コロナ禍にあって副業に対する関心が高まっているようです。収入源を複数持つこともできるし、自分の得意を活かしたり、やりがいも持てるので、とてもおすすめです。そんな副業をうまく成功させるために、以下のようなことに気を付けましょう。
副業を成功させるための5か条
2020年9月4日
会社の了解を得るべし
中には副業禁止の会社もありますが、ここで、なぜ禁止なのか考えてみましょう。
「社員の働き過ぎによる健康被害が心配」、「情報漏えいが心配」、「企業の名前を出されて、信用に傷がつくようなことをされないか心配」などが主に副業禁止としている理由です。会社は会社で副業によるデメリットを感じているので禁止にしているのです。
しかし、逆に言えば、これらの心配を取り除く説明ができれば、禁止としている会社でも個別に了解が得られる可能性があります。副業によって会社にもどんなメリットがあるのかをきちんと説明して、堂々と始めましょう。
副業が大丈夫な会社の場合にも、もちろん会社の了解を取っておきましょう。場合によってはスケジュールなど考慮してもらえることもあるでしょうし、内緒にしたまま始めて、何か取り返しのつかないことが起こったら困ります。
元手がかからないものから始めるべし
副業を始める目的は、自分の生きがいもあると思いますが、もっと収入を得たいからという場合が多いと思います。にもかかわらず、初期投資がかなりかかるような副業はおすすめできません。中には初期投資に見合うだけの収入が得られるものもありますが、軌道に乗せるまでには相当の時間と努力が必要なはずです。
いきなりそこを目指すよりも、まずは元手がかからないものから始めてみましょう。
始める前に、その副業にどれくらいのコストがかかるのか洗い出してみましょう。そして、元を取るにはどれくらい売り上げをたてないといけないのか計算してみましょう。
どうしても資格を取る必要があるとか、ノウハウを知るために高いお金を払わなければいけない場合は、実際にやっている人の声も聴いてみましょう。いい話ばかりでなく、うまくいかなかった人の声も拾って、投資するだけの価値があるかどうか冷静に見極めましょう。
できそうなものから始めるべし
上述とも関係がありますが、知らないこと、できないことをいきなり始めようとするほどお金も時間もかかります。まずは、自分のできること、得意なことから始めてみましょう。
自分の得意がわからない人は、自分のできることの洗い出しから始めてみましょう。それも浮かばないという場合は、他の人たちがどんな得意を副業にしているのか検索してみるのもおすすめです。
副業サイトを活用すべし
最近は、自分の得意を時間売りするギグワークという働き方があり、そのためのプラットフォームサイトもあります。初めて副業をやるのであれば、この副業サイトを活用するのをおすすめします。実際に副業を始めてみると起こる問題や面倒な仕事を全部請け負ってくれるからです。
例えば、料金をきちんと支払ってくれないとか、約束した時間に現れてくれないなどの問題も、副業サイトが間に入っていれば代わりに対応してもらえます。
また、自分が副業を始めたことを広く伝えなければお客さんはやってきませんが、これも副業サイトが宣伝してくれます。
その他にも、思わぬクレームを付けられたなど、様々なトラブルが起こります。稼ぐということに慣れていない人ほど、このトラブルが重荷になってきて、せっかく始めたのにやっぱりやめるということになりかねません。ですから、間に入ってくれる企業がいた方が安心です。
確定申告すべし
会社員の場合、年末調整があるので確定申告を行ったことがない人も多いかもしれませんが、給与所得と退職所得以外の所得が20万円を超える場合には、確定申告が必要です。
会社員が副業を行う場合、ほとんどの場合は雑所得に分類されます。売上金額から必要経費を差し引いたものが所得です。そのため、毎月の売り上げをきちんと記録しておく必要がありますし、経費がいくらかかったのか証明するために、領収書類をすべて保管しておく必要があります。
確定申告を行わなければいけないにもかかわらず行わない場合、延滞税や加算税が課せられる場合もありますので、必ず期日までに行いましょう。
副業は内容を選べば定年もありませんし、時間も場所も自分で自由にやりくりできます。稼ぐことに伴う責任はありますが、自分で稼ぐことの達成感も得られます。本業に相乗効果をもたらすこともできますし、自分次第でいくらでも収入を伸ばすことができます。本業をしっかりやることはもちろん大事ですが、ぜひ、副業も上手に取り入れていってほしいと思います。
(※本ページに記載されている情報は2020年8月14日時点のものです)