社会に出て、ある程度年数が経つとそれなりの貯蓄ができるはず。そんな時、「家を購入しようかな?」なんて思う人も出てくるのではないでしょうか?しかし、住宅購入は多額のお金が出ていくため、基本のやり方を押さえないと損してしまう事があります。中には家を買う方法が分からず、手間を取られてしまうケースも存在するんです。
そうならないために、今回は住宅購入の基本となる6つのステップをお伝えします。今後の参考にしてくださいね。
一生ものの買い物だから…。 住宅購入は6つのステップを押さえよう
2017年1月7日
住宅購入には抑えて欲しいポイントがある
住宅は一生ものの買い物と言われるくらい、購入の際の費用は大きいのが一般的。何回も購入できるものではないので、慎重に住宅購入を考えなくてはなりません。住宅購入はざっくり分けて6つのステップに分かれます。それぞれの注意点に付いても説明してますので、実際に家を買う時の道標として覚えておいてくださいね。
住宅購入の6ステップを覚えよう!
ここから、住宅購入の6ステップをご紹介します。見落としがちなポイントもあるので、しっかり覚えておいてくださいね。
まずは物件情報の収集から始めます
家を買おうと思ったら、まずは情報収集をしましょう。不動産屋は1件だけではなく、複数見ておくと比較検討が出来ます。
新築にするか中古にするか、戸建てではなくマンションがいいかなど、それぞれ希望があると思います。こだわりたい部分も明確にしておくと、いざ購入するとき迷わずに済みますよ。紙にゆずれない条件を書き出してみましょう。
おおよその資金の目安を決めておこう
住宅費用ですが、だいたい年収の5倍くらいを目安として考えてください。年収500万の場合、2500万円ですね。しかし、住宅購入は住宅ローンを申し込んで買うのが一般的。ローン残高分利息がかかってくる事も頭に入れておかないと、思ってもみない出費に対応できません。また、マンション購入の場合はその後管理費、修繕費、駐車場代がかかってきます。購入後も支払いに無理がないか検討しておく事が大切です。
比較検討が終わったら購入の申し込みを
物件が決まったら、いよいよ購入の申し込みをします。頭金(住宅購入の際の前払金)は物件価格のおよそ2割程用意しておくとベストです。これはマストではありませんが、あった方がいいでしょう。
合わせて各金融機関に住宅ローン審査申し込みをしておきましょう。金融機関ごとに金利は違います。お得な情報を得るには、物件探し同様、こちらもいくつかの金融機関を見比べる必要があります。
売買契約の締結&住宅ローン申し込み
売買契約とは「この住宅を購入します」と宣言する事。契約書には売買代金や、お金の支払い期日がしっかりと明記されています。売買代金のどれくらいを支払わなければならないか、書類に目を通してきちんと確認しましょう。
契約書には署名と実印を押します。仲介業者が入っている場合は、仲介手数料が別にかかる事をお忘れなく。住宅ローンの審査結果がOKだったなら、そちらも申し込みをします。こちらも漏れがないようにしましょう。
残りの資金を支払う事も忘れずに
繰り返しになりますが、住宅購入の際、ほとんどの人がローンを組みます。一括で住宅資金を全て払える人は、そんなに多くないでしょう。
住宅ローンは契約を交わした際に、月いくらずつ返済するか決めるのが一般的。時間が経ってから経済的に苦しく返済額を変えたいなどの場合は、お金を借りている金融機関に相談しましょう。その場合、再度審査が必要です。他の借り入れ状況等によっては、月の返済額が変更出来ないケースもあります。
ですので、住宅ローンの契約を交わす際は、申し込み時点で無理のない返済計画を立てる必要があるのです。無理していい家を買いたいがために、お金をたくさん借りるのは賢い選択とは言えません。ご注意を。
登記をして住宅購入は完了します!
売買契約が完了したら、いよいよ登記(とうき)を行ないます。登記とは「この家は私のものです」と法務局に登録する事を指します。
登記には所有権等の権利を明記した「権利部」、立地場所や住まいがどれくらいの広さかを表す「表題部」があります。住宅ローン申し込みをしている場合は、「抵当権」を設定し、残りの住宅費が払えなくなった時に物件を競売にかける仕組みになっています。
登記は自分でも出来ますが、手順が複雑なので普通の人はプロに任せた方が無難。この場合のプロとは、司法書士の事を指します。この場合、司法書士へ支払うお金が別途必要になりますので、いくらかかるか確認しておきましょう。
住宅購入の6ステップについて、簡潔に説明させていただきました。「家を買う」となると、一生のうちに何度もない事なので勝手が分からないもの。ですが、「次はこれ」「次はこれ」と頭で理解しておく事で、イメージがしやすくなるのも事実。
今回ご紹介した内容を参考に、自分の住まい購入を検討してみてくださいね。