子供のお小遣いっていつから?もう他のご家庭では渡しているのかしら?というお悩みはありませんか?お小遣いはお金を知る良い機会。子供のマネー教育について親子で一緒に考えましょう。
子供のお小遣いっていつから?
小学生から始めるマネー教育
2020年2月20日
子供のマネー教育はいつから始めるの?
子供のマネー教育を始めるのにあまり年齢は関係ありません。一緒にお買い物に行って、お金でモノを買うところを見せることも「マネー教育」の一環になります。でも実際、いつからお金を持たせるのか?お小遣いをいつから渡せば良いのか?という疑問はありますよね。
1つの基準として、「小学生」からがおすすめです。なぜなら、算数の勉強が始まるからです。足し算、引き算は計算の基本。お金の基本の1つも「計算」です。実際に駄菓子屋さんなどで「100円でどのくらい買えるか」など一緒にお買い物をしてみると良いですね。
お小遣いはいくら?
では、お小遣いはいくらにすれば良いのでしょう。ご家庭によって事情が異なることはあるかと思いますが、「学年×100円」の金額がわかりやすいお小遣いの相場かと思います。
小学1年生なら100円、小学3年生なら300円、小学6年生なら600円。これなら兄弟がいるご家庭でもケンカすることなく決定できる金額ではないでしょうか?お小遣いを毎月の定額制にすれば、親も管理しやすいのもポイントです。
マネー教育にお小遣帳は必要?
子供のマネー教育において、お小遣帳は必要?と思う人もいるかと思います。親が実際、家計簿をつけているご家庭であれば教えることもできるでしょう。
しかし、親が家計簿をつけていないご家庭であれば教えていくのもなかなか難しいものです。お小遣帳の使い方は、
①買ったものと金額を記入する。
②最初にあった金額から使った金額を引いて計算して記入する。
③お小遣帳の金額と実際の金額が合っているか確認する。
すべては難しくても、①だけでも一緒にしてみてはいかがでしょうか。小学校低学年であれば、渡す金額も少ないので記入する内容も少ないかと思います。
何に使ったのかを後から調べてわかるようにすれば、必要ないものだったかな?ということを考える機会の1つにもなりますよ。
銀行口座を作りに行こう
お年玉をもらったら子供たちはお金持ちになった気分になりますね。お年玉の使い方は、基本子供たちに任せるのが一番良いかもしれません。このタイミングで、子供のマネー教育のために、一緒に銀行口座を作ることを提案してみましょう。
銀行へは親と一緒に行くことはあっても、銀行口座を自分のために作るという経験はなかなかありません。でも、ここで自分専用の銀行口座を持たせることにより、銀行の窓口の人とお話することや、自分でお金を出して入金することを通じて、これから関わりが多くなる銀行について、身近に感じることができます。
親が先回りして口座を作るのではなく、一緒に作って体験させるマネー教育をしてみませんか?
お金のルールを決めよう
低学年のうちは、お菓子やキャラクターグッズなど、金額の小さいものしか欲しがらない子が多いかと思います。
しかし、学年が上がるにつれて、友達との交流もだんだん増えてくることで、お金の使い方も複雑になってきます。そのため、子供とお金のルールをしっかり決めて、トラブルを避けることを考えていきましょう。
ルールの例として、次のようなものが挙げられます。
①お金の貸し借りはしない
大人にも当てはまりますね。借りた、貸した等は不要なトラブルを起こす原因となります。あらかじめ、子供には「お金を貸して」と言われたら「無理」と断れるように教えておきましょう。
また、自分から友達に「お金を貸して」と言わないように日々のコミュニケーションを取っておきましょう。その時に何が必要か、何が必要でないのかをさりげなく伝えたり聞いたりすることが重要になってきますね。
②プレゼントはお誕生日など特別な日だけ
「私、お金持ってるから」といってお菓子など友達の分も買ってあげてしまうことがあげられます。遊びに出ていく際、お小遣を持ってこない子もいますから、子供は純粋な善意で友達にお菓子を買い与えることもあります。
このような事を防ぐためにも、お誕生日プレゼントや旅行のお土産などは別にして、「お小遣は持っていくのか?持っていくならいくらにするのか?」などを友達の間で決めておくのも大切になってきます。親同士で決めておくのも良いでしょう。
③本当に必要なものかを考える
これは難しいことかもしれません。例えば、鉛筆がなくなったから欲しい場合もあれば、「このキャラクターの鉛筆だから欲しい」という場合もあります。一緒に買いに行くのであれば、一度「どうして欲しいのかな?」と問いかけてみることも大切ですね。
「欲しいから買いたい」ではなくキチンと自分の気持ちで言えるかも含めて、本当に必要なものかどうかを考える機会を持ってみると良いでしょう。
親子で一緒にお金の勉強をしよう
子供のマネー教育も大切ですが、親も知らなければ教えることも難しい時もあるかもしれません。そういう時には親子で受講できるマネーセミナーに参加するのも良いかと思います。
また、FP woman でもお金の教養スクールを開催しておりますので、親自身が学ぶ場も提供しております。そこで学んだ知識を活用してご自身で子供のマネー教育に貢献してみても良いですね。
《最後に》子供が独立した時に困らないように
まだ小さい子供でも月日が経てばどんどん大人になっていきます。周りの環境がどんどん変化していく中で子供同士の付き合いもあり、成長していきますね。
大学生になり、20歳を超えれば親の許可をもらわなくても契約できる年齢にもなりえます。そんな時に騙されたり、流されたりしないようにするためにも、子供の頃からのマネー教育は大事なものとなってきます。
さらに就職・結婚などする年齢になり、もっとお金に関わる機会も増えるかと思います。そんな時に「お金の事を教えてもらっていて良かったな」と思われるようにしたいですね。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月20日時点のものです)