このように、既に加入している保険の保障内容を見直すことで、無駄な保険への加入を防ぐことができますね。
公的制度があることもしっかり覚えておこう
さらに、私たちは「高額医療費制度」や「医療費控除」、そして「傷病手当金」など公的な保険でも守られているのです。公的な保険で既にある程度保障されているにもかかわらず、民間の保険会社で、同じ保障内容の保険に加入してしまっては、やはりムダな保険料を支払ってしまうことになります。 どんな公的保障があるのか、事前にしっかり確認して、重複して保険に入ることを防ぎましょう。公的保障についての詳しい記事はこちらの記事にまとめてありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか。保険選びのポイントは分かりましたか。たくさんの保険商品が出回っている中で、自分にぴったりの保険を無駄なく選ぶのはとても難しい問題です。今回ご紹介したポイントをしっかり頭に入れて、保険の加入や見直しを検討するようにしましょうね。