格安スマホとは、格安のSIMをSIMフリー端末にセットしたスマホのことで、大手キャリアから通信回線を借りて独自のサービスを提供する事業者が販売しています。この格安スマホですが契約したけれど、使いこなせず後悔したという話も多く聞きます。そうならないよう、格安スマホのメリットとデメリットについてきちんと理解しておくようにしましょう。
正しく知っておこう!
格安スマホのメリットとデメリット
2020年6月27日
格安スマホとは?
格安スマホとは、格安のSIMをSIMフリー端末にセットしたスマホのことです。SIMには、通信サービスだけのSIMと、通話もできる音声付きのSIMがあります。格安スマホは、通信速度、データ容量、通話の有無や通話時価の予備端末の種類などの組み合わせで、各社が様々なプランを用意しています。
格安スマホのメリット
1.通信料金が安い 端末も低価格のものが多く、初期費用が安く済みます。
2.解約料の負担が少ない 格安スマホは契約期間の拘束がなく、解約料がかからないのが一般的です。契約期間がある場合でも、比較的短期間で解約できることがメリットです。
3.乗り換えがしやすい SIMフリー端末であったり、契約期間が比較的短いので、他社への乗り換えがしやすいことも魅力のひとつです。
格安スマホのデメリット
上で格安スマホのメリットを述べましたが、格安スマホには以下のようなデメリットも存在します。
サポートは電話やメール
SIMの装着やネットにつなぐ設定は自分で行う必要があります。 格安スマホの販売業者は店舗を持たないものが多く、サポートは電話やメールとなり、場合によっては有償となることもあります。
キャリアメールが使えない
格安スマホの場合、キャリアメールのアドレスは使えず、代わりに独自のメールアドレスを提供している事業者が一般的です。そのため、フリーメールなどを利用することになります。メールアドレスを提供している場合でも、受信者側がキャリアメール以外をブロックする設定にしているとメールが届かず、相手にわざわざ設定変更をしてもらう必要があります。
通話料金と音質
以前は音声プランが充実していなかったため、通話料金が高くなりがちでしたが、最近はかけ放題のプランも登場しています。ただし、1回の無料通話時間を「3分間」もしくは「5分間」などと制限しているケースがあることから、注意が必要です。また、通信サービス専用SIMでも通話ができる場合もありますが、回線状態によっては音質が良くないことがあります。
契約期間の拘束があるNVNO(仮想移動体通信事業者)の通信サービス専用SIMは、契約書を受け取った日を初日とする8日間以内であれば、理由なく契約を解除できるという初期契約解除制度の対象となっていますが、音声付きのSIMは初期契約解除制度の対象外となり、事業者の定めた解約料がかかります。また、どちらも端末は解約できないことにも注意する必要があります。 「インターネット通販で格安スマホを購入したが、使い方が分からない。」 「電話によるサポートしかなく、使いこなせない。」 といったトラブルにならないよう、契約する前に内容を慎重に検討し、自分の利用方法に合ったサービスを選択するようにしましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年5月31日時点のものです)