共働きで、夫婦別財布。ちゃんと毎月貯金できているとは言えないし、パートナーもどのくらい貯金しているのかわからない。「お互いオープンにしてきちんと貯金できるようにしたいな」と思っていませんか?将来のためにも、お互いの収入と貯金をクリアにして、その上でご夫婦に合った家計管理方法を決めましょう。お互いがお金に向き合うと、自然とお金が貯まる家計になりますよ。
共働きのお金の貯め方のコツは?
性格別家計管理方法を紹介
2020年5月1日
夫婦別財布はやめたほうがいいの?
完全別財布での家計管理は、ふたり共フルタイムで働く共働き夫婦に多いです。夫が住居費や水道光熱費、妻が食費、日用品などそれぞれの費目で分担し、残った金額はそれぞれで貯金、おこづかいとなります。このような家計管理は、やめたほうがいいのでしょうか。 メリット・デメリットを考えてみましょう。
別財布型のメリット
何といっても、自分が使えるおこづかいの自由度が高いことです。お互いのプライバシーも守られやすいと言えるでしょう。
別財布型のデメリット
最初にもお伝えしましたが、相手の貯金がちゃんとできているかわからないことです。話し合う機会を持たない限りは、プライバシーが守られているため、多少使いすぎても「まあ、いいか」という気持ちにもなりやすく、思うように貯金ができません。貯金ができていないがために、余計にお互いの家計に関して無干渉になります。多くの共働き夫婦が貯金ができずに悩んでいる原因ではないでしょうか。
また、妻が出産などで収入が減った場合は、家計管理方法を見直す必要があり、教育費など新しい支出ができたときも、どちらが負担するのか決め直すことになります。収入の割合に応じて、負担する担当を決めることに限界がある可能性もあります。
お互いに決めた通りにきちんと貯金ができて、定期的に話し合いができていれば別財布でも問題がないと言えます。この方法で続けたい場合は、思い切って話し合うことが大切です。
では、他にはどのような家計管理方法があって、メリット・デメリットはどんなものか、みてみましょう。
性格別オススメ家計管理方法とは?
1.「片方が生活費負担型」コミュニケーションバッチリタイプにオススメ
この方法は、例えば夫が住居費や食費、貯金、おこづかいなど全てやりくりし、妻の収入は、貯金とおこづかいというパターンです。妻がパートなど、収入の差が大きい場合、この管理方法をする夫婦が多いです。ひとりが全て生活費を負担するのは、1つの口座で管理できるので、わかりやすいというメリットがあります。
しかし、生活費を負担している夫側が、おこづかいが少なくなる可能性もあり、不満を感じやすいくなりがちです。また、お互いにちゃんと貯金できているのか不明になることや、特に妻の方が、おこづかいを使いすぎていないか疑問が生じる点はデメリットです。お互いの毎月の貯金額、おこづかいの額がオープンで、かつ定期的に支出や資産状況について確認できるコミュニケーションバッチリ夫婦であればこのパターンを選んでもいいでしょう。
2.「共通財布型」夫婦の性格のバランスが取れているタイプにオススメ
この方法は、夫婦の収入全てを共通のお財布(銀行口座)に入金し、そこから生活費を負担し、貯金額、おこづかい額も決めていきます。お財布がひとつなので、1番お金が貯まりやすい方法で、家計管理もしやすい点はメリットです。
しかし、自由度は低くなること、家計管理担当が負担を感じること、共有のお財布なのに、口座の名義がどちらかになることはデメリットです。夫婦のどちらかが、1人での家計管理が苦にならないしっかりタイプと、相手にお任せしたいタイプのバランスが取れた夫婦なら、この方法がオススメです。
3.「生活費のみ共通財布型」お互いのプライバシー重視タイプにオススメ
この方法は、夫婦の共通財布に収入の割合に応じて入金、そこから生活費を支払い、貯金もして、残りは各自で自由に貯金と、おこづかいにするという家計管理の方法です。自分の貯金が曖昧になるため、お金が貯まりやすい順位は2番目ですが、共通貯金もあり、プライバシーも確保できるというメリットは大きいです。自由も利くため、お互いにプレゼントができますし、夫婦円満でいられるオススメの家計管理方法です。
理想の家計に近づけるには?
共働きの家計管理方法をご紹介しました。ご自身に合うものは見つかりましたでしょうか。お互い忙しい毎日を送っていると思いますが、夫婦でライフプランを考えたり、「3年後にマイホームを購入したい」などの共通の目標ができれば、お互い家計管理に意識が向いていきます。どの家計管理方法を選んだとしても、一緒に定期的に確認するなどお金についてオープンに話し合うことが大切です。
また、貯金は収入の2割の先取り貯金を目指しましょう。 今できていないのであれば、支出を見直しをして少しずつ目指して理想の家計に近づけてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2020年4月7日時点のものです)