家計簿をつけてしっかりお金を管理したい!と思っていませんか?そこでおすすめなのが、エクセルで作る家計簿。一度計算式を入れてしまえば、あとは毎日のお金の出入りを入力するだけで、簡単に現状を把握することができます。そこで今回は、エクセルで作る家計簿のメリットや、簡単な作成方法についてお伝えします。オリジナルの家計簿なら、きっと毎日の入力も楽しくなりますよ!
家計簿はエクセルで作れる!
オリジナル家計簿で楽しくお金を管理する方法
2020年3月13日
エクセルで家計簿を作るメリット
エクセルで家計簿を作ることのメリットは大きく3つあります。
1つめは、自分の要望や好みに合わせてカスタマイズできること。既成の家計簿にはないような項目も自由に設定できますし、フォントや背景色などビジュアルにこだわった家計簿を作ることも可能です。
2つめは、最初の準備さえ整ってしまえば、集計ミスがないのも大きなメリット。自力で計算する手間も省けるので、より続けやすくなります。
3つめは、「こんな計算がしたい」「グラフで見られたらいいのに…」など、徐々にエクセル家計簿に求める要望が増えてくることです。要望を自分で調べてこなしていくうちに、エクセルのスキルアップも期待できるでしょう。
エクセルで家計簿を作ろう!
それでは、エクセルで家計簿を作る際のステップを確認していきましょう。
事前準備
まず、家計簿作りで必要なのは仕訳する項目を決めることです。収入と支出に分けて、必要な項目を決めていきましょう。このとき、あまり細かく分けてしまうと、毎日の入力が面倒に感じてしまうことも。最初はあまり細かい分類はせず、水道代・電気代・ガス代は「水道光熱費」としてまとめるなど、ある程度おおまかに設定することが長続きの秘訣です。
そこで、一般的に使用される項目をご紹介します。各家庭によって必要な項目は異なりますので、ご自分のケースに当てはめて考えてみてください。もちろん、後から追加することもできますので、最初は無理のない範囲で始めてみましょう。
★収入
・繰り越し…前月からの繰越金
・給料…給与、ボーナスなど
・臨時収入…還付金、懸賞金、サイドビジネスなど
★支出
・住居費…家賃、住宅ローンなど
・食費…食材、外食
・水道光熱費…水道代、電気代、ガス代
・通信費…固定電話代、携帯電話代、インターネット接続料など
・日用品費…日用雑貨など
・交通費…電車代、バス代、タクシー代など
・車両代…自動車ローン、自動車保険、駐車場代など
・保険…生命保険料、自動車保険料など
・交際費…お中元、お歳暮、冠婚葬祭、その他おつきあいに関わる費用
・レジャー費…趣味に関する費用など
・医療費…治療費、薬代など
・小遣い…家族のお小遣い
・教育費…保育料、学費、習い事、塾、学用品など
・衣服費…洋服、靴など
・税金…固定資産税、住民税など
・貯金…貯金する金額
・その他…上記で分類しきれない費用
初めに作るべき1ページとは
項目が決まったら家計簿を作成していきますが、まず必要なのは、日々の収支を入力することで1ヵ月のお金の出入りを管理するための表です。年単位の一覧は、数ヵ月分の実績ができてからでも遅くはありませんので、まずは月単位の表作成から始めてみてください。
また、エクセルで家計簿を作る方法は複数ありますが、特に難しい関数を覚える必要はありません。ほとんどは四則演算とオートSUMが使えればOK。
では、オートSUMだけを使用した家計簿の例を見てみましょう。
日々の収支が入力されると、「0」と表示されている部分に合計金額が表示される設定になっています。これだけでも、今月は何にどれくらいの金額を使っているかがわかりますので、まずはシンプルな家計簿からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
慣れてきたら自由にアレンジ
家計簿の入力が続いてくると、お金の出入りが数字で見えるようになるので、「この項目の出費を減らしたい」「ここはもっと支出を削れるのでは?」などと具体的な提案が生まれることが多々あります。また、「こうなったらもっと便利なのに」「こんな数字が知りたい」など、家計簿そのものに対する前向きな要望も発見できるようになるでしょう。そこで、より快適な家計簿を作るアイデアをいくつかご紹介します。
節約ポイントを見つけたら
出費を減らせそうな項目を見つけたら、より細かく管理することで内訳を把握してみるとよいでしょう。たとえば、食費が多いなと感じたのであれば、食費として入力しているものをさらに分類してみてください。食事のための食材や外食、嗜好品などに分けることでより明確な支出を把握でき、節約できる部分と節約が難しそうな部分を見極めることができます。
家計簿をもっと使いやすく
今回ご紹介したのはSUM関数を使った家計簿ですが、慣れてきたらほかの機能を併用してみてください。設定した目標値をオーバーした場合に表示の色を変える設定をしたり、入力した計算式を誤って消去しないようにセルを保護したりなど、ちょっとした工夫でより快適な家計簿になります。また、1ヵ月の合計金額が年単位の家計簿に自動で反映するように設定しておけば、転記ミスする心配もなく、簡単に年間の収支が把握できるようになります。
今回は、エクセルで作るオリジナルの家計簿についてお伝えしましたが、まずは、最小限の機能を取り入れた原型作りから始めてみてはいかがでしょうか。数ヵ月続けられれば、モチベーションもアップしていろいろなアイデアが生まれてくるはずです。そして、家計簿が楽しくなればきっと節約効果にもつながるはず。
最初から頑張りすぎないことが長続きの秘訣ですよ!
(※本ページに記載されている情報は2020年3月13日時点のものです)