「1年後に結婚式を挙げて、新婚旅行もしたいから、生活費を二人で15万円にすることはできるかな?」夢の実現のために生活費を見直ししたいとは、とてもステキなことですね。お金の使い方を改めることができたら、その効果はずっと続くのでツライ節約などせずに済みますよ。生活費15万円の内訳、やりくりする方法を考えてみましょう。
二人暮らし生活費15万円で夢を実現したい!
内訳とやりくり術とは?
2020年3月15日
二人暮らしで生活費15万円の内訳は?
生活費15万円の一般的な内訳は、以下の通りです。
・家賃 50,000円〜75,000円
・食費 25,000円〜30,000円
・保険料 5,000円
・通信費・水道光熱費 25,000円
・雑費(日用品) 7,500円
・交際費、被服費、趣味など 30,000円
大切にしたい価値観でお金を使う、カットする
上の内訳はあくまでも目安です。お金をかけたいところ、カットしたいところは生活スタイルや価値観によって大きく変わるからです。ご自身の大切にしたいところを基準にすれば、ツライ節約にならずに済みます。目安を参考に各費目を見ていきましょう。
家賃 通勤時間は短く
できれば1DKは確保したいところ。東京都下であれば、月75,000円程度で見つけることも可能です。駅から遠いなど条件を変えれば、もっと安くはできますが、家賃を抑えるために通勤に時間をかけることは、オススメしません。また、物件を決める際には家賃交渉も忘れずにしましょう。
食費 楽しみながら節約を
25,000円程度にするには、なるべく自炊を心がけたいですね。とはいえ、働きながら毎日自炊するのは大変なことです。疲れて作りたくない日は外食でなく、お総菜を買って帰りましょう。お料理好きであれば、週末に作り置きを楽しむこともいいですね。また、ふるさと納税を活用することも食費の節約ができます。外食は特別な日に限定しましょう。その方が満足度も上がりますよ。外食費を減らすコツは節約効果大! 外食費を減らすちょっとした工夫5つ」を参考にしてくださいね。
保険料 加入したつもりで貯蓄でもOK
4,000円以内にしましょう。子どもがいない共働き世帯で検討する保険は、医療保険です。30代であれば2,000円代で加入できるでしょう。
ただ、若いうちは病気にかかる確率は低いこと、「高額療養費制度」により、月額でかかる医療費は限度があること。また、会社員であれば、「傷病手当金」があること。こういった理由から、加入しない選択肢もあります。加入しない代わりにその分を貯蓄しておくこともひとつの方法です。なお、保険適用外の高額な治療費に対応してもらえる先進医療保険のみであれば、ひとり月500円程度で済みます。
保険は、自費ではどうしてもカバーできない部分を補うために加入するという考えで検討しましょう。
通信費 格安スマホに変える
極力減らしたい支出です。格安スマホなら、容量3GBで、月2,500円程度のプランがあります。動画見放題、SNSは無制限に利用できるオプションサービスを提供している会社もあります。ライフスタイルに合う選び方をする、無料Wi-Fi環境で使うよう心がけるなどして5,000円以下を目指しましょう。
水道光熱費 会社を変える
2019年総務省統計局の家計調査で、二人以上の世帯(勤労者世帯、世帯主34歳以下)の水道光熱費の平均は、17,262円となっています。このデータは二人以上のため、もう少し減らせると考えられます。電気もガスも自由化されていますので「価格.com」といった比較サイトで、安くなりそうな会社を探してみましょう。ガスより電子レンジを使う、お風呂の残り湯で洗濯する、洗濯はまとめてするなどできる範囲で工夫できることはたくさんあります。月平均14,000円程度を目指しましょう。
交際費、被服費、趣味 「自己投資」はしっかりと
交際費、被服費、趣味といった自己投資は、日々の生活のうるおいとして必要ですね。それぞれ自由に使える金額を決めて、使い方には口出しせず、気持ちよく使いましょう。
交際費は、急なお誘いにはのらないなど、計画的に使いたいですね。被服、美容費は、女性なら、できればカットしたくない項目です。カットモデルを利用する、プチプラコスメを使う、セールで買うなどして上手にやりくりしましょう。趣味の読書やジムなどは、本は図書館で借りる、ジムは自治体で運営しているサービスを利用する、定額制ではなく、都度払いできるところに行くなどすると費用を抑えることができます。来年の目標に向けて、23,000円程度になるよう調節しましょう。
雑費 カンタンに節約できる
目安では7,500円ですが、カンタンに抑えられる費目です。例えば「洗剤」は、トイレ用、お風呂用と場所別であります。でも、「重曹」ひとつあれば、トイレ、お風呂、シンクもお掃除できるため、わざわざ買いそろえなくても大丈夫だからです。詳しくは、「え?買わなくていいの? 買わずに代用で日用品の出費を節約する方法」も見てくださいね。4,000円以内でできそうです。
お金の話はオープンに
「一緒に使うお金」(食費、光熱費、雑費など)はお互い協力し合って節約をし、「自由に使うお金」はそれぞれが確保できるようやりくりしていきましょう。そのためには、お金の話をオープンにすることが大切なことです。ですから、数ヵ月に1度、収支の見直しを話し合う時間があるといいですね。少し予算から出てしまったら他の費目や、次の月で調整するなど、細かく悩まないことも、続けるコツです。習慣づけば15万円でもやりくりできるようになりますよ。1年後の結婚式と新婚旅行、思う存分楽しめるようにぜひチャレンジしてみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月15日時点のものです)