結婚したら自分の家を購入したいとか、郊外でのんびり住みたいとか、家についての夢や希望っていろいろありますよね。住宅費は支出の中で結構なウェイトを占めるので、しっかり考えておきたいものです。そこで、どんな住み方があるのか、どういうメリット・デメリットがあるのか見ておきましょう。
どこに住む?
住み方いろいろ9選
2021年4月9日
いろいろな住み方
目的をもって住居を選ぶという意味で、「住み方」としました。以下のようなものが挙げられます。
持ち家vs賃貸
住む場所はどこでも自由に選びたいという人には賃貸がおすすめです。更新料がかかったり、保証人を立てなければいけないなど注意点もあります。
いつまでも同じところに落ち着いて住みたい人は持ち家がおすすめです。固定資産税、火災保険、修繕積立金など維持費がかかることと、一度買ったら引越しがしづらい、ローンを払い続けなければいけないというデメリットがあります。
マンションvs戸建て
マンションは低層階を避ければ、洪水などの災害や空き巣などの犯罪を避けることができるので、おひとり様にはおすすめです。
戸建ては開放感がありますし、子供が自由に遊びやすかったり、自動車所有者の場合、敷地内に駐車スペースを設けられれば駐車場代がかからないというメリットがあります。
新築vs中古
人の使ったものに抵抗があるという人には、新築がおすすめですが、賃貸であれば家賃が高く、持ち家であれば評価額が高いので固定資産税や火災保険も高くなります。
中古の場合は、物件によってクオリティーがまちまちですが、リノベ物件はきれいな状態で新築よりも安く住むことができるので、おすすめです。
短期vs長期
一般的な賃貸契約は2年更新ですが、ウィークリーマンションのようにごく短期間住める物件もあります。2年単位の物件に比べると一日当たりの賃料は割高ですが、ホテルのように必要な時だけ利用でき、敷金・礼金も必要なく、家具や食器が揃っているのでとても便利です。
最近は、サブスクの住み放題サービスも出てきましたので、リモートワークの人やいろんなところに住んでみたい人にはいいかもしれません。
シンプルvsデラックス
とにかく家賃を抑えたいというのであれば、風呂なしアパートや極狭物件という選択もあります。
一方、サービス重視というのであれば、コンシェルジュ付きのマンションでは、宅配便を受け取っておいてもらえたり、買い物代行のサービスなどもありますし、ホテル暮らしをすれば、自分でお掃除をする必要もなくなります。その分家賃は高いですが、仕事に追われている人には便利かもしれません。
民間vs公団vs公営
シンプルまではいかないけれども節約したい人には公団がおすすめです。日本住宅公団(現UR都市機構)が供給している住宅は、周辺の一般住宅よりも家賃が低く設定されていることが多く、保証人も要りません。また、敷地内に公園や医療機関が整備されているなどの利便性もあります。
もっとお金に困っている時は、公営住宅もあります。国や地方自治体が管理する物件で、高齢者や生活困窮者が利用することができます。
自宅vs社宅
社宅が利用できるのであれば、社宅がおすすめです。企業によって、家賃の全額または一部を負担してくれたり、年齢制限があったりと対応はさまざまですが、企業が負担してくれている分、住居費が抑えらます。
一世帯vs二世帯
小さな子供を抱えている共働き夫婦には、二世帯住宅がおすすめです。自分たちの親に、小さい子供の面倒を見てもらえたり、家事も頼みやすいというメリットがあります。そして、親世代の方も、何かあった時にすぐに助けてもらえるという安心感があります。
一人vsシェア
シェアハウスは、一人暮らしは寂しいという人にとってはとてもメリットがあります。キッチンなどが共有である分、家賃が抑えられますし、人と一緒に過ごすこともできるので安心感もあります。
選ぶ時に考えたいこと
このようにさまざまな住み方がありますが、以下の点を考えながら選んでください。
住居に何を求めるか
上で取り上げたほかにも、人によって選ぶポイントがそれぞれあり、どれを選んだらいいのか迷ってしまうでしょう。そこで、まずは自分が住居に何を求めているのかから考えるようにしましょう。例えば、広さ、価格、快適さなど、思いつくものを挙げていき、それらの優先順位をつけていくとそれに合った住居を選びやすくなります。
住居費をきちんと計算
自分が住居費にどれくらい出せるかはきちんと計算しましょう。特に購入する場合は、長期に渡ってローンを払い続けなければいけないので、計算を誤ると老後資金が足りないということにもなりかねません。専門家にきちんと計算してもらうことをおすすめします。
(※本ページに記載されている情報は2021年3月31日時点のものです。)