花粉症シーズン到来！
花粉症対策にかかるお金って？

寒い冬が終わるとつらい花粉の季節の到来。花粉症は仕事の能率が3割ダウンになるという発表もあったくらいなので、なかには他のことが何も手につかないという重症の人もいるかもしれませんね。事実、マスクやアレルギー用の薬など花粉症関連の商品は飛ぶように売れています。花粉症になると1シーズンでいくらくらいかかるのでしょうか？　花粉症対策とその費用についてみていきましょう。

花粉を体内に入れない

花粉症のせいで家を出たくなくなる気持ちはよくわかりますが、生活している以上、まったく外出しないというわけにはいきません。なるべく花粉を体内に入れないための対策をしましょう。

マスク

花粉をブロックするグッズとして真っ先に思いつくのがマスクではないでしょうか。花粉の侵入口である鼻と口をカバーすることには一定の効果があります。さまざまな機能、効能のマスクが販売されており、1枚あたりの価格は6～200円と幅があります。使い捨てが一般的ですが、なかには洗って何度でも使えるタイプのマスクもあります。最も大切なのはそのフィット感。フィットしていないものは隙間から花粉が入ってきてしまうので意味がありません。コストや使い勝手を比較しながら自分に合うマスクを探してみては。

花粉用メガネ

花粉がもたらす症状は鼻水やくしゃみばかりではありません。花粉によって目が充血したりかゆくなったりという症状に悩む人も多いと思います。そんな人には花粉用メガネがオススメ。価格は2000～4000円くらい。見た目の悪さから敬遠されがちですが、最近はデザイン性に優れたタイプも出てきているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

花粉をブロックする塗り薬＆スプレー

鼻のまわりに薬剤を塗ることで花粉をブロックできる塗り薬や同様の効果を持つスプレーなど、実にさまざまな商品があります。価格は1500～2000円くらい。使用してみないと効果は分かりづらいとは思いますが、マスクが苦手な人などに人気があります。

花粉症の症状を和らげる

マスクやメガネでブロックしていても、花粉は外出中に着ていた衣服や洗濯物など、至るところに付着して家に侵入してきます。出てしまった花粉症の症状を和らげる方法を見ていきましょう。

ハーブティー

ハーブにはアレルギーの発生を抑える成分が含まれているものがあり、花粉症に効くと言われています。ジャーマン・カモミールやネトルなどがあげられますが、単品で飲むよりもブレンドした方が高い効果が得られることもあるため、ハーブ専門店などで相談してみるとよいでしょう。ただし、薬ではないので即効性は低く、人によっては効かないこともあります。

目薬、点鼻薬

花粉による目の充血やかゆみが出たら目薬が効果的です。市販のものなら数百円程度で手に入りますが、抗ヒスタミン成分が入っているタイプのものだと1200円くらいと少し高めです。また、止まらない鼻水を抑えるものとして、市販で1500～2000円程度の点鼻薬もあります。点鼻薬は症状がつらいと使いすぎる傾向がありますが、使用法通りに使って効果が見られないときは医師に相談した方がよいでしょう。医療機関で処方してもらう場合、診療費も加わるので費用は市販薬よりも高くなります。

アレルギー用の薬

花粉症で一番つらいのは止まらない鼻水。花粉症シーズンにはティッシュの売上が急増すると言われています。ティッシュはセットで300円程度のものから鼻にやさしいタイプの一箱1000円もする高級品までさまざま。鼻のかみすぎで鼻が赤くなってしまうなど、これまでの対処法に限界を感じるなら、アレルギー用の薬を飲んだほうがいいかもしれません。抗ヒスタミン薬は市販のものと処方薬がありますが、診療費などを考えると費用面はどちらもそんなに大きな差はないようです（保険適用3割負担の場合）。

花粉症にならない体質づくり

花粉症とは、異物の侵入を察知したことによって起こる人間の免疫反応の一種です。風邪などのウィルスを防ぐためにも大切な機能ですが、重度の花粉症患者は免疫力のバランスが崩れていることも多いのだとか。

花粉症レーザー治療

花粉を敏感に察知する粘膜をレーザーで焼くことによって、鼻水やくしゃみを引き起こしにくくする手術です。費用は1万円程度で、花粉シーズン中にかかる花粉グッズや医療費などを考えると安いとも言えます。ただし、粘膜は徐々に復活するため効力は次第に衰えていきます。また、あまり効果が出ない人もいるようなので、気になる人は医師とよく相談してみましょう。

ヨーグルトの乳酸菌

ヨーグルトに腸内環境を整える乳酸菌が含まれていることは有名ですね。日頃からヨーグルトを食べ続けることによって腸内環境が良くなり、免疫機能のバランスが整い花粉症に強い体を作ることができると言われています。機能性ヨーグルトの価格は一般的なヨーグルトよりも少し高めに設定されていますが、1個あたり120～150円くらいなので手軽に始めたい人にオススメの方法です。乳酸菌が花粉症の症状を抑えるわけではないので、症状が軽いうちから食べ始めるのが理想です。

1シーズンで花粉症対策にかける金額は個々の症状や意識によって大きく変わりますが、多い人では月に1万～2万円程度にもなるとか。つらい症状だけでなく、お金の面でも私たちを悩ませる花粉症。自分に合った対策を見つけて、少しでも楽に、そしてリーズナブルに花粉症シーズンを乗り切りましょう！