30歳までに1,000万円貯めよう!そう思っても、具体的に何をしたらいいのかわからず、低金利の預貯金口座に預けたまま・・・という方も多いのではないでしょうか。目標を決めたのであれば、それに向かってどう行動するべきかを考えることが大切です。その行動の源となる「貯金を増やすコツ」についてご紹介します。
30歳までに1,000万円ためる
「貯金を増やす5つのコツ」
2020年3月2日
まずは貯金の目的および目標を定める
何についても言えることですが、行動を起こすにあたっては、その目的もしくは目標をきちんと明確にすることが一番重要です。
例えば「30歳までに1,000万円貯める」とします。では、その貯めた1,000万円をあなたはどうしますか?「結婚資金にする」、「住宅を購入する頭金にする」など目的は色々あるでしょう。ゴールに対してどうするか。その目的を明確にしておくことで、モチベーションが継続されるのですから、ここはブレずに押さえておくべきです。もちろん「貯めた資金を元手に、40歳までに2,000万円貯める」という考えもあってもよいと思います。自分の人生の中でしっかりした「軸」を持つことが大切です。
衝動買いは禁止
「衝動買いの禁止」は、お金を貯めていくと決めたのであれば、常に頭に置いてもらいたいポイントです。例えば行きつけのセレクトショップに行くとしましょう。気に行ったお洋服が目についたとします。今までであれば、迷わず購入していたものかもしれませんが、ここで一歩止まってもらいたいのです。そのお洋服は本当に今のあなたに必要なものでしょうか?家のクローゼットの中に似たようなお洋服がありませんか?さらに言えば、そのお洋服を買うことで、コーディネートの幅がどのくらい広がるものでしょうか?一旦冷静になって家に戻り、そのアイテムが本当に必要かどうか考えてみましょう。それでもなお、必要と思うのであれば、後日お店に行って購入するとよいでしょう。そこでもし、売り切れていた際は、縁がなかったと割り切ることも必要です。
給料天引き制度を上手に活用する
手元にお金があると、ついつい使ってしまうものです。貯金しようとおもったのであれば、お給料を受け取る際に、まずはその分を先に貯金に回し、使えないようにしてしまいましょう。こうやって強制的にお給料の一部を貯金に回すことで、日々の生活費の節約につなげることもできます。「使ってしまった残りを貯金する」のではなく、「最初に貯金に回し、残りの費用で生活する」という考えに変えていきましょう。
支出内容を見直す
まず、2~3ヵ月でいいので、毎月の支出を書き出してみましょう。そうすることで、お金の流れが把握できます。お金の流れが把握できれば、次はその内容を見直してみましょう。特に見直しの効果が高いのは「固定費」です。携帯電話の毎月の使用料などはその最たるものです。世の中には費用削減についての情報が溢れています。しかし、「よくわからないから・・・」といって実行に移せずにいる人が大半ではないでしょうか?
わからないのであれば、まずは実践してみることも大切です。結果として思ったような削減効果が得られなかったとしても、それは今後の教訓として役立ちます。電気料金やガス料金でも同じことが言えます。お得な情報があるのであれば、まずは実践してみましょう。「いつかやる」ということは、「いつまで経ってもやらない」ということです。そのことを肝に銘じておきましょう。
資産運用を始めてみる
貯金をするといっても、普通に銀行に預けていたのでは今の日本では金利は0.01%しか付きません。30年程前であれば6~7%の金利水準だったこともあり、「銀行に預けていれば10年で倍になる」こともありました。
しかし、今は違います。預けていてもお金が増えないばかりか、消費税のアップや物価の上昇などで、今持っているお金の価値はどんどん減少していくのです。今、日本では国を挙げて今までの預貯金体質から運用体質へ変えていくよう、いろんな施策を打ち出しています。つみたてNISAなどはその代表的な例と言えます。これからはただお金を金融機関に預けるのではなく、「お金に働いてもらう」という考え方に切り替えることが大切です。
消費税や物価はどんどん上がるのに、収入(お給料)は増えない。そんな時代だからこそ、自分で考えながらお金を増やしていくことが必要です。まだまだ運用に抵抗がある人は多いと思いますが、現状をしっかりと把握し、上手にお金に働いてもらう工夫を身近なところから実践していくようにしてください。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月2日時点のものです)