投資を始めてみたいけれど、そもそも何から手をつけたらいいのかわからない……そんな人も多いのではないでしょうか。
そこで、投資初心者が投資を始めるためにするべきことや知っておきたいことを順序だててお伝えします。
投資初心者
何から始めたらいい?3ステップで解説
2021年12月7日
ステップ1 まずは金融機関を決める
実際に投資を始めるには、まずは口座を開くことが必要です。でも、どこで口座を開いたらいいのか迷うところでしょう。
口座を開く金融機関の決め方やベストな口座の開き方を考えていきましょう。
証券会社VS銀行
投資のための口座は、証券会社や銀行で開設します。
でも、初めて投資をする人にとって証券会社は敷居が高いと感じるかもしれませんね。そのような場合は、毎月給与が振り込まれる銀行で口座を開設するのもお薦めです。
ただし、銀行で開設した場合、投資信託と債券の取引しかできません。なおかつ取扱商品は限定的です。
今は投資信託や債券で投資を始める予定の人も、将来株式投資をしたい場合や幅広い金融商品のなかから選びたいという場合は、は証券会社で口座を開設しておくといいでしょう。
店舗VSネット
証券会社や銀行は、それぞれ店舗型とネット型があります。
初めて口座を開くときに担当者に説明を聞きながら手続きしたいという人は店舗型の方が安心できるでしょう。
平日の昼間は仕事をしていて店舗に行けない場合は、夜や休日でも自宅でネットから口座を開設できるネット型の方が便利に利用できそうです。ネット型でも、わからないことはコールセンターで聞くことができますし、ネット型の方が口座管理料や販売手数料が安い場合が多いです。
またポイントを貯めている場合、ポイントと連携しているネット証券を利用するのもお薦めです。
自分にとって有利で利用しやすい方を選びましょう。
ステップ2 口座の種類を決める
ステップ1では口座を開く金融機関を決める方法をお伝えしました。
実際に投資をするためには口座を開く必要がありますが、口座の種類もいろいろありどの口座を開いたらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
ステップ2では、金融機関で実際に口座を開く手順をお伝えします。
投資を行うための口座の種類は3つあります。
1.一般口座
2.特定口座(源泉徴収あり・源泉徴収なし)
3.NISA口座(一般NISA・つみたてNISA)
初めて投資をする場合は「特定口座・源泉徴収あり」を選べば、取引で得た利益にかかる税金を金融機関が計算をして納めてくれるので、確定申告をする必要がありません。
また、 NISA口座を利用すると株式や投資信託で得た利益に税金がかからずお得に運用することができます。
NISA口座には一般NISAとつみたてNISAがあり、どちらか1つを選ぶ必要があります。
株式取引をする場合は一般NISA、投資信託で積み立てをする場合はつみたてNISAを選ぶといいでしょう。
ステップ3 自分に合った商品を見つける
投資をするための商品は大きく分けて、株式、債券、投資信託があり、それぞれ日本のものと外国のものがあります。
自分が何のために投資をするのか、どれくらいなら値段が上がったり下がったりしても大丈夫なのかなどによって、選ぶ商品も違ってきます。
それぞれの商品の特徴をみていきましょう。
株式投資
株式投資と聞くと、損をしそうで怖いという人もいるのではないでしょうか。
株式投資は値段が安いときに買って高いときに売ることで売却益を得る方法が一般的です。
でも、頻繁に売買を繰り返すのではなく、じっくり持って配当や株主優待を楽しむ方法もあります。
また証券会社によっては1株、もしくは少額からでも取引できるので、初めて株式投資をするという人もリスクを抑えて運用することができますよ。
債券投資
債券とは国や地方自治体、企業などが資金調達を目的として発行するする有価証券で、わかりやすくいえば借用書のようなものです。
投資は元本保証ではありませんが、債券ならリスクを抑えて投資をすることができます。
債券のメリットは、発行体が潰れない限り、利子と額面金額を受け取ることができます。ただし、債券価格は満期を待たずに売却すると元本割れをすることがあることに注意が必要です。
投資信託
ここまでで株式や債券についてお伝えしました。
でも、初めて投資をする場合、なかなか投資先を決められないという人もいるでしょう。
そのような場合は投資信託で運用するのもお薦めです。
投資信託とは、投資家からお金を集めてひとまとめにし、運用の専門家がおのおの独自の戦略を打ち立て、それに従って日本や外国の株式や債券などに投資をします。そして、その利益を投資家に還元するという仕組みです。
投資信託は1本購入するだけで、世界の国や多くの銘柄に分散投資をすることができるので、リスクの分散ができるというメリットがあります。1つの資産や金融商品に集中して投資をすると、その資産の値段が下がった場合に自己資産の価値が下がってしまいます。それを避けるためには分散投資が大切です。
今では少額で投資を始めることができるので、まずはこの3つのステップから投資を始めてみてくださいね。
※本ページに記載されている情報は2021年11月24日時点のものです。