いまあなたはどんな暮らし方をしていますか? 実家暮らし、マンション購入、賃貸といったさまざまな選択肢があるのが現代の住宅事情。さらに、「賃貸」と一言でいっても、一世帯で賃貸物件を借りるだけでなく、友人と賃貸物件をシェアしたり、シェアハウスや社宅・寮などの一部の生活スペースを共有する形態の住宅に住んだりと、さまざまな選択肢があります。それでは、賢く暮らすことができる「お金の教養」のある暮らし方とはどのようなものでしょうか。一緒に考えてみましょう。
「お金の教養」のある女性が注目するおうち選びって?
2016年1月29日
一人じゃ暮らせない人が増えているってホント?
あなたは今、どんなスタイルで暮らしていますか? その暮らし方は、ライフプラン、マネープランに沿ったものでしょうか?
2012年の国勢調査によると、今や一人暮らしの割合は全体の32.4%。夫婦のみ19.8%、夫婦と子どもの27.9%をしのいで最も多い世帯構成となっています。
また、一人暮らしが増加する一方で、一人暮らしをするには収入や貯金が足りないというケースが増えており、安い賃料で暮らせるシェアハウスやソーシャルアパートメントを選ぶ人も増えています。
シェアハウスはえん(縁・円)作りに最適
今後は、シェアハウスのような形はどんどん一般化していくと思います。無理をして一人暮らしをするのはマネー的にも絶対NG。お金を貯めると言った面では、両親に余力があるうちは実家で暮らす、友達とのシェア、またはシェアハウスで家賃を節約するというのは賢い方法でしょう。
また、社宅や寮が使える場合も同様です。いずれにしても、家賃は家計簿の中で高いシェアを占める支出。こちらを節約することができれば、大幅なコストカットに繋げることができます。
どこに住むかは、一生つきまとう課題です。若くて収入がそう多くないうちは、無理をせず身の丈にあった住まいを選択し、将来に備えて貯金をするほうが無難でしょう。
また、シェアハウスに住むことによって、そこに住む人達とさまざまな交流をすることもできます。自分の知らない世界に飛び込んで、新しい感覚や価値を知ることは、投資ともいえるのではないでしょうか。
かつてシェアハウスは単身者向けのものが多かったのですが、最近では家族で入居できるような物件も増えてきているようです。近隣に家族で住めるシェアハウスがあるかどうか、調べてみるのも面白いかもしれませんね。
戦略的に住み替えることが、「お金の教養」のある賢いおうちの選び方
住宅費を安く抑えられるうちは抑えて節約し、「マンション購入を目指す!」、「留学する!」などの目標を持つこと。そして、それを達成するためにお金を貯金すること。それによって、後のライフプラン、マネープランをスムーズに進めることができるようになります。
心得ておきたいのは、“収入が低いときはシェアハウスで家賃を抑える → 頭金をしっかり貯金してから好立地のマンション購入 → 老後は老人ホームへ”というように、ライフプランを見据えて戦略的に住み替えをしていくこと。
自分のライフプランにはどんな住まい方がふさわしいのか、できるだけ具体的にイメージしておき、その時々に合った選択をできるようにしておくことが、「お金の教養」がある暮らし方だといえるでしょう。ぜひ、ライフプランを考えるときに、生活の基盤になる住宅のことも考えてみてくださいね。