もうすぐ4月。転職するには一番募集のある時期です。スキルアップするために仕事を変えたい人、もう一度働きたいと思っている人、子供が小さいからパートで働きたい人、様々です。今回はそれぞれのメリット・デメリットをご紹介。自分に合った働き方の参考にしてみてくださいね。
転職するなら今でしょ!
正社員と非正規社員の違いとは!
2020年3月19日
なぜ4月なのか?
新卒の入社式が4月にありますね。それと同時に中途採用の募集をかける会社も多数あります。日本では「4月」が節目の時期。中途採用の募集は3月~4月に集中することが多いようです。新入社員で入った人が1年で辞めてしまった、など様々な事情があるようですが、転職では「4月」が一番の狙い目です。
それでは、他の月では募集していないの?と思うかもしれませんが、大丈夫です。3月、4月と違ってそこまで多くはないのですが、募集はあります。第2の狙い目は「10月」。10月は、4月から働き始めた人からしたら「半年」になります。この「半年」も仕事を辞める人がちらほら出てくる時期でもあります。また、大手企業では移動の時期。これに合わせて人も動きますので、9月~10月も頭にいれておくと良いですね。
また、極端に募集が少ない月もあります。それは「1月・2月」。この2ヵ月の募集が極端に少なくなっています。12月の年末商戦が終わり、新年になるとパタリと募集が少なくなり、そして3月上旬から徐々に増えてきます。
転職するにもタイミングがありますので、募集が多い月を狙って活動すれば就職できる確率もぐんと上がります。参考にしてみてくださいね。
正社員・非正規社員との違い
正社員・非正規社員の最大の違いは「終身雇用・年功序列」になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
正社員の特徴
・就職した会社でずっと働ける(終身雇用)
・フルタイムで定年まで雇用期間を決めずに働ける(正規雇用)
・年齢と共に給料が上がる(年功序列)
などがあげられます。
非正規社員の特徴
・パート アルバイト ⇒ 正社員と異なり、短い時間での勤務、時給制が多い
・派遣社員 ⇒ 派遣会社と契約を行い、派遣先にて仕事をする
・契約社員 ⇒ 正社員と異なり、予め雇用期間が決まっている
派遣社員・契約社員は、雇用期間が決まっているので、更新が無ければ自動的に終了となります。
次に、それぞれの働き方のメリット・デメリットを見ていきましょう。
正社員のメリット、デメリット
メリット
正社員の最大のメリットといえば、やはり「給与が良い」「待遇が良い」となります。ボーナス支給・昇給・食事補助などがある会社もありますし、女性には嬉しい「育児休暇」などを取りやすい面もあるでしょう。また、退職金制度がある会社も多く、退職金があれば老後の不安も和らぎますね。
デメリット
正社員のデメリットは残業が発生しやすい環境です。また、会社の命令が優先される傾向にあるため、転勤を命じられることや、人員不足で休日出勤を命じられることも考えられます。
ライフワークバランスを考える時は、メリットだけでなくデメリットも頭に入れておきましょう。
非正規のメリット、デメリット
非正規のメリット
非正規社員の最大のメリットは、自分のライフスタイルに合わせて働くことができる、ということです。小さいお子さんがいるご家庭ではとても魅力的ですね。また、面接も正社員に比べて通りやすい点も挙げられます。面接に合格すれば、すぐに採用される傾向もあります。
非正規のデメリット
非正規社員のデメリットは、雇用が安定しない、という点があります。非正規社員は、正社員として採用するよりも安く雇用できることが会社側にとってのメリットでもあります。そのため、経営が悪化した時などに雇用が終了させられることもあります。また、正社員との賃金格差があります。正社員のようにボーナス支給がない事が多いので、その点について不満を抱えることになるかもしれません。しかし、今年2020年4月から同一労働同一賃金を定めた「働き方改革関連法案」が施工されるため、少しずつではありますが改善されると考えられます。
貰える年金は?
老後、貰える年金についても気になりますよね。こちらは正社員・非正規社員というよりも「扶養内」であるかどうかがポイントとなってきます。また、一定の基準を満たしていれば、社会保険に加入できることを覚えておくと良いでしょう。
社会保険の加入条件
会社の規模によって異なりますが、以下の点を押さえておけば安心かと思います。
1.週の所定労働時間が20時間以上であること
2.雇用期間が1年以上見込まれること
3.賃金の月額が8.8万円以上であること
4.学生でないこと
以上の条件を踏まえて、ご自身の生活スタイルで無理なく過ごすことができるかを考える基準にしてみると良いでしょう。
扶養内で働く場合
もし扶養内で働くと決めた場合、国民年金の「第3号被保険者」になります。国民年金の保険料を支払う必要はないです。ずっと「第3号被保険者」で保険料を支払わなくても老齢年金は貰うことができます。国民年金の保険料は月額16,410円(令和元年度)です。これを払わずに老齢年金を貰えるということはある意味お得かもしれませんね。
扶養から外れる場合
では、自分で厚生年金に加入した場合(扶養から外れた場合)はどうでしょうか?結論から言いますと、厚生年金に加入している分、年金は第3号被保険者の時よりも多く貰えます。なぜなら、基礎である国民年金にプラス「老齢厚生年金」が貰えるからです。長生きすると考えるのであれば、扶養から外れて厚生年金に加入しても良いかもしれませんね。
まとめ
独身の人、結婚した人、小さい子供がいる人、ある程度手がかからなくなった子供がいる人、その人それぞれで働き方が異なってきます。転職する際は、まず「自分が無理なく働ける」ということを重点的に考えて仕事を選んでみるのも1つの手かと思います。今回お伝えした内容を踏まえてじっくり考えてみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月19日時点のものです)