エコロジーは地球全体の大きなテーマ。地球環境を守るためにも一人ひとりの貢献が大切ですが、エコに貢献することで貯蓄や資産形成にも役立つことを知っていますか?「地球」と「自分のお金」……規模の大きさは別として、大切などちらのものも守っていくための方法を紹介します。
エコロジーに貢献するほど貯蓄が増える?!
エコで得する方法を紹介
2021年10月25日
エコロジーは大切だけど、お金も大切……
環境保護の必要性はずいぶん前から言われていることですが、脱炭素社会の実現や、海洋プラごみの削減、限りある資源をリサイクルする循環型社会の促進など、世界中でさまざまな環境問題への対策が加速化されています。
環境性能の良い車への買い換えや、省エネ住宅の購入・リフォームなどでさまざまな減税制度が設けられていることは知っている人も多いでしょう。しかし、エコへの貢献と、税金面でのお得を得られるとはいっても、エコカーを買ったり、住宅を省エネ仕様にリフォームしたりというのはお金もかかり、実現するのが難しいという人も少なくありません。
これならできる!エコロジ―に貢献しながらお得を実現する方法を紹介
自動車や住宅以外にも、コーヒーチェーンやファーストフード店などでのプラスチックストロー廃止、レジ袋の有料化など、身近なところでもさまざまな環境対策が行われています。
実は、身近なエコへの貢献で、節約やお小遣い稼ぎもできることをご存じでしょうか。やっぱり何か協力したい……という人のために、エコとお得の両方を実現できる方法を紹介します。
エコバッグ
買い物時にエコバッグを利用することで、レジ袋の使用量が減ります。レジ袋の使用量が減れば、プラスチックごみの削減につながります。レジ袋だけでプラスチックごみ問題が解決するわけではありませんが、ひとりひとりの行動は無益ではないはずです。自分にとってもレジ袋代の節約になりますね。レジ袋が有料化されて、すでにエコバッグを利用している人も多いと思いますが、まだ利用していない人はぜひ利用してみましょう。
ペットボトル・古紙などのリサイクル
日々の生活ですぐに溜まるペットボトルや古紙などは、リサイクルに出してポイントに変えましょう。回収されたペットボトルなどはリサイクル工場で再資源化されます。また新たな食品トレーやペットボトルなどに生まれ変わります。自分にとってはポイントが貯まり、電子マネーなどに生まれ変わってくれます。
たとえば、イオンではペットボトル・古紙・紙パックをリサイクルステーションへ持参すれば、数量に応じてWAONポイントが付与されます。店舗によって異なる場合もありますが、1WAONポイントを還元してもらうために必要な数量は、ペットボトルなら5本、古紙なら1㎏、紙パックなら10枚(300グラム)です。
また、イトーヨーカドーではnanacoポイントに移行できるリサイクルポイントが付与されます。たとえばペットボトル1本で2リサイクルポイント、古紙1㎏で10リサイクルポイントが付与されます。リサイクルポイントが合計500ポイント貯まると、50nanacoポイントと交換できます。
ビール瓶・お酢・みりん瓶などのリサイクル
ビール瓶やお酢、みりんなどの瓶もリサイクルに出してお金に換えましょう。これらの瓶のなかにはリターナブル瓶やワンウェイ瓶という種類があります。このうちリターナブル瓶は、返却・回収・再使用ができる瓶のことで、日本のビール瓶の多くはリターナブル瓶となっています。
実はリターナブル瓶を使用したビールの販売価格には瓶の保証金が5円含まれており、空き瓶を返却することで5円の保証金分を返却してくれる「ビールびん保証金制度」が実施されています。保証金の返却は販売店の自主的な活動ですので、なかには返却してくれない酒販店もありますが、インターネットで回収・返却してくれる店舗を検索することもできます。
ビール瓶のほかにも、清酒の空き瓶、お酢、みりんの瓶なども回収・現金還元してくれる店舗もあります。瓶の大きさメーカーが指定されているものもありますので、事前に確認しておきましょう。
環境に配慮した企業への投資もおすすめ
一個人としてエコロジーに貢献できることは小さな行動かもしれませんが、自分の願いを企業に委ねて大きな活動をしてもらうことはできます。
たとえば、環境に配慮した経営・事業をしている企業に投資をする方法です。最近では、環境・社会・企業統治に配慮している企業に投資をするESG投資という言葉もよく聞くようになりました。これらの企業の株式を購入したり、ESGにフォーカスした投資信託を購入するのもよいでしょう。ESG評価の高い企業は事業の社会的意義、成長の持続性など優れた企業特性を持つと考えられており、自分が購入した株や投資信託の価値が上昇することも期待できます。
ペットボトルなどのリサイクルからエコカー、省エネ住宅など、金銭面でも幅広い貢献の仕方がありますが、1万円程度の投資の力も、きっと地球環境や自分の資産へ大きな貢献となるのではないでしょうか。
(※本ページに記載されている情報は2021年10月14日時点のものです)