「みんな、どのくらい貯金しているんだろう?」
ふと気になる女子も多いようですね。
平均貯金額を知ることで自分なりの目標になるのであれば良いことではありますが、必要なお金は人ぞれぞれ。
「平均」に振り回されないで、自分の貯金額に自信を持てるようになりましょう!
一体どのくらいが平均なの!?
気になる働く女子の平均貯金額って?
2017年12月2日
「みんなはどれくらい貯金してる?」
自分なりに頑張って貯金をしていても、つい気になるのは他の人のこと。
「他の人より少ないかも…」とふと不安がよぎることがあるでしょう。
シングルの平均貯金額って?
2017年11月に発表になった家計の金融行動に関する世論調査によると、単身者の2017年の平均貯蓄額(保険・その他金融商品を含む)は942万円です。
平均を知って安心?
いかがでしたか?
平均額より多く貯金できていて安心しましたか?
それとも、平均値が意外と高くてびっくりした、という女性も多いのではないでしょうか。
平均値、実はあまりアテにならない!
平均貯蓄額の平均値、実はあまりアテにならないのが事実です。まずは例をあげて考えてみましょう。
平均値のカラクリって!?
例えば、貯金額が0円、10万円、50万円、100万円、1,000万円の5人がいたとしましょう。この5人の貯金額の平均値は(0円+10万円+50万円+100万円+1,000万円)÷5=232万円です。
この数字を見て、この5人はどう感じるでしょうか。
1,000万円貯金している人にとっては「えっ、みんな少ない!」と感じるでしょうし、50万円貯金している人にとっては、「まだまだ平均に届かない・・・」と感じるでしょう。
また、1,000万円貯金している人が、給料だけで貯めたのかはこのデータからはわかりませんね。
たまたま相続があった人がいるかもしれませんし、もしかしたら宝くじに当たった!という人が含まれているかもしれません。
もう一つの基準は「中央値」
このような平均値の発表がある時に、よく一緒に発表されるのが「中央値」です。
「中央値」というのは、数字を小さい順から並べたちょうど真ん中の数字のことをいいます。
実は、先ほどの単身者の平均貯蓄額を中央値で見てみると32万円となっています。942万円と大きくかけはなれていますね。
またこのような統計データでは、アンケートに答えた人数によって平均値に偏りが出てしまうのも現状です。
つまり、平均値や中央値に一喜一憂する必要はないのですね。
人のことは気にしない!
ここまで、参考までに貯蓄額の平均値と中央値をみてきました。
でも、ちょっと考えてみてください。
何のための貯金?
皆さんが貯金するのは何のためでしょうか?
みんなの平均貯蓄額に追いつくため?
そうではないはずです。
きっと、皆さんが貯金をする目的は、それぞれ夢や目標があってその夢を叶えるためであったり、思い描く幸せな老後を過ごすためであったりではないでしょうか。
たとえ平均貯蓄額を上回る貯金を達成していたとしても、そのお金で叶える夢がなければ貯金をしていてもワクワクしませんよね。
逆に、平均貯蓄額を下回っていたとしても、自分の夢が叶うだけの貯金があれば幸せなはずです。
自分のライフプランを明確に
自分の貯金額に自信を持つためには、まずは、何のために貯金をするのかを明確にすることが大切です。
〇年後の結婚資金のため
〇年後のマイホーム資金のため
○老後を豊かに暮らすため
などと、まずは自分のライフプランを立ててみてください。
そして、その夢を叶えるために目的別に貯金をしていきましょう。
大切なことは、貯金をする目的が統計データの平均値を上回ることではなく、あくまでも自分の夢やライフプランを達成するためだということなのですね。
ライフプランの立て方については「 30分あればOK! 人生設計に役立つ ライフプランニング表を自作してみよう」をチェックしてみてくださいね。
どうしても私たちは、世の中の「平均」にとらわれて一喜一憂してしまいがちです。
でも、大切なのはあくまでも自分自身のライフプラン。
「平均」は参考にする程度で、自分の夢を叶えるためにワクワク貯金をしてくださいね。