景気が良くなっていると言われている中、給料はなかなか上がらない。それでも生活のためにはお金も使います。上手にやりくりをすれば、貯金も増えるし節約術も身に付きます。今回はちょっとしたコツで少ない給料でも上手に貯金できる方法をお伝えします。
少ない給料でも大丈夫!
やりくり上手で貯金UP!
2020年2月29日
貯金のための4つのコツ
実は、貯金をするにもコツがあるのです。むやみやたらに「貯めよう」とすればなかなか上手くいかないこともあります。まずは一般的4つの貯金のコツをお伝えします。
先取り貯金
「先取り貯金」とは、給料が入ってすぐに貯金する分を抜き取っておく貯金方法です。そして先に抜き取った分は「貯金口座」に入れておきましょう。「先取り」ですのでこのお金はなかったものとして生活費のやりくりをします。その分少なくなってしまいますが、貯金は貯まるのでがんばってやりくりしましょう。
口座は3つに分ける
貯金の口座は3つに分けることが理想です。3つが苦しければ2つでもよいでしょう。1つ目は「貯金」のための口座、2つ目は「投資」のための口座、3つ目は「税金」のための口座。
1つ目は、やはり「貯金」が大切ですね。なにかあった時のためにすぐに使えるお金も必要です。お金を貯める専用の口座を作りましょう。
2つ目は「投資」の口座。お金を貯めるのは1つ目の口座で既にありますが、こちらは「お金を増やす」ための口座にします。株式投資やiDeCoなどさまざまな投資方法がありますね。今は少額から毎月積立てもすることができますので、ぜひ「投資」の口座を作ってみてはいかがでしょうか。
3つ目は「税金」の口座。会社員で働いていれば会社を通して源泉徴収をしてくれますが、自営業の人は確定申告をしなければなりません。利益が出ていれば税金も支払わないといけません。「税金専用」の口座を持っていると安心ですね。
3つ目の税金の口座が必要ない、という人は「趣味」の口座としても良いですね。自分が没頭しているもののために使うお金の口座。「あれが欲しい!」と思った時にすぐ使えるお金があると嬉しいものです。「趣味専用」口座を作っておくのも良いかもしれませんね。
手数料のかからない時間帯に
「あ!お財布の中にお金がない!」という時、ありませんか?夜でもATMは開いていますが、実は「時間外手数料」を取られているかもしれません。通常、大手の銀行でしたら朝8:45~18:00までは、「ATM手数料無料」の時間帯となっていることが多いです。それ以外の時間にお金を引き出せば、うっかり「時間外手数料」を支払うことになってしまいます。
「別に110円くらいいいよ」と思うかもしれません。しかし、この110円を利息のみで増やすのはとても長い時間がかかります。
なるべくATMの時間外手数料のかからない時間にお金を引き出すようにしましょう。
ATMに行かない
先ほど「時間外手数料」のお話をしました。そもそもATMに行ってお金を引き出さなければお金は使いません。給料日後1回のみ!と自分で予算を組んでお金の引き出しをすれば、残りは貯金に回せます。
1ヵ月の食費や光熱費の予算を組んでから1回のみ、お金を引き出すようにしましょう。
世帯別やりくりのコツ
人生のその時々でやりくりの方法も変わってきます。先ほどの4つのコツを踏まえて世帯別のやりくり方法をお伝えします。
独身の場合
独身の内が貯金をする最大のチャンスです。自分の事だけにお金が使えるからです。また、実家暮らしの場合でしたら、ある程度お金を家の人に渡したら全額自分のものになる人も多い事でしょう。家賃や光熱費などほとんどかからない分、独身の内にお金を貯める習慣・投資をする習慣をつけておくと良いでしょう。
既婚者の場合
ここでは既婚者でも「子供のいない夫婦」でお伝えします。まずは、家計を一緒にしましょう。夫と妻、両方働いていると、家計は別々で考えがちになってしまします。しかし、夫婦ですのでお金の話もオープンに。お互いの事を考えて家計をオープンにし、今後どのような方向で一緒に歩んでいくのかじっくり話し合いたいものですね。
例えば、貯金はまずいくら貯めたい、旅行は年に2回行きたいから予算はこのくらい、食費は月にいくら、など目的別にお金の目標を決めると話し合いやすいかと思います。
子供がいる場合
子供を育てるにはとてもお金がかかります。子供のいない内から貯金ができていればよいのですが、そうでない場合もあるかと思います。まず、子供が小学校に入る前までが「貯め時」です。できれば共働きで働いていたほうがより一層貯金をすることができるかと思います。
なぜ「小学校に入る前」なのでしょうか?それは、比較的習い事をしていなかったり、電車に乗る時も無料だったりさまざまです。小学校によっては制服が決められていたり、私立であれば学費も公立に比べて高くなりますね。できる限り小学校に入る前に貯められるだけ貯めておきましょう。
習い事に関してですが、「限定して」習い事をするようにしましょう。例えば、子供のやる気がない、という習い事は思い切って辞めさせることを考えておくのも重要です。また、子供が疲れていないか?も重要になってきます。スポーツ系の習い事を2つ以上しているなどありませんか?子供が疲れて休みがちになっているものなどあれば1つに絞ってみるのもよいかもしれません。無理なく楽しく習い事に通ってもらいたいですね。
副業も考えてみる
メインの仕事だけでは「給料が足りない」という場合、副業を考えてみても良いかもしれません。例えば、週1でできる単発の仕事もありますし、ネットでできる仕事もあります。インターネットが普及した世の中ですので非対面で仕事を受注できることも可能になりました。一度考えてみても良いかもしれませんね。
まとめ
まずは「貯金専用口座」で集中的にお金を貯めることにしてみましょう。この「貯金専用口座」は絶対に引き出さない!という決意の下、別のお金でやりくりすることが大切です。例えば、ATMがとても遠い場所にある、定期預金にしてすぐ引き出せないようにする、など対策はたくさんあります。コツを掴んで貯金上手になりましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月29日時点のものです)