人生の大きな節目として、結婚や出産、マイホームの購入など、さまざまなイベントが起こる30代。できたらお金の心配がないような生活を目指したいですよね。30代の一部の人はすでに貯金が1000万円以上あり、まさに「貯金の勝ち組」になっている人も。では、一体どうやったらそんなにお金を貯めることができるのでしょうか?今回は、貯金1000万円の勝ち組へ近づく、勝利のセオリーをチェックしてましょう!
目指せ!富女子!
30代で貯金1000万円の
勝ち組になる方法
2017年1月9日
30代のお金事情 みんなの平均貯蓄額は?
毎日一生懸命働き、コツコツ貯蓄をしているけれど、このままの生活を続けて将来のお金は大丈夫かな?と不安になったことはありませんか?今の家計を見直す前に、まずは、周囲の30代の人たちが、どのくらいお給与をもらっていて、お金を貯めているのかを確認してみましょう。
どのくらい給与もらってるの?
平成28年9月に国税庁が公表した「民間給与実態統計調査(平成27年分)」によると、30歳から34歳の男性の平均給与は年451万円、女性は307万円。また、35歳から39歳の男性の平均給与は年510万円、女性は299万円となっています。
平均給与を年齢別に見てみると、男性の場合、55 歳未満までは年齢が高くなると平均給与も高くなり、50~54 歳が最も高くなります。 しかし女性の場合、年齢によって、平均給与に大きな差がないという特徴があります。
貯蓄額は明暗がハッキリと…
次に貯蓄額を見てみましょう。金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成27年)」によると、30歳代のうち、年収が300万円未満の人は、50%の人が金融資産なし(貯蓄なし)、次いで19.6%の人が金融資産100万円から200万円未満と回答しています。
また年収が300万円から500万円未満の人は、31.3%の人が金融資産なし(貯蓄なし)、次いで14.%の人が金融資産100万円から200万円未満と回答しています。
一方、30歳代のうち、年収が500万円から750万円未満の人では、金融資産が1,000万円以上あるという人がなんと19.8%もいるという驚きの結果に。 30代という若い世代の方でも、しっかり貯蓄をしている人がいることが分かりますね。
貯金ができる人はココが違う!
では、30代ですでに貯蓄額が多い、いわゆる「富女子」のみなさんには、どのような特徴があるのでしょうか。
実家暮らしで貯金しやすい
まず、貯蓄額が多い人には、結婚するまではひとり暮らしをせずに、実家で暮らしていたという方が多いという傾向があります。 実家暮らしの場合、親に毎月生活費としてお金を入れるとしても、家賃や光熱費を節約することができ、ひとり暮らしの人に比べてコツコツのお金を貯めることができたと考えられます。
お金をしっかりと管理できている
また、もともとお金をしっかり管理する習慣がある人と、自分がいくら毎月使っているか把握せず、なんとなく生活していた人とを比較すると、しっかりお金を管理していた前者の方は、就職してから10年以上毎月計画的にお金を貯めていることに。
管理能力の差が貯金の差へ繋がり、結果として差がつく形になったといえるでしょう。
お金の管理方法の一つとして、レシートをとっておきそれを家計簿代わりに使用するという方法があります。今までなかなかお金の管理にまで手が回ってなかった人は、簡単にトライできるものからチャレンジをしてみるといいでしょう。
レシートを使った家計管理術は「貯金ができない人必見!お金を貯めるために必要なモノとは?で、内容が確認できますよ。
1000万円貯めるコツとは?
それでは、今からお金を上手に貯めるには、どのようにしたら良いのでしょうか。おススメの方法をご紹介します。
確実なのは「先取り貯金」
まず、誰でも簡単に始めることができるものとして、「先取り貯金」という方法があります。これは、毎月会社からもらうお給与の中から、一定額を別の銀行口座にすぐに移してしまい、残りのお金で日々の生活をやりくりするというものです。
例えば、毎月5万円先取り貯金することができれば、年間60万円もお金を貯めることができます。10年続ければ、貯金額は600万円に。さらに、ボーナスが支払われた時も、先取り貯金のチャンスです。
ボーナスが年間で60万円もらえたとすると、ボーナスの半分の30万円を貯金に回し、あとの半分は自己投資や自分へのご褒美に。ボーナスの先取り貯金で、10年間で貯金300万円になりますね。
このように、毎月のお給与とボーナスで先取り貯金を計画的に進めれば、10年で貯金1,000万円も決して夢ではありません。
先取り貯金の具体的な方法については「貯まらない人必見! 確実にお金が貯まる黄金ルールとは」を参考にしてみくださいね。
「ライフプランニング表」で見通しを立てる
また、結婚や出産、マイホーム購入など、さまざまなライフイベントが多い30代を乗り越えるために、ライフプランニング表を作成することも大切です。
ライフプランニング表とは、人生のライフイベントを表にまとめ、それに関わるお金の動きを整理することで、計画的に将来に備えられるという優れモノ。 ライフプランニング表の作成方法は、「30分あればOK!人生設計に役立つライフプランニング表を自作してみよう」をチェックしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか。今までなんとなく生活していた人も、少しの工夫をするだけで、お金がコツコツ貯まる体質に変わることができます。
先取り貯金やライフプランニング表を活用して、早速今月から、貯金1,000万円の勝ち組を目指してみてはいかがでしょうか。