賃貸物件を借りる場合、できる限り安く借りたいですよね。何も知らずに借りてしまうと高い費用を出してしまうことにもつながります。賃貸物件を安く借りる方法について知っていれば、費用負担を軽くできます。賃貸物件を安く借りるための方法やポイントを解説していくので、借りる際の参考にしてください。
賃貸物件を安く借りたい!
安くする方法やポイントとは
2020年3月11日
賃貸物件を安く借りる方法
賃貸物件を安く借りる方法について知ることで、実際に安く物件を借りることができます。安く借りるための方法には以下のような方法があります。
家賃交渉
家賃の値下げはできないと考えている人は少なくありません。しかし、賃貸物件の家賃の値下げ交渉は可能です。
家賃値下げに関しては、必ず値下げしてもらえるわけではないものの交渉に成功すれば、7万円以上の物件であれば5,000円、7万円以下の物件であれば3,000円程度値下げしてもらえる可能性もあります。
長期間に渡り賃貸物件を借りる場合、ひと月あたりの家賃が安くなれば、大きな金額になるので家賃の交渉は行うようにしましょう。
敷金・礼金の値下げ交渉
敷金は何かあった時の保証金となるお金です。例えば、借主が家賃を滞納して払ってくれない場合、敷金から精算するなどの目的があります。また、退去時の原状回復費用として使われることが多くなっているため、敷金を少なく納めていると、退去時に高額な原状回復費用を請求されることがあります。
対して礼金は、家主へのお礼金であり、「部屋を貸してくれてありがとう」というニュアンスで支払います。しかし、礼金には敷金のように明確な目的がないため、敷金よりも礼金を下げてもらうように交渉することをオススメします。
敷金・礼金などの初期費用を抑えた物件を探す
初期費用が高いほど入居者がつきづらい傾向にあるため、人気のエリアや新築物件など築年数の浅い物件を除き、駅から遠い立地、ライバルとなる賃貸物件が多い条件下であれば、他の賃貸物件との差別化を図るために敷金や礼金を上げている物件は少なくありません。
閑散期を狙って賃貸契約を行う
賃貸契約の1月~3月は繁忙期となるため、初期費用などは下がりにくくなっています。しかし、5月~8月と10月から年末に関しては、賃貸契約の閑散期となるため、交渉次第で初期費用を下げてくれる場合があります。
仲介手数料が安い不動産会社や物件を探す
物件を仲介してくれる不動産会社に支払う費用が仲介手数料となります。仲介手数料の相場は、家賃の0.5カ月から1カ月が目安です。最近では、仲介手数料が家賃の半額以下の不動産会社が増えており、インターネットからでも簡単に検索することが可能です。
また、賃貸マンションやアパートを所有している大家さんや不動産会社から直接、賃貸物件を借りると仲介の必要がなく、仲介手数料が発生しません。不動産ポータルサイトで賃貸物件の詳細を確認してみると、項目の中に取引態様という欄があります。
そこに「貸主」と明記されていたら、大家さんや不動産会社が所有する物件を直接入居者に貸すことを意味します。こうした物件を借りれば、仲介手数料が発生せず、安く賃貸物件を借りられます。
賃貸物件を借りる際に必要な初期費用とは
賃貸物件を借りる際には、初期費用にどの程度の費用がかかるのか知ることが大切です。
賃貸物件の契約時に必要となる主な費用は以下の通りです。
項目 |
内容 | 費用の目安 |
敷金 | もしもの事態への担保金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
礼金 | 大家さんへの謝礼 | 家賃の1~2ヶ月分 |
入居月の日割り家賃 | 入居日から月末までの月の 家賃を日数で割った費用 |
家賃÷月の日数× 入居した日数 |
翌月家賃 | 来月の家賃の前納 | 家賃1カ月分 |
仲介手数料 | 賃貸物件を仲介した 不動産会社へ支払う費用 |
家賃の0.5カ月 から1カ月 |
鍵交換費用 | 玄関の鍵一式を交換する費用。 交換しなければ無料 |
2万円~3万円 |
火災保険料 | 火災保険に加入する場合に必要な費用 |
2年契約で2~3万円 |
あくまでも目安の費用であるため、費用については前後する場合はあります、しかし、大まかな費用の目安にはなるので、借りたい賃貸物件の家賃で計算してみましょう。
こうした初期費用だけで数十万円の支払いが必要な場合もあるため、少しでも安く借りたいと考えるのであれば、解説したような安く借りる方法を実践しましょう。
賃貸物件を借りる際の注意点
賃貸物件を借りる際の注意点には以下の通りです。
部屋を探す時
賃貸物件を借りる際には、賃貸物件に求める要件についてしっかりと考えてから、物件を探すようにしましょう。その際には、間取りや設備だけでなく賃貸物件の築年数も考慮する必要があります。条件を満たしていても、古い物件の場合は耐震基準を満たしているか確認が必要です。
不動産会社への来店時
不動産会社へ来店した際には、必要な条件はすべて不動産会社に伝えることが必要です。条件を明確につたえないと、自分の希望に合うような物件を紹介して貰えません。
紹介してもらった物件について、自分の希望を満たしていない場合は、他の不動産会社に来店すると希望の物件が見つかることがあります。
また、このような来店時には予約を入れておくと、不動産会社が部屋をリストアップしてくれるなど円滑に話が進むため、来店する際には予約を忘れずに行いましょう。
賃貸物件内見時
内見時は、事前に部屋の間取りを画面や紙面で確認しています。しかし、実際確認するとイメージと違う場合もあるため、間取りを隅々まで確認し、イメージ通りなのか確認しましょう。
また、内見時は部屋の内装だけではなく、周辺の確認も重要です。部屋が希望通りでも、最寄り駅まで遠い、道路が近くにあり騒音がひどい、などといったこともありえるので、念入りに確かめることをオススメします。
契約時
部屋が決まり、契約段階になった際は、重要事項説明の特約には注意が必要です。借主が退去時のクリーニング代、鍵の交換費用などを支払わなければならない場合もあるため、納得いかなければ条件の変更を不動産会社に相談してみましょう。
契約時にはさまざまな書類の用意が必要となるので、書類に不備や準備忘れがないようにする必要があります。貸主からの賃貸契約解除の要件をしっかり確認しておき、後々トラブルにならないようにしましょう。
また、同居やペットの可否など禁止事項については物件ごとに異なるので、気になる点があれば確認しておくと、禁止事項に抵触し契約解除される事態を防げます。
賃貸物件を借りるにはある程度の費用がかかります。しかし、その費用に関しては安くすることができるため、今回解説したような方法で賃貸物件を安く借りましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月11日時点のものです)