頑張って貯金してるつもりでも、自分がちゃんと貯金できているのか、世間と比べてどうなのか、気になることってありますね。
ずっと給料が上がらなければ、ずっとシングルなら……なんて不安材料があるならなおさらです。
そこで、手取り20万円の人達がどれだけお金を貯めているか紹介するとともに、これからどうやって貯めていけばいいのかをみていきましょう。
年代別徹底比較
手取り20万円の家計のやりくり!
いまの貯金額って適正?
2017年12月6日
手取り20万円のみんなはいくら貯めてるの?
ボーナスの有無はさておいて、手取り20万円ということは、一般的には年収にして300万円に満ちません。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査医(単身世帯)H28」を参考に、年収300万円未満の人の金融資産保有額を年代別に確認してみましょう。
20代・手取り20万円
働き始めて間もないからか、金融資産の平均金額は37万円。
20歳代・年収300万円未満の人の半数は金融資産を保有していないとの回答です。
では金融資産がある人はというと、35.7%の人が100万円未満だそう。
それでも400万円~500万円の金融資産を保有している人も7.1%いることには脱帽です。
30代・手取り20万円
平均金額は61万円と20代に比べてアップしているものの、54.5%の人が金融資産を保有していない様子。
一方、金融資産100万円未満という人の割合は20代より少し減り、約24.2%の状況。次いで多いのが300万円~400万円で6.1%です。
30歳代・年収300万円未満の人のなかでもっとも高い金額は500万円~700万円保有している様子です。
一方、借入金があるという人もいます。
1,000万円~2,000万円の借入金があるという人が9.1%いることをみると、金融資産保有額が少ない代わりに、マンション・マイホームを購入している人もいることが想像できますね。
40代・手取り20万円
これまでコツコツ貯めてきた積み重ねか、40代・年収300万円未満の金融資産の平均金額は225万円。
金融資産を保有していないという人が50%いるものの、100万円未満から3,000万円以上の間で金融資産保有額のバラつきは20代・30代に比べて幅広くなります。
最も高額の金融資産保有者は3,000万円以上で2.9%の人達。
手取り20万円で3,000万円以上あるなんて、相続でお金をもらったんじゃないの?なんて声も出てきそうですが、若いうちからコツコツ貯金や投資などで上手く資産形成した可能性はぬぐえません。
あなたの資産状況は?
収入面で自分と同じような人の様子を確認し、あなたはどう感じましたか?
「半分の人が貯金ないみたいだし、貯金なしの私も安心した!」
「みんなよりはちょっとある方で安心した!」なんて思っていませんか?
貯金がなくてストレスを感じるよりは、他の人の様子をみて安心感を得る方がココロにはいいことかもしれません。
でも、やっぱり長い人生の中にはお金が必要になる場面はたくさんあって、自分に貯金があることで安心する方が断然いいですね。
数値はあくまで参考に
参考のひとつとして他人の様子をみることがいい場合もありますが、お金を上手く貯めるには、自分自身の金融資産額の増減を確認してみることが大切です。
たとえば12月31日など、毎年の一定日を決め、前年の同日と比べて貯金が増えているか、減っているか確認してみましょう。
増えていたらいくら増えているのか、それは月あたりいくら貯めていることになるのかを確認してみましょう。
逆に減っていたら、その理由を確認してみて。海外旅行に行った、車を買った、引越しをした、etc……。貯金額が減っている代わりに他の資産が増えているかどうか確認してみましょう。
そうではないのに貯金が増えない、または減っている人は要注意。他の人と比べるまでもなく、あなたの貯金行動が上手くいっていないと考えざるを得ません。
積極的な貯金行動をするために
月々の生活費に加えて交際費やお小遣いなどで、油断をしていると手取り20万円のお金はあっという間に消えてなくなってしまいます。
積極的に貯金をするためにも先取り貯金をしていきましょう。できれば給料天引きできる方法がおススメです。
財形貯蓄、社内預金など、あなたの会社で取扱っている天引制度を確認してみましょう。
自分で先取り貯金はできる
天引制度がなくても口座振替で先取り貯金は可能です。
金融機関で積立定期や積立NISA、iDeCoなどを申込み、毎月一定額を一定日に口座から自動的に振り替えてもらいましょう。
他にも投信積立や少額の株式を積み立てていくという方法もありますよ。
ただし、金融商品のなかには資産額が変動するリスクや一定期間、払出ができないリスクなどがあるものもあります。
流動性・安全性・収益性のある金融商品を組合せながら上手に資産形成していってくださいね。