投資に興味はあるけれど、やっぱりハードルが高くて不安……という方も多いですよね。そんな方におすすめしたいのが、貯まったポイントを利用できる「ポイント投資」。自己資金を使うわけではないので、気軽に投資デビューできるのが魅力です。そこで今回は、ポイント投資のメリット・デメリットに加え、投資に使える4種類のポイントや、それぞれの特徴についてお伝えします。
ポイントで気軽に投資デビュー!
投資に使える4種類のポイントとは?
2021年2月1日
ポイント投資とは?
ポイント投資とは、貯まったポイントを使って投資ができるというもので、しくみの違いから投資型と運用型の2種類に分かれています。
そのうち投資型とは、最初にポイントを現金化し、それを資金として自分で選んだ株式や投資信託を買い付けるというもの。よりリアルな投資を経験できるというのが大きな特徴です。
それに対し、運用型はポイントを現金化せずに運用するという違いがあり、値動きに連動してポイントそのものが増減するというものです。
ですが、せっかくポイント投資を始めるなら、いずれは自己資金での投資にもチャレンジしてみたいと思いませんか?そこで、ポイント投資で経験を積むためにも、今回は投資型に絞ってお伝えしていきたいと思います。
ポイント投資のメリット・デメリット
まずは、ポイント投資にはどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
ポイント投資のメリット
ポイント投資のメリットとして、
・自己資金の負担がないので気軽に投資デビューができる
・投資に関する経験や知識を増やせる
などが挙げられます。
最大のメリットは、自己資金の負担がないこと。自己資金による投資を始めるにあたっては、「ある程度まとまった資金が必要なのでは?」「損したらどうしよう」など、興味はあっても不安が大きいという方も多いですよね。しかし、ポイント投資は貯まっていたポイントを使うので、心理的なハードルを大幅に下げられるでしょう。
また、実際に株式や投資信託などを買い付けることで、投資に関する経験や知識を増やすことができるのも大きなメリットです。
ポイント投資のデメリット
ポイント投資のデメリットとしては、
・証券口座の開設が必要
・投資対象が限されている
・取引手数料などの費用が発生することがある
・元本を割り込むリスクがある
などが挙げられます。
一般的に、ポイント投資を始めるにあたっては証券口座の開設が必要になりますので、この点が面倒だと感じる方がいるかもしれません。また、ポイント投資と言えども、取引手数料などの費用が発生することもありますし、元本を割り込むリスクもあります。このようなデメリットがあることは十分に理解しておきましょう。
投資に使えるポイントとは?
現在、投資型のポイント投資に利用できるのは4種類。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
Tポイント
Tポイントを投資に利用できるのは、SBI証券とSBIネオモバイル証券の2社ですが、投資初心者におすすめなのは手数料が月額制のSBIネオモバイル証券です。国内株式やFXの買付ができ、1株単位での購入もOK。また、株式取引にかかる手数料が定額制になっており、1カ月の約定代金合計額が50万円以下であれば、税込220円で何回でも取引可能です。
楽天ポイント
楽天ポイントは、楽天証券が取り扱っている投資信託や国内株式、バイナリーオプション(為替変動を予測する取引)の購入が可能です。特徴は、NISA口座やつみたてNISA口座が利用できるということ。NISA口座は年間120万円まで、つみたてNISAは年間40万円までであれば運用益が非課税になるため、節税効果が期待できます。また、投資信託を購入した場合には、楽天市場でのショッピングポイントが+1倍になるという特典も魅力の一つです。
dポイント
dポイントによる投資では、「日興フロッギー」を利用して、SMBC日興証券が提供する約3700銘柄の国内株式や上場投資信託の買付ができます。さまざまな企業が紹介される記事を参考に、「学びながら気になった株をすぐ買える」という新しい投資スタイルを体験できることでも人気。1000本以上の記事が無料で購読できるだけでなく、特定の記事を読むとdポイントがもらえるなど、うれしい特典もついています。また、NISA口座も使えるので、節税効果も期待できますよ!
LINEポイント
LINEポイントの投資では、LINE証券の提供する株式やETFに加え、プロが厳選した30銘柄の投資信託の買付ができます。LINEアプリからの注文ができるので、別途アプリをダウンロードする必要もありませんし、口座開設もスマホで完結。また、割安な銘柄や人気優待銘柄、好業績予想銘柄、高配当利回り銘柄など、20種類以上のカテゴリーに分類して紹介してくれているので、投資の対象を見つけやすいのも魅力です。
今回は、ポイント投資についてお伝えしました。投資をする以上リスクは避けられないものですが、だからこそ、ポイント投資でより多くの知識と経験を身に付けていただければと思います。まずは、自分が貯めているポイント、貯めやすいポイントがどれなのかを絞り込み、該当するポイント投資についてしっかり予習するところから始めてみてはいかがでしょうか。
(※本ページに記載されている情報は2020年12月24日時点のものです)