子どもが成長すると頭を悩ます教育資金。子どもが小さい時から将来のためにコツコツ貯めたいですよね。そこで是非活用していきたいのが児童手当です。今回は、児童手当について詳しく解説していきます。
教育資金を貯める方法はこれだ!
児童手当の概要とは
2021年2月22日
子どもが産まれるともらえる児童手当って何?
子どもが産まれると出生届や医療保険などといったさまざまな手続きをしなければなりません。この手続きのひとつに、「児童手当」というものがあります。
出産前にいろいろと調べていて1度は耳にしたことがある人も多いと思います。でも、どのくらいの金額をいつまでもらえるのかといった詳しい制度の内容を把握している人は少ないのではないでしょうか。
ではまずはじめに、児童手当についてどういった概要なのか説明します。
児童手当は子どもが中学校卒業までもらえる!?
私は約1年前に第一子を出産し市役所で児童手当の手続きをしました。
支給額は、
1.3歳未満→15,000円
2.3歳以上小学校修了前まで→10,000円
3.中学生→10,000円
と3段階になっています。なんと、子どもが中学校を卒業するまでもらえるんです。15年間ってなかなか長いですよね。
2に関しては、子どもが3人以上いる家庭の場合、3人目以降は15,000円となります。子どもが大きくなれば支給額は減るものの、ありがたい制度です。
支給は毎月ではなく、2月・6月・10月と年に3回されます。10月に支払われる場合は、6月~9月の4カ月分ということになります。
手続きが遅れると支給額が減ってしまう恐れも
児童手当だけでなく、出産に伴う手続きは速やかに行わなければなりません。児童手当に関していうと、手続きが遅れれば遅れるほど、総支給額が減ってしまいます。
児童手当の支給を受けるには、市役所で「認定請求書」というものを提出する必要があります。この書類が正式に受理されると、提出した月の翌月分から支給される仕組みになっています。
例えば、2月1日に出産し当月中に手続きをすると3月分からの支給となりますが、3月となると手当が4月分からとなり、1カ月分の15,000円がもらえなくなります。
もし、月末の31日に出産した場合は、どうしても手続きが翌月になってしまいますよね。こういった方のために「15日特例」というものがあり、出生後の翌日から15日以内に手続きをすれば、当月分から支給されます。
子どもが産まれたら、何かと大変ですが児童手当の手続きは忘れることなく速やかに行いましょう。
児童手当の他に何か貯める方法はないの?
結論からいうと、児童手当以外にも貯める方法はあります。教育資金を貯める方法として有名なのが学資保険です。
私自身も真っ先に学資保険を検討しました。強制的に毎月保険料を支払うことでお金が貯まり、利率も高いので契約満了時には総支払保険料よりも多く返戻金を受け取れるので、一石二鳥だなと思っていました。
学資保険に関していろいろ調べると、昔の学資保険は利率が高く保険に入れば恩恵を受けることができました。しかし、現在では日本は低金利なので学資保険にも影響が出ていて、利率が高い商品は販売停止になっているのも多く、さらに販売されている商品は昔よりも利率が低くなっています。
学資保険だけでなく保険商品全般的に、基本的には契約満了まで解約しないというもの大前提ですが、何らかの事情で解約しなければならなくなった場合、支払った保険料よりも返戻金が少なくなってしまうということになりかねません。これでは、結局お金を貯める目的で入った保険なのに意味がありませんよね。
途中で解約せずに満期を迎えれば、普通に箪笥貯金や銀行に預けるよりはお金を増やすことはできますが、利率が低い現在は昔ほど学資保険のメリットというのは感じ取れないように思います。
児童手当を上手く活用する方法について
児童手当は、出産後すぐに手続きをして子どもが中学校を卒業するまで1円も使わなければ、産まれた月によって金額は増減しますが、約200万円にもなります。
子どもが産まれると、いろいろと出費が増えるので児童手当を使いたいところですが、これは本来ならばないもの、つまり臨時収入という風に捉えます。なので、ここは我慢して普段の生活費は給料でまかなうように意識しましょう。
児童手当の手続きで振込先の口座を記載する箇所があります。他のものと一緒にしてしまうと管理しづらくなりますから、完全に児童手当専用の口座を用意するとよいでしょう。
これだけでも着実に教育資金としてお金を貯めることができるのですが、さらに上級編としてこれを定期預金に回します。
定期預金は普通預金よりも金利が高く設定されているので、定期預金にした方が貯めながらお金を増やすことができます。
定期預金の口座を児童手当用と同じ銀行にすれば、手続きも簡単ですし、自動的に積み立てられます。
このように児童手当を上手く活用することによって、いざ教育資金が必要な時期にまとまったお金を準備することができます。
可愛い我が子のためにも、計画的にお金を貯めていきましょうね!
(※本ページに記載されている情報は2021年1月24日時点のものです)