毎日を笑顔で過ごすためには、前向きなプラスの気持ちが大切。不安を抱えたまま放置していると、ささいなきっかけがマイナス思考を運んできてしまいますね。
老後や健康の不安は、働く女子が抱えがちな大きな問題。病気リスクを気にするあまり医療保険の掛金を多くしすぎると老後の備えが不十分になる心配があります。
老後や健康の不安に備えるバランス上手さんになるためのコツをご紹介します。
老後不安や健康不安に備えたい!
貯蓄もしっかりバランス上手さんの
医療保険加入方法
2018年2月12日
老後のための貯蓄はどうする?
独身だから体調を崩したときの備えをしっかりしておきたい?
もしものときのための備えは大切ですね。それはどんな家族構成の人であっても同じ。ただし、どの程度の内容で備えをしておくかは人それぞれとなります。
一人暮らしをしていると特に備えについての自覚が強くなりがちですが、何かあったときでも無事に乗り越えられるようにしておきたいと思うのは自然なこと。
けれど医療保険の特約の内容などがよくわからないまま高い保険料を払い続けている人もいるのではないでしょうか。
女性の約89%は75歳過ぎまで生きている
しかし、健康上の備えだけでなく老後へ向けての備えも非常に大切です。平均寿命はあくまでも平均でしかないからと長生きを他人事のように思っていませんか?
実は、厚生労働省の調査によると、75歳まで生存する女性の割合は87.8%となっています。90歳まででも49.9%。長い老後を支える生活費を働けるうちに確保しておきたいものです。
コツ1:老後が長い可能性について自覚しておく
生命保険や個人年金保険の保険料は人生トータルで考えると大きな金額となります。生命保険文化センターの調査によると、2016年の年間払込保険料の平均は女性で17.4万円。20年で348万円、30年で522万円の支出です。
内訳としては年間12万円未満の人が40.8%、12~24万円未満の人が31.8%、24~36万円未満の人が13.5%。年間払込保険料が12万円の人と24万円の人の差額12万円は10年で120万円となるのです。
コツ2:払込保険料の個人差が大きいことを知る
公的な保険制度があるため必要以上に心配する必要はない
不安のあまり保険料が高い医療保険プランにしていませんか?
では、どのようにして医療保険の保険料を節約していけばいいのでしょうか。まず、公的な保険制度について知っておくことが大切です。
医療費の自己負担に一定の歯止めをかけてくれる制度として高額医療費制度があります。年収ごとに1カ月あたりの医療費自己負担の上限額が定められ、上限を超えた分が戻ってくる仕組みです。年収約370~770万円の人の場合の1カ月あたりの上限額は下記のとおり。
上限額=80,100円+(医療費―267,000円)×1%
例えば100万円の医療費がかかったとした場合、自己負担が30万円になりますが、
80,100+(100万円―267,000円)×1%=87,430円
となるため差額の212,570円を高額医療費として支給してもらえます。
コツ3:高額医療費制度があるから心配しすぎなくても大丈夫
入院日額を抑えても大丈夫な理由
心配されがちなイメージとして、長期入院した場合の医療費も挙げられるのではないでしょうか。
しかし、厚生労働省の患者調査によると病院における入院日数において14日以内が67%、1カ月以内が16.2%となっています。半年以上の入院をする人の割合は2%未満です。
このように入院したとしても短い日数で退院するケースがほとんどのため、入院日額にこだわって保険料が高いプランにする必要があるかどうか再度検討してみるとよいでしょう。
コツ4:入院日数が長いケースはまれであると知る
また、会社勤めをしていると傷病手当金の制度により病気やけがで仕事ができなくても給料の3分の2を支給してもらえます。
いざというとき、出て行くお金ばかりではなく入ってくるお金もあるのです。
コツ5:会社員であれば傷病手当金の支給もあると知る
掛け捨てをうまく使って保険料を抑え貯蓄や資産運用をしっかりしよう
独身のうちは死亡保障が高額でなくてもいい
医療保険とともに気になるのが死亡保険。医療保険はケガや病気に対応するための備えですが、死亡保険は残された家族にお金を残すための保険です。
そのため、独身でいるうちは死亡保障額にこだわる必要はあまりありません。
また、結婚した後でも子供ができる前の新婚時代であれば高い死亡保険をかけるよりも貯蓄に回す分を確保したほうがよいという考え方もあります。
保険料を抑えると、その分をその後の生活や老後の備えに回せますよね。
コツ6:死亡保険が必要かどうか考えてみる
女性向け保険は保険料が高めになりがちなため冷静な判断を
女性向けの保険は女性特有の病気に対しての手厚い保障が魅力です。
しかし、その分、保険料が高くなります。女性特有の病気がほかの病気に比べて高額であるわけではありません。
一般の医療保険でも保障はされるため、本当に手厚くしたいのかどうかをしっかり考えてから決めるとよいでしょう。
コツ7:手厚い保障には保険料が高くなるというデメリットがつきものと心得る
手厚い保障も安心感につながりますが、定期的な健診をしっかり受けておく対策も大切です。
婦人科の受診が苦手な人は多いものですが、忙しい毎日だからと言い訳して後回しにしないようにしましょう。
どんな病気であっても早期発見が体にもお財布にもやさしいですよね。
コツ8:定期的な健診をしっかり受けておく
生命保険も老後貯蓄も自分の収入に合わせた中でうまくかける金額を決めたいもの。
そのためにも、どの程度の保障であれば納得なのか、貯蓄とのバランスと合わせて考えるとよいでしょう。
貯蓄がある程度たまっていれば保険に頼りすぎなくてもいざというときの支出をまかなえるため、不安になる必要はありません。
保険の内容や貯蓄額は年齢に合わせて見直していく形が自然。これでなければと難しく考えず、収入や暮らし方の変化に合わせて決めてみてくださいね。