新型コロナの影響がいつまで続くのか分からない状況の中、解雇や休業に直面している方も多いのではないでしょうか?国や自治体からの支援策も打ち出されつつありますが、自粛の中、今日明日の生活維持のために各家庭での節約は必須のようです。今回は、非常時の収入減に備え、簡単で効果バツグンな節約術を10個書き出しました。あなたが今すぐできそうなものから実践してみてはいかがでしょうか?
【収入減に備える】
簡単で効果バツグンな節約術10選
2020年5月21日
今は戦後最大の危機!?
新型コロナの影響が世界中に広がっています。最近では、新規感染者数が減少傾向にある国も増えているものの、第2波、第3波の恐れもあるため、完全な終息には至っていないのが現状です。
経済活動にも大きな影響が出ています。わが国でも3月頃から徐々に影響が出始めており、経営者などは「自粛要請で売上が減少した」、会社員などは「休業中で収入が減った」「失業した」という声が上がっています。この状況が1~2年、もしくはそれ以上続くとの見方もあります。
わが国では過去にもオイルショックやバブル崩壊、リーマンショックといった経済危機を乗り越えていますが、今回のコロナショックは、それ以上の経済危機と言われています。【戦後最大の危機】となる可能性がありそうです。
不安な毎日ではありますが、生活を少しでも長く維持できるよう【収入減に備える】節約術をご紹介します。
【収入減に備える】節約術
1)自炊を徹底する
食費の節約には自炊を徹底させること。デリバリーやテイクアウト利用も外食に比べれば節約効果がありますが毎食となるとかなり出費です。今回のような自粛中は自宅で過ごす時間も増え、自炊する時間は捻出しやすいはずです。自炊を徹底して節約に励みましょう。
2)定番食材を活用する
毎日の自炊は凝った料理を作る必要はありません。スーパーにいつでもある定番食材を使って、焼くだけ炒めるだけの簡単レシピに、自分好みの調味料やドレッシングを数種類揃えておくだけで十分です。買った食材を余らせずにしっかり使い切ることが節約になります。
3)家賃の削減を考える
支出項目の中で特に金額の大きい「家賃」。収入減に備えるためには家賃の節約は必須です。部屋数の少ない物件、最寄り駅から離れた物件に引っ越し家賃を削減するのもよいですが、在宅勤務やテレワークが可能な人は、都会を離れて田舎暮らしを始めるのもおススメです。
4)保険料を見直す
保険料も支出の中で金額の大きい項目です。家計に余裕のある時なら、いざという時に安心できる十分な保障内容にしておくとよいのですが、収入減に備えるのであれば、毎月の保険料も気になるところです。最低限必要な保障だけを残し、毎月の保険料を削減する見直しが必要です。
5)車を保有するか考える
マイカー保有者は、この機に我が家に車が必要かを考えてみましょう。保有していれば、ガソリン代、駐車場代、車検、保険、税金などの維持費がかかります。毎日車を使うわけではなく、週末や月に数回だけの利用であれば、マイカーを手放してレンタルやシェア、タクシーを利用するのも節約になります。
6)携帯電話プランを見直す
携帯電話会社は次々に新しいサービスやプランを出しています。格安スマホの需要も増えています。自分が使い続けている会社や機種、サービスやプランが、今の自分にとって最適とは限りません。常に新しい情報を仕入れ、自分にとって快適に使え、料金が安くなるプランがないか見直しましょう。
7)定額サービスを整理する
音楽や動画の配信定額サービスだけでなく、最近では、ヨガやジム、エステ、レストラン、コーヒーショップ、洋服やバッグ、アクセサリーなどにも定額サービスが広がりつつあります。収入減になった場合、ライフスタイルも変化します。変化に合わせて、定額サービスを利用することがお得かどうかを整理し、解約することも必要です。
8)習い事を整理する
キャリアアップ、健康維持や体力づくり、趣味や娯楽など、大人になっても習い事をしている人は多いようです。しかし収入減になれば、習い事の出費も重くのしかかります、習い事の数を減らしたり、いったん止めて独学でやってみるなどの工夫もしてみましょう。
9)物を片付ける
収入減に備えて、ムダな物を買わないためには、今ある物を把握する事が大切で、そのためには物を片付けることが必須です。片付けをして、まだ使えるのにいらない物が見つかればネットフリマなどで売ることもでき、臨時収入があるかもしれません。
10)オンラインでできることを増やす
ミーティングや勉強会、交流会、飲み会など、今までは開催する場所に出かけて行くのが主流でした。これらは交際費といわれる支出だけでなく、交通費や美容被服費も少なからずかかっていました。オンラインなら、これらの支出はほぼゼロ。他にも交際費だけでなく、オンラインでできることはいろいろあります。賢く利用して節約しましょう。
困った時の支援金制度について
収入減に備え節約生活を頑張っていても今日明日の生活が立ち行かない場合や、転職や再就職が決まり収入のめどはついたけど最初の給料日までの約1~2か月間の生活が苦しい場合も考えられます。
困った時は、国や自治体などの支援金制度を利用するのも方法の一つです。例えば、社会福祉協議会の「生活福祉資金制度」では無利子での緊急貸付が可能です。
また、今回の新型コロナのように大規模な経済的緊急事態の場合には、新たな支援金制度も創設されます。
国や自治体のホームページやニュース、新聞などの情報を敏感にキャッチし、家計の緊急事態に備えましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年5月17日時点のものです)