結婚して、生活費の費用負担について家事を担当する比率が多い妻が食費や日用品を担当、家賃や水道光熱費などは夫の担当と、費目ごとに決めたけど、お互いどのくらい貯金できているのかもわからないし、残ったお金は自由に使っていいのか、モヤモヤしていませんか。お互いきちんと貯金もして、気持ちよくお金を使えることが理想ですよね。夫婦で上手に家計管理できる3つのコツをお伝えします。
新婚夫婦の家計のモヤモヤをスッキリ!
幸せになれる管理法3つのポイント
2021年5月3日
1.一緒に家計に関心を持とう
まず、一緒に家計管理について決めましょう。4つの家計管理パターンがあります。おふたりに合う管理方法を考えてみましょう。
費目ごとに支出型
今のおふたりの現状のように、費目ごとに支出の担当を決めて、貯金はそれぞれでして、自由に使えるおこづかいもそれぞれで使うパターンです。自由度は高いですが、家計の状況が把握しづらいので貯金額は決めて、定期的に話し合って公開できるとよいでしょう。
一方が生活費全額負担型
どちらかが働いていなかったり、パート程度の収入だったりするとこのパターンが多いです。役割分担がはっきりしているので、管理はしやすいです。家計管理が得意な方が担当するとよいでしょう。ただ、お互いの貯金やおこづかいの把握がしづらいので、「費目ごとに支出型」と同様、定期的に話し合って貯金額を公開すると安心できますね。
全共通財布型
ふたりの収入を合算してその中から生活費、貯金、おこづかいを振り分けます。1番お金が貯まりやすいパターンです。貯金も合算されるので、自由度が低くなること、「一方が生活費全額負担型」と同様にどちらかが管理することになるので、管理が不得意だと一方に負担がかかりがちです。
生活費のみ共通財布型
生活費は収入の割合に応じて負担をして、その他の貯金とおこづかいはそれぞれでします。きちんと貯金ができていれば、自由度が高いため1番ストレスなく管理ができます。お互いのプレゼントもしやすいですね。「全共通財布型」の次にお金が貯まりやすいです。
ふたりにとって合う管理方法はどれでしょうか。女性は出産等で収入の増減が変わりやすいので、ライフスタイルの変化に応じて管理パターンを変更する必要があることを予めパートナーに伝えおいてもよいでしょう。どのパターンにしても、お互い家計に興味を持って、定期的に話し合えるようにすることが上手に管理するコツです。
2.毎月の貯金額を決め銀行口座も分けよう
管理方法が決まっても、生活費やおこづかいの金額、貯金の金額、を明確にしないとモヤモヤが残ってしまいますね。そこで、決めておきたいのが、貯金額と生活費の金額です。
毎月の理想の貯金額は?
できれば貯金は4割が理想です。多いと思われた方もいるかもしれませんね。難しいようであれば、少しずつ4割を目指していきましょう。
4割の内訳は、次の通りです。
・老後資金、教育費など、長期で5年以上使わない資金は2割
・数カ月から5年程度で使う資金が2割
です。後者の方は、毎月の生活費以外の旅行代や資格試験の勉強代、家電代、出産費用など、数ヶ月から数年後に使う比較的大きめで、生活の質をアップさせる楽しみのための資金です。
それぞれ別の口座に入金しましょう。また、5年以上使わない資金は、預金だけではお金は増えづらいので、運用が理想です。ぜひ、チャレンジしてみましょう。
貯金の目的をハッキリさせることで、お金の不安も軽くなります。なんとなく貯金ではなくて、使う目的を考えてみてくださいね。
なお、残ったら貯金では、絶対にお金は貯まりません。収入が入る度に、先取りで貯金しましょう。各銀行口座に、自動入金の設定をすることもオススメです。
3.おこづかいは自由に使おう
収入の4割を貯金して、残りの6割は生活費です。住居費や食費の他、おこづかいの予算を決めます。これを決めておけば、どのパターンで管理しても大丈夫です。
1.お互い家計に関心を持ち、家計管理パターンを決める
2.貯金額、生活費を明確にし、口座を分ける
3.おこづかいは自由に使う
家計管理の3つのコツをご紹介しました。お金のモヤモヤを解消して、新婚生活を楽しんでくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2021年4月20日時点のものです)