転職、結婚、出産、子どもの進学、マイホーム購入など、この春に新生活を始める方も多いと思います。何かと家計に負担がかかるこの季節。フリマアプリで要らないものを売ってはいかがでしょうか。最近スマホ決済に対応したフリマアプリも登場し、各社が多彩な独自サービスを行っています。代表的なフリマアプリの特徴を知ってお得に新生活を迎えましょう。
フリマアプリを徹底比較!
上手に活用して新生活を迎えよう
2020年2月27日
フリマアプリ大手5社の出品サービスの特徴
1.メルカリ
7,500万ダウンロードを突破している「メルカリ」は、ユーザー数が多いので「どんなものでも売りやすい」アプリです。そのため、競争も激しいので、商品を美しく写真にとるなど、購買意欲をそそる工夫が必要になります。
販売手数料は10%(取引成立時のみ)になります。販売代金の引き出しには、銀行口座への振り込みの場合1回200円がかかります。(「お急ぎ振込」は別途200円が必要)。
また、街中やネットで使えるスマホ決済サービスの「メルぺイ」へのチャージは無料です。
送料は出品者負担と商品着払いから選択可能です。
メルカルには独自のサービスも多くあり、例えば、家具などの大型商品の集荷・梱包・搬出を宅配業者にお任せできる「大型らくらくメルカリ便」などがあります。また、全国一律料金・匿名配送の「らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)」と「ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)」など配送も便利です。
2.ラクマ(旧フリル)
2,000万以上ダウンロードされている「ラクマ」は楽天が運営するフリマアプリです。
もともと「フリル」という女性向けのフリマアプリだったので、客層は女性が多く、ファッション用品やコスメ関係の出品が多いのが特徴です。
ラクマは他のフリマアプリに比べ、販売手数料が3.85%と安いので、売る商品の値段が高いブランド品を出品するとお得です。
販売代金の引き出しには、銀行口座振り込みは1回あたり210円かかります。ただし、1万円以上を楽天銀行に振り込む場合や、楽天キャッシュへのチャージは無料です。チャージしたキャッシュは楽天Peyでネットや店舗で使うとお得になります。
全国一律料金・匿名配送の「かんたんラクマパック(宅急便・ゆうパック)」のほかに、商品サイズに合わせてさまざまな配送方法が選べます。
3.ヤフオク!
1999年9月からサービスを開始している「1円入札」で知られる「ヤフオク!」は、マニアックな商品や洋服をまとめ売りといった、自分では値付けしにくいものを売るのに向いています。
「ヤフオク!」では出品者負担と購入者負担の2種類が選べ、全国一律の匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」とおてがる版「ゆうパック・ゆうパケット」をはじめ、多彩な配送方法があります。
販売手数料は10%(Yahoo!プレミアム会員は8.8%)。Yahoo!JAPANIDと「PayPay」を連携させれば、 売り上げをPayPayに無料でチャージでき、「PayPay」での支払いも可能です。販売代金の引き出しは、ソフトバンク系列のジャパンネット銀行への振り込みは無料ですが、指定銀行口座への振り込みは1回あたり100円が必要です。
4.PayPayフリマ
「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」はヤフーが運営するフリマアプリです。
「PayPayフリマ」は取り引きがPayPayだけで完結するところが、「ヤフオク!」とは違います。
販売手数料は10%ですが、期間限定でPayPayライトボーナスの還元セールを行うので、うまく利用することで、実質手数料は10%以下となることがあります。 販売代金の引き出しはジャパンネット銀行への振込とPayPayへのチャージが無料となります。 指定銀行口座へ振り込みする場合には、1回100円がかかります。
配送方法は出品者負担で匿名配送となり、全国一律送料となっています。「PayPayフリマ」のおすすめポイントは、値下げ交渉が簡単なことです。 購入希望者が値下げ希望額を入力する「価格の相談」の機能を使い、提示された金額に同意ボタンを押すだけなので、コメントをやりとりするわずらわしさがありません。
5.モバオク
運営実績15年のブランド品から車まで扱う「モバオク」は、330円の月額手数料を支払えば、出品手数料と販売手数料はかかりません。ですが、売り上げをチャージできる電子マネーはありません。
また、取引ごとに200円を支払う決済代行サービス「モバペイ」を使うと、オークションの取引におけるユーザー間のお金の流れを、代行会社が取り持ってくれるため、「入金したのに商品が届かない」「発送したのに入金がない」といったトラブルがなくて安心です。「モバオク」は月額手数料が必要ですが、定額で無制限に出品できるので、大量に出品する人に向いています。
送料は購入者負担。匿名配送には対応していないので注意が必要です。
フリマアプリはスマホ決済サービスに注目!
これからは、大手フリマアプリサービスと、スマホ決済サービスの連携が進みます。2020年2月4日、メルカリ・メルペイ・NTTドコモ(d払い)の3社の業務提携が発表されました。
「メルカリ」の利用でdポイントが貯まる、dポイントが使えるサービスや、「メルペイ」ウォレットと「d払い」のウォレットの電子マネー残高やポイント残高の連携など、さまざまな新サービスが予定されています。
「どこのフリマアプリが一番高く売れる?」だけではなく、「一番スマホ決済がお得なフリマアプリはどこか?」は、これからのフリマアプリを選ぶポイントになるでしょう。
みなさんもフリマアプリを使って、かしこく新生活を楽しんでください。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月27日時点のものです)